- ryuuseikick
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スターリングは秘密の釣り場でチャンネルナマズを釣る。原作では「水路(チャンネル)ナマズ」と表記されてるけど、いわゆるアメリカナマズのことらしい
2014-01-09 19:02:05実は、ナマズが掛かる前に、釣り人のおじさんに声を掛けられるシーンがある。このあたりでナマズが釣れそうな場所はないか、というわけだ。スターリングは悪いと思いながらも、とぼける
2014-01-09 19:04:09というのも、そこが秘密の釣り場であることはもちろんだが、今日は母親に喜んでもらうためにどうしてもナマズを釣らなければならない、という事情があったからだ
2014-01-09 19:05:34この、どうしてもウソをつかなければならない事情というのは、放送を見始めた昔からよく理解できた。釣り人のおじさんがいい人なだけに、スターリングの気持ちもよく解かるのだ
2014-01-09 19:10:14大物のナマズを釣り上げて帰る途中で釣り人のおじさんに再会する。ナマズを見た釣り人は、さっきスターリングがウソをついたことを察するが、怒ったり皮肉をいったりしない。「今日だけ君の秘密の釣り場を貸してくれないか」とお願いするのだ。
2014-01-09 19:15:20もちろん、スターリングの荷物(ウソをついたこと)を軽くするためには釣り人のおじさんが”良い人”である必要はあるが、そういった計算を超えて、見ている方は気分がよくなる
2014-01-09 19:20:59世の中にはいろんな大人がいて、嫌な人も多いだろう。しかし、自分を子供だからといってバカにすることもなく、敬意をもって接してくれる大人がいる、と知るだけでも世の中を信じていけるのだろう
2014-01-09 19:24:53しかし、ここで気分が晴れ晴れするのも、ある意味、前フリでしかない。帰宅するとキッチンテーブル上の珈琲カップが横倒しになったままなのだ
2014-01-09 19:27:36食器がひっくり返ったまま、というのはとてもオーソドックスな表現方法だけど、家の中でそれが放置されたままというのは、突発的に不吉なことが起こったことに違いないからだ
2014-01-09 19:29:45案の定、母親が倒れて、もう助からないだろうということをスターリングは知ることになる。実は家族は薄々知っていたのだけど、スターリングには知られないようにしていたのだ
2014-01-09 19:31:09ところで、今回のナマズ釣りのエピソードはけっこう原作の表記に忠実に再現されてる。野いちごを食べるシーンや、初めてラスカルがイチゴソーダを飲むシーンなども原作にある
2014-01-09 19:32:02ラスカルが川でザリガニを捕まえたり、大ナマズとの格闘なども原作通り(釣り人のおじさんは出てこないが)。しかし原作では、スターリングが釣りにいく途中に母親のお墓に寄るシーンがある
2014-01-09 19:34:10#15 アリスと友達になれたらなあ
今日のラスカルはブレールスフォードに新しい駅長さん一家がやってきた、という話。ここで同い年のアリスと仲良くなる。ボーイ ミーツ ガールですな。ところがアリスは原作には出てこないキャラクター
2014-01-23 03:03:48どうせ学校で同じクラスになることはわかってるけど「ラスカル」では少年と少女の出会いにちょっとした工夫がある。パンをくわえて「遅刻遅刻ー」と走ってたら街角でぶつかって、それがクラスの転校生・・・ってことはないw
2014-01-23 03:07:53映画でも小説でも漫画でも、ラブコメディにおいて男女の出会いのシーンはみんなそれなりに考える(はず)。「セレンディピティ」では貴重な古書が小道具だったかな
2014-01-23 03:09:26それで思い出すのがビリー・ワイルダーのアイデア。デパートにパジャマの上だけを買いに来た男と、パジャマの下だけを買いに来た女が出会う、っていうw
2014-01-23 03:10:39昔、「跳んだカップル」という漫画(ドラマも映画もあったが)では、不動産の手違いで、高校生の男女がひとつの部屋で生活をしなければならない、という設定だったけど、これ今でいうシェアハウスじゃないか
2014-01-23 03:12:13で、「ラスカル」での工夫というのは、釣りに出かけたスターリングとオスカーが、森で難儀しているおばあさんを助ける。これがアリスのおばあさんというわけ
2014-01-23 03:13:37ところが探しにきた息子(駅長)に、森で迷子になったといいたくないクラリッサばあさんは、スターリングたちが迷子になって、自分が助けたんだと言い張り、スターリングたちにも口裏を合わせるように強要するw
2014-01-23 03:16:30子供たちにとって森は庭みたいなものなので、周囲の人間がおばあさんの話を信じないのが可笑しいw そういう出来事があって、次の日にアリスがわざわざ挨拶にくる、という流れ
2014-01-23 03:18:27期せずして、というかけっこうご都合主義だけど、クラリッサばあさんの、このちょっとトラブルメーカー的なキャラクターのおかげで不自然なく受け止められる。オトコノコにとって可愛い転校生の方から声を掛けてくれるという夢のような展開なのだw
2014-01-23 03:22:23この頃は宮崎駿もがっつり作画スタッフにクレジットされてて、クラリッサばあさんは「ラピュタ」のドーラなんかに影響を与えてるんじゃないかと思ったり
2014-01-23 03:25:48