黄黒黄妄想

黄黒黄ちゃんで大学生と大学教授パラレル設定を妄想。どっちがどうとかは未定というかお好きなようにどうぞ。同じく乱文となっておりますのでご注意を。いつか本にしたいです。言うだけはタダ。
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トリ @kkr_ily

黒子っちが大学の教授だったら僕はとても熱心に講義聞くしレポートも超真面目に書く…って思ったところで大学生と助教授の黄黒黄ちゃん考えたので誰か下さい。

2013-10-15 12:20:28
トリ @kkr_ily

女の子に追われて疲弊しているところを国文学概論とか国語学とかを教える黒子助教授に連れられて自分の部屋で休むよう言われてそれから入り浸るようになる大学生兼現役モデルの黄瀬君。ストレスたまったら逃げ込んでくる。コーヒー淹れろって言われるけどまだ味の好みがつかめなくて苦戦中。

2013-10-15 12:30:08
トリ @kkr_ily

8号館とかキャンパスの端にある講義棟の最上階に黒子助教授の部屋があるので人は滅多にこない。隣と下は変人と言われるおじいちゃん名誉教授と部屋に殆どいない体育教授。黄瀬君は国際交流学科とかデザイン学科とかモデルに関係するところに。バスケは脚が悪化し趣味程度に留めている。

2013-10-15 12:34:55
トリ @kkr_ily

もはや自分用メモ\(^o^)/

2013-10-15 12:38:35
トリ @kkr_ily

「黒子っちせんせー!ヘルプ!!」 バタバタと騒がしい足音と姦しい数人の女学生の声が、静かな講義棟に響き渡る。またか、と半ば諦めたように溜息をつき、今しがた淹れたばかりのコーヒーをソーサーへと戻した。最近多いなと思うも、それを嬉しく思っている自分が否定出来ないので苦笑するしかない。

2013-10-15 12:44:29
トリ @kkr_ily

彼がこの部屋に飛び込んで来るまで、あと数秒程。それまでにこのにやけた顔をどうにかしなければ、なんと言われることか。 「全く、…絆されたもんですね。」 彼の淹れるコーヒーの味にも慣れてきた。日常が彼の色に染められていくのを感じる。

2013-10-15 12:47:06
トリ @kkr_ily

ガンっとこの古びた建物に鞭を打つような音が響く。毎度毎度いい加減壊れそうだ。 「…っは、あ、た、助かったあああ…」 へなへなとしっかり閉め切った扉の前で崩れる彼の美しい金髪は、今は走ったためかふわふわと鳥の巣の様相だ。手を伸ばしゆっくりと梳いてやる。 「…いらっしゃい、黄瀬君。」

2013-10-15 12:51:49
トリ @kkr_ily

先生は意地悪だ。俺がもうバスケをやめたことは知っているはずなのに。「こんな辺鄙なところで蹲っていても気分は晴れないでしょう。ちょっと一緒に来ませんか。」そういって連れてこられたのは大学構内にあるストバスコート。インカレ屈指のバスケ強豪大学でもあるせいか、設備はとても充実している。

2013-10-18 15:01:09
トリ @kkr_ily

「さて、…ワンゲーム付き合って下さい。」 結果?先生のボロ負け。でも一瞬コート上で彼の姿を見失った。予想もつかない場面でボールが弾かれた。俺が故障してるからとか、気のせいなんかじゃない、彼は経験者だ。それも相当の。「…先生、何者?」「僕ですか。昔はまあ一応、シックスマンと。」

2013-10-18 15:04:13
トリ @kkr_ily

彼は全中覇者の、俺の出身校でもある帝光中のバスケ部にいたという。パスに特化した選手で、15年以上前まではインターハイの頂点を競う高校のレギュラーだった。俺と一緒。「……なんで、今助教授なんかやってんの?」当然のように出た質問に、先生は苦く、そしてどこか寂しげに微笑んだ。

2013-10-18 15:08:06
トリ @kkr_ily

「…腕が、もう限界に来ていて。結構体に負担をかけるプレーをしていたものですから。故障まではいってませんよ?でも…プロへの道を諦めるには、十分すぎる診断結果だったので。」瞑目する。それは一年前、俺が直面した事実とほとんど一緒の、絶望だった。「…っ」悔しい。悔しい。…悔しい。「き、」

2013-10-18 15:11:56
トリ @kkr_ily

ぱたたっ。ぱた…ぱた。今更過ぎる。今伝っている感情は、とうの昔に消化したはずで、もう、忘れていたもののはずなのに。「…っひ、ぅ…っ」一年の空白ののち溢れだした感情は一気に俺を飲み込み、我慢することすら考えられず奔出する。「…きせく、」「な、んで…っこんな、くそ…っ」「…黄瀬君、」

