「うそつきパラドクス」担当編集者によるおもいで話

白泉社マンガ編集O野木 @ya_onogi

【うそパラ第24話おもいで④】大桑のまっすぐ素直な本音と、まっすぐ素直なこうなりたいって気持ちが、相手に、照れとか恥じらいとかごまかしとかをしないで自分もちゃんと答えなきゃ、応えなきゃ、って気持ちにさせるところが、大桑のすごいところ、見習いたいところですね。

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【うそパラ第24話おもいで⑤】『バター猫のパラドクス』の兼末なんか、こういうところゼロだからこんなこじれてるんですよね。若芽もだけど。いやまだ若芽の方が全然がんばってますか。というわけで、大桑の素直フラッシュを受け、超戸惑いながら体を預けていく栖佑さんエロス。

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【うそパラ第24話おもいで⑥】そうそう、編集者の仕事に「写植（しゃしょく）」というものがありましてですね、セリフとかモノローグとかの文を、いろんな書体や大きさを選んでフキダシの中に配置する仕事です。原稿にはえんぴつとかで書かれてますから、キレイなデジタル文字を入れなきゃですから。

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【うそパラ第24話おもいで⑦】で、このあたりは編集者ごとの（結構どーでもいい）こだわりがあったりするんですが、ギャグやコメディやアクション系のマンガ、つまり騒がしくってハデなマンガは色んな書体や文字の大きさを使ってわーわーやることが多いです。

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【うそパラ第24話おもいで⑧】一方、「うそパラ」みたいな、会話劇・表情の細かい変化にドキドキ・間とかコマの一個一個のテンポとかそういう細かいところも味わい深い、みたいなマンガは、あえて大体の写植を同じのにして、邪魔をしないようにしたりしてます。ほんと、人によるんですけれども。

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【うそパラ第24話おもいで⑨】で、「うそパラ」はほとんど「18Q・アンチG」という写植なのですが、18Qというのが文字の大きさ、アンチGというのが書体で、ひらがなカタカナはアンチック体＋漢字はゴシック体というやつなのですが、それが9割です。アンチ・ジャイアンツじゃないです。

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【うそパラ第24話おもいで⑩】淡々と同じ写植を使うことで、場面場面での言葉・文字ひとつひとつの強さ・弱さが、読者の一番の気持ちよさで読める、かなと思っています。にぎやか騒がしいマンガにはたくさん強弱つけたほうが似合うんですけどね（^^）

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【うそパラ第24話おもいで⑪】で、「うそパラ」は9割が18Q・アンチGと。ですが、書体がアンチGなのはほぼそうなのですが、エッチシーンでは結構、文字の大きさを調節しています。こだわりです。栖佑さんがどのくらいの声の大きさで「あ…」とか「は…」とか「う…」とか「っ…」とか言ったか。

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【うそパラ第24話おもいで⑫】僕の「このぐらいの声の大きさだったらいいな」が、写植の大きさに表れています。パンツ脱がされたときとか、大桑に舐められたときとか、常に照れて恥ずかしがりで声の小さい栖佑さんの38Qぐらいの「あ」「ん」「あっ」に、栖佑さんの素を感じて頂ければ幸いです。

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【うそパラ第24話おもいで⑬】好きな１コマは、大桑に「ひなひな」言われて何も言えないでキスされ続ける栖佑さんと、大桑に「したい」って言われて目が大きくなってから「どうすればいいの？」って頑張ろうとしちゃう栖佑さんと、和樹って呼んでって言われて「ええ～～～」ってなる栖佑さん。

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【うそパラ第25話おもいで②】遊園地ダブルデートにつきあわされる大谷くん（笑）。この回以降、二度と出てこなかったという……。遊園地自体は楽しかったものの、オクテな栖佑さんを積極的にさせる手どころか、「次」へ誘えない大桑。そわそわ。ところが栖佑さんには大桑の気持ちは伝わってた。

