〜ごきげんよう劇場「父娘シリーズ」〜

キリン @NAMARIKIRIN

娘「車で送っていけ」 父「どこに行くんだ？」 娘「プレゼントを買いに中心街まで」 父「ほう、俺の為か」 娘「母のためだ。明日結婚記念日だからな」 父「それって俺にも何か無いとダメじゃね？」 娘「貴様は娘と一緒にお出掛けが既にプレゼントだろう」 父「悔しいがその通りだよおおお！！」

キリン @NAMARIKIRIN

父「母さんに買い物頼まれたから行ってくる」 娘「どこまで行くんだ」 父「母さんの下着買いに街まで」 娘「大層なものを頼まれたな。本当に買ってきたら貴様を勇者と認めよう」 父「買ってきた」 娘「おお勇者よ、本当に買ってきてしまうとはなさけない」 父「ついでにお前のも」 娘「返品だ今すぐ」

キリン @NAMARIKIRIN

父「今から魚を捌く」 娘「やったことあるのか」 父「前世は魚だったからな」 娘「やられる側だったか」 父「片方捌かれた後、水に入れられて泳がされたりした」 娘「あれ貴様だったのか」 父「それはそうと、捌いたことない」 娘「無いんじゃないか」 父「このまま食おうぜ」 娘「塩焼きが好きだ」

キリン @NAMARIKIRIN

娘「大掃除をするぞ。貴様は……」 父「俺はこのゴミ袋の中に入っていればいいのか」 娘「どうして大掃除をやる前から泣いているんだ」 父「お前も父を年末に捨て残したゴミ扱いするつもりだろう！　古雑誌みたいに！」 娘「私がそんなベタなことをするハズがない」 父「と言いつつそのゴミ袋はオイ」

キリン @NAMARIKIRIN

父「お年玉だ」 娘「ありがたく」 父「ただし！　俺の尊敬出来るところを10コ述べよ。そしたらあげる」 娘「くッ……！　今年はお年玉を諦めなければならないのか！！」 父「いや諦めるの早すぎない？　ホラ膝から崩れ落ちてないでさ」 娘「尊敬なんて皆無……うおおおう」 父「えぇ～号泣するとこ？」