2013-10-18 15:16:48
トリ @kkr_ily

やばいどう続ければいいのかわからなくなった…ぶっちぎる\(^o^)/

2013-10-18 15:18:43
トリ @kkr_ily

彼がこの部屋に来てまず一番最初にするのは、窓を開けること。一日中部屋に籠り、ドアを開閉するのは講義に出る時と用を足すくらいの部屋は、酷く鬱屈した雰囲気を醸し出しているらしい。講義棟の端、ドアと窓を開け放す彼は、いつも僕に酸素を分け与えてくれるのだ。「もー!先生また閉め切ってる!」

2013-10-21 00:50:24
トリ @kkr_ily

「だって紙が飛ぶんですよ……本も焼けて傷むじゃないですか……」「うだうだ言わないで欲しいッス!全く、元運動部とは思えねー発言っすね?」呆れたように言い放ち、入って来た涼しい風に金色の髪を靡かせる。つくづく彼には日向が似合う、綺麗、とそう独りごちて、そっと窓際の彼に手を伸ばした。

2013-10-21 00:53:43
トリ @kkr_ily

外を向いて何やら手を振っている彼のその頬を少しばかり強引にこちらへと向かせる。「?…せんせ、なに」外で移動教室なのか幾人か学生が歩いていたのは見えていたが、どうにも我慢出来ずにそのまま引き寄せる。「え、…っ」「……僕と話に来たんじゃないんですか。」こちらを向いて、外見ていないで。

2013-10-21 00:58:22
トリ @kkr_ily

君との時間を心待ちにしていたのです、っていう、大分前から続けてる大学助教授と大学生の黄黒黄ちゃん妄想('∀`) 窓を開けにくる時間が逢瀬の時間。

2013-10-21 01:00:27
トリ @kkr_ily

また大学教授パロ流しますね。人もあんまいないし。

2013-10-25 00:23:21
トリ @kkr_ily

「…せんせ、」コト、っと静かな音を立ててソーサーが置かれる。彼の真剣な眼差しを一心に受けながら、その凛とした空気を壊さぬよう僕はそっと口を開いた。「まずいです。」「ええええええ?!また?!何、何が駄目なんすか一体いぃ!!」これで何度目の挑戦になるのだろう。いい加減数え飽きてきた。

2013-10-25 00:25:01
トリ @kkr_ily

僕は自他共に認める、大学構内一のコーヒー通…と言えば聞こえはいいが、まあつまりは非常に好みに煩いコーヒーマニアである。過去大学にて論文を夜遅くまで書いている際にいつもコーヒーを飲んでいたためか、舌が肥えてしまったようだ。そのせいというかなんというか、いつも彼は四苦八苦していた。

2013-10-25 00:25:08
トリ @kkr_ily

「もー…この間のは酸っぱいっていうし、今度は苦すぎるっていうし…どうすりゃいいんすか…」彼は分かってない。僕が何故いつも律儀に彼の淹れるコーヒーを否定するのか、僕の思惑には気づいていない。僕がまずいというと、必ず彼は次を考えてくる。僕のところへ、必ずコーヒーを淹れに来るのだ。

2013-10-25 00:28:42
トリ @kkr_ily

にぶいな、そう思いつつもそれは絶対に言わない。彼のいる時間が心地いい。彼とこうしてコーヒーについて、日常の中の些細なことについて語らう、この時間が愛しい。「…また、次頑張って下さい。」君をこの小さな部屋に拘束できる僅かな時間は、僕の我儘と、君のお人よしな性格により成り立っている。

2013-10-25 00:32:39
トリ @kkr_ily

かりかり、かり、部屋には珍しく静かにペンが紙の上を滑る音が響く。常であれば男にしては少し高めの彼の声がきゃらきゃらと響いている空間だから、どうしても違和感が禁じ得ない。明日提出のレポートがあるんす…としょぼくれて昼にやって来てから、延々と居座って何やら黙々と書いているのだ。

2013-12-17 14:19:33
トリ @kkr_ily

かり、少し手が止まり彼が髪をかきあげた時に、終わりそうですか、と声をかける。あれから何と6時間程机とにらめっこしていた彼も凄いが、飽きずに傍らで眺めていた自分も自分だ。明後日までに学生たちの感想文を読みレジュメに反映させなければならないというのに、全くと言っていい程集中できない。

2013-12-17 14:19:40