茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1079回「ハロウィーン君、いつの間に来たのかね!」
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連続ツイート第1079回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。今日は、最近、胸の底からこみ上げてくる思い。
2013-10-30 07:38:03はい(1)このところ、東京で街を歩いていると、やたらと「パンプキン」のディスプレイが目立つ。最近流行りのハロウィーン。以前はそれほどでもなかったのに、このところハロウィーンが盛り上がっていて、今年は、私も、ある仕事でついにドラキュラの変装をしてしまった!
2013-10-30 07:39:26はい(2)子どもの頃から、クリスマスは毎年お祝いした記憶はあるが(ケーキを買ってきたり、定番はそういえばチキンのももだったな。あれ、何故なんだろう)、ハロウィーンなんて、「ハ」の字も聞いたことがなかった。君は、いつの間に日本にやってきたのだ、ハロウィーン!
2013-10-30 07:40:34はい(3)最初にハロウィーンを知ったのは、おそらく「スヌーピー」のマンガあたりじゃないかと思う。子どもたちが家を回って、Trick or treat! とかいうやつ。あれってすっかり日本化したクリスマスと異なって、とってもバタ臭いっていうか、あっちっぽいという認識がずっとあった。
2013-10-30 07:41:57はい(4)初めてハロウィーンを経験したのは、イギリスに留学していた時である。小さな家を借りて住んでいた。今晩は子どもたちが「襲来」するというので、お菓子を買って待っていた。そしたら、ドアをトントントンとノックして、ほんとうにやってきた。三人組の、小学校に上がる前くらいの子だった。
2013-10-30 07:43:55はい(5)それで、かねて用意してあったプリングル缶(ポテトチップスやね。Sour Cream & Onionだったと思う)をあげたら、「わっ」と飛び上がるくらいびっくりして小躍りするくらいよろこんでいた。どうやら、キャンディー一個とかが相場らしく、ぼく、あげすぎたみたい。
2013-10-30 07:45:33はい(6)このところ日本でもハロウィーン来ていると言っても、家を回ってTrick or treat!とやるのは、青山や白金あたりの、外国人がたくさん住んでいるエリアや、外国経験が長いコミュニティに限られているという印象があり、依然としてレア感、バタ臭感があるのはご同慶の至り。
2013-10-30 07:46:51はい(7)ハロウィーンは、おそらく、今後急速に日本独自の進化を遂げ始めることだろう。欧米のどこはたいても出て来ない恋人たちのクリスマスというクール・ジャパンと同様、日本のハロウィーンというミームも、今後、進化を遂げてピカチュウがライチュウになると思うから、要注目!! である。
2013-10-30 07:48:39はい(8)ハロウィーンの時期も、実に絶妙である。11月になれば、本格的なクリスマス商戦、イルミネーションが始まるが、その前の、いわば「端境期」に、商業主義駅伝のタスキをつなぐのは、ハロウィーン君以外にはいない。だから、ハロウィーンは、これからすくすく育つだろう。
2013-10-30 07:50:08はい(9)アメリカのスタバでは、この時期、パンプキンシードか何かのフレーバーのコーヒーが一つの「季節モノ」らしい。まだまだ、日本のハロウィーンを進化させる未開拓ネタは転がっている。日本人が、2020年東京オリンピックに向けて、持ち前の好奇心でハロウィーンをどう育てるか、楽しみだ。
2013-10-30 07:51:16