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【うそパラ第25話おもいで③】ので、栖佑さんからのお誘い。……これはアガる。大桑、さっきまでの緊張はどこへやら、ここからは俺のフィールド、ホームグラウンドだと言わんばかりの自信満々フェイスでホテルへ（笑）。「痛かったしまだ怖い」という栖佑さんに、大桑が取り出したのは……。

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【うそパラ第25話おもいで④】テレテテッテテー♪ペペ・ローショォーン（cv.O山Nぶよ）……お前これ一日中持ち歩いてたのか!?（爆）いや、ホテルの自販機で買ったとかって大桑「わかってる、だから今日は準備してきた」大桑「今日は準備してきた」大桑「準備してきた」1日中持ち歩いてたわ。

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【うそパラ第25話おもいで⑤】ジェットコースター乗ってる時も、お化け屋敷回ってる時も、ごはん食べてる時も、大桑のカバンの中には今日、ローションが入ってたんですね（笑）すげえ、すげえよ大桑さん。「栖佑さんが怖がってます！」「こんなこともあろうかと！」byはやぶさ。感動。

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【うそパラ第25話おもいで⑥】この日の大桑さん、まじチート。ずーっとずーっと栖佑さんとエッチすることばっか考えてたんだろう、エッチのシミュレートが6周半ぐらいして、大技荒技かけまくります。ローションでねろねろにされその気持ちよさ（←願望）に戸惑う栖佑さんに大桑「なめて」ﾄﾞﾔｧ

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【うそパラ第25話おもいで⑦】おおくわ　は　メダパニ「なめて」　を　となえた！　せいゆう　は　こんらん　している！　せいゆう　は　うごけない！　おおくわ　は　「しょうがないな。じゃ、はさんでくれる？おっぱいで」　を　となえた！　せいゆう　はもう　常識　が　わからない！

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【うそパラ第25話おもいで⑧】大桑の新聞屋トーク（10年契約お願いしますよー。ダメ？じゃあ3か月でいいですから！）でパイズリがエッチの正式科目と刷り込まれた栖佑さん（笑）。そんで大桑が心底気持ちよさそーに、嬉しそーにするもんだから、次からも絶対やってくれるんだろうなー栖佑さんは。

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【うそパラ第25話おもいで⑨】そんでこれは大桑の名誉のために言っとこうと思うのですが、パイズリの前に1コマだけ大桑の手での愛撫があるんですが、1コマだけだからなんかおざなりな印象（笑）。でもこれはページ数の関係で仕方なかったんです。ほんとの大桑はもっとやる！

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【うそパラ第25話おもいで⑩】描かれてないけどたぶん5分くらいやってたと思いますよ。という訳で大桑の名誉も守られ、ちょっと強引だったけど栖佑さんとも仲良くなれて、大変にかわいらしい遊園地デートエッチでした本　当　に　そ　う　か？（笑）

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【うそパラ第25話おもいで⑪】大桑の剛腕エッチぶりと、その全てをガチで受け止める栖佑さん。プロレスで言うと……誰？（←詳しくない）という事で、好きな１コマは、遊園地の後、大桑を引き留める栖佑さん「あのね」の所の手がシャツつかんでる所。あとまぁローション最高……。

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【うそパラ第25話おもいで⑫】ちなみに次話は栖佑さんの風邪で大桑による看病回ですが、栖佑さんの料理の根源にショックを受けた方も多かったアレですが、この第25話もさりげに「絶叫マシンに乗れるようになった」「パイズリできるようになった」がありまして、八日堂涙。

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【うそパラ第25話おもいで⑬】ローションも仕込まれてますので、全10巻では描かれなかったですけど八日堂が栖佑さんにローション使おうとして栖佑さんのリアクションが「知ってる」リアクションだったら、こりゃ八日堂血涙ですわ。や、八日堂は大桑とあんな友情結んだからそれぐらいじゃ凹まない？