Educate Reminiscence of Admiral 「KANCORE」４

奈楽マン @SonoTaichi

続き：「提督は何故私達を改二にしたの？錬度の高い戦艦も空母も揃っているんだからどうせ使わないんでしょ？」 五十鈴が自嘲気味に言った。 下らん事を聞く。空母が夜に戦えるか？戦艦に潜水艦が狙えるか？ 艦種が違えば用途が違う。奴らには奴らの、お前にはお前の役割が在る。 #艦これ航海日誌

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続きの続き：「本当にそれが理由なの？」 何が言いたい。 「……別に。単なる火力狂いかと思ってたけど違ったみたいね。私の歴代艦長と比べればまだまだだけど、少し見直したわ」 そりゃどうも。心配しなくとも扱き使ってやるさ。 どうせ戦いはこれからも続くのだからな。 #艦これ航海日誌

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１２４日目：朝起きたら曖昧な状態の武蔵が圧し掛かっていて心臓が止まるかと思った。 戦いの代替行為として性交渉を与えてやったのは良いが、欲求が高まると毎回こうでは堪らんな。 スイッチを入れてやるまでが恐ろしいし、朝からこれでは身が持たん。 #艦これ航海日誌

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続き：そう言う訳で他の艦娘と欲求を解消しろと言ってみたのだが、北上に手を出そうとしたらしく大井に酸素魚雷を食らわされて帰って来た。 何故奴を選んだのか聞いてみると「提督に一番似ている」のが理由だそうだ。 そんな似ているか？ #艦これ航海日誌

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１２５日目：資源が溢れるので開発を回しているのだが、先程４６ｃｍ三連装砲の１６本目が完成した。 まだ大和が手に入ったばかりの頃に聞いたのであれば過剰だと呆れもしただろう、と言うか今の己でもこの半分で十分だとは思う。 #艦これ航海日誌

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続き：資源の保有限界については本部からの定期配給分の上限量が蓄積貢献度によって決まっており、その上限を超えれば配給が受けられないだけで遠征等によって貯める事自体は可能だ。 本来であれば無駄使いは控えるべきなのだろうが、止められてはいないので控える意味も無い。 #艦これ航海日誌

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続きの続き：そのような勧告が無いのは何故か？ 簡単だ。資源を手に入れる「鉱山」は「腐る」程在る、そう言う事に他ならない。 事実としてアイテム屋と呼ばれる酒保から私財を投げ打って資源を購入する事は可能だし、彼女達に頼る提督も少なからず居る。 #艦これ航海日誌

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続き３：経済を回す上で重要なのは消費させ続ける事。 己達が資源惜しさに戦う事を避ければそれで金儲けをしている連中に得は無い。 まぁ武器商人がタダで弾をくれるのには理由が在るし、己達はそれを有効活用してやるだけだ。 #艦これ航海日誌

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１２６日目：司令室へと比叡を呼び出して質問をする。 ここ数日の本部からの文書で己まで届いていない物が幾つか在るようだからだ。 まぁこの類は紙で送られてくる前に目を通しているので実を言えば必要無いのだが、思う所が在るのなら聞いてやるべきだろう。 #艦これ航海日誌

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続き：「す、すみません提督……。実はサーモン海域最深部で新しい艦娘が確認されたそうです……」 何故お前はそれを隠そうとしたんだ？ 「だ、だって……」 答えろ。 「この事を知ったら提督はまたあの場所へ行くよう命じるんでしょう？」 嫌か？ #艦これ航海日誌

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続きの続き：「嫌に決まってます！お姉さまと一緒に戦えるのは嬉しいけど……怖い」 戦うのがか？ 「違います。戦ってる皆が、と言うよりも提督が。……どうしてそんな笑いながら怒るんですか？」 比叡が悲しそうに己を見詰めた。 #艦これ航海日誌

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続き４：戦争はサディスティックな願望とマゾヒスティックな欲望、どちらも狂おしく満たしてくれる。 「提督は、やっぱりそんな人だったんですね」 己が憎いか？ 「いえ、私は提督がどんな人であっても構わないです。私を見捨てないのなら」 #艦これ航海日誌

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続き５：己が怖いか？ 「怖いです。でも、捨てられる事の方が怖い」 なら戦え。己は自分に従い、戦果を挙げる奴を切り捨てはしない。 「なら……」 征け。第三次サーモン海域最深部攻略作戦を開始する。 「ッ！気合！入れて！征きますッ！！」 #艦これ航海日誌

