英文法ネクステージを何回やっても英文法の点数が上がらないコレだけの理由!

 英文法ネクステージという参考書があります。開成高校をはじめとして、日本中の高校で使われている英文法の参考書ですが、いくらやっても英文法の点数が上がらないことで有名です。  どうしてこの参考書はこんなにも分かりにくく、こんなにも使いにくいのかについて、高校生のTweetを参考にしながら検証してみたいと思います。
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林 直人 @taigart91

山中先生の解説で、とくに圧巻だと思ったのは、仮定法についての解説だ。動画はこんな感じだけど、動画を見れない環境の人のために、私がざっと解説する。 http://t.co/dNfBWycWRR

2013-11-28 06:14:38
林 直人 @taigart91

仮定法は「もし〜ならば」という"ありえない"仮定をする文法事項。今現時点でのありえない仮定のことを「仮定法過去」、昔の時点でのありえない仮定のことを「仮定法過去完了」というのだけど、どうして今の時点でのあり得ない仮定のとことを「仮定法"過去"」というのか?

2013-11-28 06:14:46
林 直人 @taigart91

凡百の先生だったら、ずれてるって覚えておけ!」としか言わない。たとえそれがネクステージだとしてもきっとそうだろう。だけど今現時点でのありえない仮定のことを「仮定法"過去"」と呼ぶ理由は、中学英文法の内容だけでしっかり解説しきることができる。

2013-11-28 06:14:53
林 直人 @taigart91

まず、仮定法というのは、ありえないこと、つまり現実との距離が表す文法用語です。他にも距離を表す文法というのは、二つあって、一つは時間的な距離は表す「過去形」、もう一つは相手との距離(上下関係を表す)「婉曲表現」です。

2013-11-28 06:15:03
林 直人 @taigart91

時間的な距離(過去形)にせよ、相手との距離(婉曲表現)にせよ、なにかしら距離を感じさせる文法事項は、いずれも過去形を使って表現します。ですから、現実との距離も、過去形を使って表現します。そういう意味で、今のありえない現実について話す時は現実との距離を表すため仮定法過去を使うのです

2013-11-28 06:15:12
林 直人 @taigart91

これはもうちょっと長く書けば、もうすこし分かりやすい解説になるかもしれないけれど、おおよそはそういうところです。こういうふうに、一つ一つの文法事項については理屈ベースで向き合うべきで、決して暗記ベースで向き合うべきではない。そこにネクステージの大きな間違いがあります。

2013-11-28 06:15:18
林 直人 @taigart91

3.よく学校に忘れる 4.ネクステのテストで赤点を取る(思い出せない) 5.そもそもネクステを演習している時点で、ほとんど正解できない についても、原因はここで書いたようなことになるでしょう。

2013-11-28 06:15:25
林 直人 @taigart91

いずれにせよ、こういう問題があるネクステージをやるのはなかなかの時間の無駄だと思います。課題として出されているのであれば、くもんの中学英文法や、ハイレベル中学英文法、東進の山中先生の参考書なんかを一通りやったあとで、テスト感覚でやるのがネクステの正しい使い方でしょう。

2013-11-28 06:15:33