讃歌"Gloria"で追う音楽史
- musetta_ficta
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20世紀前半、科学や技術そして経済が急速に発展した一方、世界中を巻き込んだ大きな戦争があって、多かれ少なかれ、"不安"や"危機"が社会を覆っていた時代ですね。その時代の"祈り"の音楽と思いながら聞くとひとしおです。
2013-10-09 21:30:24並んでというか私の方が曲数的には知られてると思う…(ボソッ “@musetta_ficta: ちょっと素朴で、なんだか神秘的な感じですね。ヴォーン・ウィリアムズさんって、あんまり日本では知名度が高くない気がするんですが、母国イギリスではホルストさんと並んで有名なんですって。”
2013-10-09 21:33:00プーランクさんについては、実はあまり詳しくはないのですが、この作品はとても澄んだ世界に聞こえました。19世紀とはまた違う、現代人の敬虔さのような。
2013-10-09 21:36:393つ目。 ストラヴィンスキー(1882-1971) ミサ曲(1948)よりグローリア http://t.co/1sfMlzjsNd
2013-10-09 21:38:26ストラヴィンスキーさんといえば、初期の強烈な印象のバレエ音楽が有名ですが、作風を何度か大幅に変えていったことでも有名ですね。このミサはとても新しい響きのような、どこか中世の素朴な響きのような、そんな印象です。
2013-10-09 21:41:30@RVW_bot そうなんですか!日本でももっと取り上げてもらいたいですね。あ、私は昔、合唱でちょっとだけ歌わせて頂きましたよ!
2013-10-09 21:44:034つ目、デュリュフレ(1902-1986) ミサ "クム・ユビロ"(1966)よりグローリア http://t.co/iMZJn3R625
2013-10-09 21:44:49デュリュフレさんの"静かな"レクィエムはフォーレさんのものと合わせて著名ですね。こちらのミサ曲では荘厳な"栄光"と"全能の父"といった言葉、静かな"感謝"や"憐れみたまえ"の世界が対比的です。
2013-10-09 21:50:44続いて、ロイド(1913-1998) 交響的ミサ(1993) よりグローリア http://t.co/hWmxeKMbBR
2013-10-09 21:53:22ロイドさん、今まで知らなくて、今回"グローリア"をテーマに探している中で初めて見つけた方です。タイトルの通り交響的で壮大でとても聴き応えがあります。1993年という、時代の感覚的なものなんでしょうか、すっと素直に心に入ってきてとても感動したので紹介させてもらいました。
2013-10-09 22:01:32さて!ここからは趣を変えて、ちょっとポップなコーナーです♪ バーンスタイン(1918-1990) ミサ(1971)より http://t.co/M9NSMKuuR3
2013-10-09 22:04:37指揮者として、また『ウエスト・サイド物語』や『キャンディード』などミュージカル作品で知られているバーンスタインさんです!ベートーヴェン振ってる時もたまにウキウキな感じですよね♪
2013-10-09 22:09:04後半部分は、中世音楽のあたりでちょっとだけ触れた、トロープス(歌詞追加)です。ジャズっぽい渋い感じのソロになっていますね。
2013-10-09 22:12:07お次はこちら!現役の作曲家さんです ラター(1945-) グローリア(1974) http://t.co/QvDsPfs5cu
2013-10-09 22:13:13そうだ、ラターさんtwitterアカもお持ちです!(スタッフさんが管理されている様子ですが) John Rutter(@johnmrutter)
2013-10-09 22:17:01ラターさん、フォーレさんのレクイエムの校訂もされてるんですね。 Oxford University Press(OUP)版がそうみたいです。http://t.co/6D9vTZudwa
2013-10-09 22:23:33さて、昨晩Hodaka Mino(@h_mino)さんがこんなのを教えてくださったのでご紹介! チルコット(1955-) リトル・ジャズ・ミサ http://t.co/yGyzmGlSSg
2013-10-09 22:32:41というわけで、二日間で駆け足でしたが、"Gloria"でグレゴリオ聖歌からジャズまで約1000年分、繋がりました。 なかなか一気に聞くと大変ですね…!
2013-10-09 22:36:08けど、同じ言葉を1000年にも渡って、様々な人が何度も咀嚼しながら、音にしていった。そんな歴史が素敵だと思うんです。
2013-10-09 22:37:26燦然と輝くようなGloria(栄光)もあれば、柔らかく包み込むようなGloriaもある、静かにつぶやくようなGracias(感謝)もあれば、天に叫ぶようなGraciasもありました。
2013-10-09 22:39:21芸術の歴史一般に言えることかもしれませんが、素朴で抑制的な世界から、輝かしい"美学"を経て、個人の内面性の表出へと至る。そんな歴史の流れも、通して聞くことで感じてもらえればうれしいです。
2013-10-09 22:44:22