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１２７日目：新しく来た艦が挨拶をしたいと言うので指揮を執りながらだが面会を許可した。 「夕雲型駆逐艦4番艦、長波サマだ……よ？」 奇妙な髪の色をした駆逐艦が部屋に入るなり顔を青くする。 始めまして、己がお前達の司令官にして提督だ。 ……どうした？体調が悪いのか？ #艦これ航海日誌

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続き：「ヒッ……」 己が顔を見詰めると、長波は引き攣った声を挙げて座り込んでしまった。 ……ああ、殺気に中てられたかな？ 戦艦棲姫への憎悪が少し溢れているので、旗艦を通じて艦隊に殺意を伝播させると言う方式で士気を高めてみたのだが……、こう言う弊害も在るか。 #艦これ航海日誌

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続きの続き：この前のビジョンクエストでサマナーとしての格が上がった気もするし、低錬度の駆逐艦には少々刺激がきつかったな。 暇をしているであろうナガトを呼び、放心している長波を連れ出させる。 #艦これ航海日誌

奈楽マン @SonoTaichi

続き３：「……提督、兵器たる私達が言うべきではないのかもしれんが、余り戦いに狂うなよ。戻って来れなくなるぞ」 最近日誌に出てなかったからキャラ崩壊か？ 確りしろ、お前は対魔忍だろ。 「だから私は対魔忍ではないと言っているだろうが！」 #艦これ航海日誌

奈楽マン @SonoTaichi

続き４：「……提督と艦娘の間には結び付きが在り、もしも提督が狂えば私達も引き摺られてしまう。今の私が妙だと感じるのなら提督も又妙だと言う事だな」 ナガトの癖にまともな事を言う。 ……ふん、この限定海域が終われば自然と収まる。心配するな。 #艦これ航海日誌

奈楽マン @SonoTaichi

「姉さま姉さまー、元祖ロリ巨乳こと潮ちゃんの裏モノ手に入れたので、提督やら何やらが限定海域で忙しそうにしてる横で一緒に観ましょー」 「流石妹者、本編の方でシリアスってても問題ないわね」 「尻Ass？」 「サハラ砂漠的なサムシングかしら」 #不幸姉妹の人情紙芝居 #艦これ航海日誌

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「そんな事より早く動画を再生しましょう、姉さま。ハリー（早く）！ハリー（早く）！」 「最速のロリ痴女を呼び出す呪文は止めなさい。……えーっと、出演してるのは潮ちゃんに赤城さん……。赤城さん？珍しいわね」 「再生開始っと」 #不幸姉妹の人情紙芝居 #艦これ航海日誌

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「……」 「……」 「Oh...」 「不幸だわ……」 「何なのこの『お色気漫画を期待してチャンピオン烈を開いたらシグルイってた』みたいな」 「姉さま、それシグルイ連載してた頃なら普通の事だから」 #不幸姉妹の人情か意味芝居 #艦これ航海日誌

奈楽マン @SonoTaichi

「露出が多ければ嬉しい物でも無い事を教えてくれたわ……」 「断面図も多かったですよね、文字通りの」 「エロとグロは一字違いなのよね……」 「同じなのはロだけですけど」 「あ、良く見たらタイトルの下の方にヨコスカアサイラムって書いてある」 #不幸姉妹の人情紙芝居 #艦これ航海日誌

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１２８日目：常に出撃をさせ続ける訳にも行かないので休憩している時間も当然在る訳だが、最深部攻略を中断している間に長波へ会いに行けと金剛に言われた。 恐怖での支配は下策だと自分で言ってたではないか、との事だがあの程度で脅した事になるのか？ #艦これ航海日誌

奈楽マン @SonoTaichi

続き：艦娘は人間では無い。 それこそ人間の己では幾ら銃を持とうとも、遠征に出している駆逐艦や軽巡一人殺せやしないだろう。 改造も改修もされていない奴なら兎も角、兵士として、兵器として、一人前となった艦娘は文字通り人外の力を発揮する。 #艦これ航海日誌

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続きの続き：己が奴らを指揮出来るのは己が提督だからだ。 そうでなければ己は当の昔に地獄で苦しむ事になっていただろうし、人間と艦娘がこうも協調路線を取る事は適わなかったに違いない。 人は、臆病だからな。 #艦これ航海日誌