木村俊雄さん 講演「メルトダウンは 津波ではなく 地震で 引き起こされた」
1. 木村俊雄さん "再循環系データ 及び 炉心流量 (ジェットポンプ) データについて" (10月 1日) http://t.co/CylIAylaFL
2013-10-05 21:10:422. 福島第一 1号機の 炉心溶融は、津波ではなく 地震によって 引き起こされたという 真実を、人々と 共有するため この 資料を 作成した。(木村俊雄さん)
2013-10-05 21:13:293. 10月末に、有志の 議員の 人たちと 学習会を 開き その後、国会で 追求していただく 予定を している。(木村俊雄さん)
2013-10-05 21:18:204. また、新潟県 泉田知事の 諮問会で 東電の 公開ヒアリングが 予定されており、元同僚である 東電 安全部の 宮田幸一氏を 逆指名により 呼び出し、その場で この 資料に もとづき 質疑を 行なう。(木村俊雄さん)
2013-10-05 21:26:346. 炉心流量について。 再循環 (PLR) 駆動水は、(炉心上部の 高さにある) 再循環ポンプ入口ノズルから、ジェットポンプを 通って、炉心下部に まわり、炉心を 冷却、最終的に 蒸気となる。 これが 沸騰水型 (BWR) 原子炉の 特徴。(木村俊雄さん)
2013-10-05 21:49:437. ジェットポンプの 流量。 運転時は 1時間あたり 18,000トンの 流量がある。 地震到達後、スクラムにより ポンプが 停止、流量は 減少する。 本来なら この時、自然対流分の 2,000トンで その後の 流量は 一定するはず。(木村俊雄さん)
2013-10-05 21:59:428. しかし、データは 地震到来から 1分 30秒後には ゼロを 指示、炉心内部の 自然対流は その後、停止している。(木村俊雄さん)
2013-10-05 22:11:569. 沸騰水型 (BWR) 原子炉の 特長は、自然対流による 炉心の 冷却。 温度の 違いによる 水密度の 差によって、原子炉下部から 上部への 冷却水 対流を 実現している。(木村俊雄さん)
2013-10-05 22:18:5811. そのため、非常用復水器 (IC) の 戻り管から 再循環配管に 合流する 冷却水も、原子炉下部に 滞留。 炉心の 水の 流れは (水密度の 差により) 上部から 下部へと 逆転する。 この間、わずか 5分だったことが データによって 確認された。(木村俊雄さん)
2013-10-05 22:40:4912. 対流が 逆転した 原因として (原子炉に 接続する) 配管の 破損 あるいは 破断による 圧力低下が 考えられる。(木村俊雄さん)
2013-10-05 22:46:0113. 流量記録計は メインパネル (操作盤) 左側の 中央に 近い 箇所にある。 ただ、原子炉停止後、運転員は リカバリー操作に 追われ、手順書にも、自然循環 収束についての 記述は ない。(木村俊雄さん)
2013-10-05 22:51:1514. 圧力容器 水位計の 誤作動。 炉心の 水位測定は 技術的に 困難なため、シュラウドの 外側で 測定。 (自然対流の 停止から) 炉心内部では 水位の 低下が 起きた 可能性は 極めて 高い。(木村俊雄さん)
2013-10-05 23:20:4415. 運転員が 水位計の 異常に 気付かなかったのは、炉心注水系が 動かされなかった 事実からも 証明できる。(木村俊雄さん)
2013-10-05 23:23:5716. これが、事故を 深刻化させ 加速化させた、最初の トリガー (引き金) となる 挙動だった。配管破断により 炉心溶融へと 至る この シナリオには、加圧水型 (PWR) 沸騰水型 (BWR) の 差異は 関係が ない。 (木村俊雄さん)
2013-10-05 23:31:0717. 圧力容器 周囲には 数10本の 配管 (計測用 その他) が 繋がっている。 (今回の 事故を 引き起こした) これら 配管の 耐震性評価が 確実に 行なわれない限り、原子力発電所の 再稼働など あり得ない。(木村俊雄さん) (了)
2013-10-05 23:39:47(参考) 木村俊雄さん "公開された 過渡現象記録装置データについて" 本文 プチまとめ http://t.co/8ODNnHnEtE
2013-10-05 23:44:17東京電力 宮田浩一氏 2011年 原子力設備管理部 原子炉安全技術グループ マネージャー 2012年 原子力品質・安全部 原子力安全グループ マネージャー 原子力学会 会員
2013-10-07 13:56:04雑誌 岩波「科学」11月号、木村俊雄さんの 論文「地震動における 福島第一 1号機の 配管漏洩を 考える」 補足 ウェブ資料の ページ http://t.co/mcYA1Tc3u1
2013-11-05 23:35:14