のレンのゆるっと女体化企画－前篇－

のレン @nuyk_ellen

……まだ女のまま、か…(ぺたぺた)(どこをとは言わない)

のレン @nuyk_ellen

…なんか手が痛いと思ったら…手荒れ。まさかの。女の肌って弱いんだな…ハンドクリーム買ってこよ

のレン @nuyk_ellen

…うつ伏せになった時、もにゅっと胸が潰れるこの感覚。なんともいえん…(複雑そうな顔)

のレン @nuyk_ellen

…ホットケーキ焼こう(むくり)

のレン @nuyk_ellen

…待てよ。そういう欲求が一番強い18歳相当の身体に、そういう思考で一杯なお年頃の14歳の精神が入ってる男…が、好きな女と同居してるこの状況って………なんか可哀想になってきた(真顔)

のレン @nuyk_ellen

おはよー

のレン @nuyk_ellen

休みが終わっても男に戻らなかったので、ペトラ先輩に協力してもらってどうにか職場の皆に俺だって信じてもらうことに。その打ち合わせしてた

のレン @nuyk_ellen

「１人ずつ説得したって意味ないわ、標的にすべきは次長だと思うの」 「そうですね、次長には誰も逆らえませんし」 「…と、言っておいてなんだけど」 「勝算ないですね」 「そうよねぇ…」 「あの三白眼に睨まれたらそれだけで竦み上がりますよ」 「あの人に嘘はつけないよね」 つまり：詰んだ

のレン @nuyk_ellen

「…待てよ、逆にいいかもしれない」 「え？」 「こんな姿でも俺であることを証明したいんだから、俺は俺の素のままで、次長にも俺の素を見出してもらえれば」 「…あ、そうか。騙す必要なんてないのよね、のレンくんがのレンくんであることを信じてもらえればいいわけだし」 「でしょう？」

のレン @nuyk_ellen

「…つまりは無策なのね？」 「ｳｨｯｽ」 「でも私も特に思いつかないし…そうだ、貴方の面接やったの確か次長だったわよね？指導も結構してもらってたし」 「あぁ、そのへんの話も出せば信憑性ありますかね」 「…つくづくノープランね、大した案出せなくてごめんね」 「いえ、十分有難いです」

のレン @nuyk_ellen

「こんな奇妙奇天烈な事態が起こるなんて誰も思わないし、そう簡単に対策浮かんだら苦労しないわよね」 「だからこうしてペトラさんが力になってくれてすごく助かってます。服や下着のことも俺ひとりじゃわからなかったし。本当に感謝してます」 「ふふ、そう言ってくれる？どういたしまして」

のレン @nuyk_ellen

「そういえば髪の結い方、すっかり慣れたみたいね」 「散々練習しましたからね…教えて下さってありがとうございました。簪も貸してくださって、何から何まですみません」 「いいのよ、私じゃすぐ髪が傷むからあまり伸ばせなくて宝の持ち腐れだったし。…猫っ毛羨ましい」 「あはは…(じと目怖い」

のレン @nuyk_ellen

この姿での初出勤が定例会議という無茶振り。つーわけで行ってきます

のレン @nuyk_ellen

…まったく信じてもらえず追い返されたらどうしよう。もういいや、なるようになれ…(遠い目)

のレン @nuyk_ellen

ただいまー

のレン @nuyk_ellen

会議なんとかなった…ていうかどうにか職場の皆に俺だって信じてもらえた。やっぱ次長すげぇ…(震え声)

のレン @nuyk_ellen

さっき会議に行った時のこと。部屋に入ると皆がざわざわし始めた。「新人？」「転属？」「あんな人うちにいたっけ？」とまあ当然の反応ばかり。ペトラさんと話した通り、俺はまっすぐ泣く子も黙る次長の元へ向かったわけだが

のレン @nuyk_ellen

「次長、おはようございます」 「おはよう…あぁ？」 「あの、信じてもらえないとは思いますが、」 「随分と可愛いなりになっちまったがお前、そりゃあどういうことだのレン」 「…へ？次長、あの…俺のことわかるんですか？」 「その引っこ抜きたくなる猫っ毛と間抜け面はのレンだろうが」 「」

のレン @nuyk_ellen

「え、あの、…ホントに？」 「うるせぇ…そんなに信じられねぇならのレンよ、研修時代のお前の失敗談挙げ連ねて羞恥に襲われるお前の反応見てそれを証拠としてやろうか」 「ああああやめてくださいわかりました信じてくださってありがとうございます！流石です次長！ついていきます！」 「チッ…」

のレン @nuyk_ellen

あれっちょっと待って今更気付いたけど次長さらっと可愛いって言ったよな。俺に。さらっと。あれ？(真顔)

のレン @nuyk_ellen

「それにお前、俺と話す前に一度深呼吸する癖あるだろ」 「えっ(自覚なかった」 「そのでけぇ目でまっすぐ俺の目を見てくるのは若手じゃお前くらいだ」 「まじすか」 「あとお前は俺には愛想笑いせず、いつもクソ真面目な顔で話しかけてきやがる。普段の顔でへらへら来られるよりマシだが」 「」

のレン @nuyk_ellen

「それによく見りゃあ元の面影残ってるだろう。つーわけでこいつはのレンだ、支障はない。会議始めるぞテメーら」 と次長が言ってしまえば、ちらちらと好奇の目をこちらに向けながらも皆さん納得して席について始まってしまう会議。 次長…すごい…(震え声)

のレン @nuyk_ellen

そして会議後、ペトラさんと 「信じてもらえてよかったわね」 「ほっとしました…それにしても、次長ってよく見てるんですね。細かい癖まで把握されてたとは」 「あら、知らなかったの？次長は常に仏頂面だけど、部下想いで一人ひとりをよく見てる。私たちは見られているのよ、いつも」 「はい…」

のレン @nuyk_ellen

あと会議の後めっちゃ話しかけられて困った…そりゃそうだよな、身体だけ女になるなんてどんな手段使ったって起こりうることじゃないし。そりゃ物珍しいわな…そしてさらっとパイタッチしてきたエルドさん流石だと思った(真顔)