貴方はサブジュゲイターで『ありふれた日常の中の幸せ』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/qYT7l2pzK2 ふむ
2013-12-08 18:18:23給料を受け取ったらしいサラリマンが夜の街に消えていく。ありふれた週末の光景をサブジュゲイターは侮蔑の目で見ていた。毎日蟻のように働き、たまのオイラン遊びなどを些細な楽しみとする――あのような凡庸な幸福に満足などするものか。そう考えながらも、週末の光景から彼は目を離さなかった。
2013-12-08 18:26:19貴方はルイナーで『忘れられた指輪』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/qYT7l2pzK2 よし
2013-12-08 20:03:44焼け焦げた廃ビルの屋上にルイナーは立っていた。かつてと様変わりしたアジトを、彼はたた静かに眺め続けている。足元に光る物を認め拾い上げた。煤に塗れたそれは指輪だった。もはや誰の物かわからぬそれを少し見つめた後、彼は袖で煤を拭い右手の中指にはめた。鈍い銀は、同じ色の指によく馴染んだ。
2013-12-08 20:21:19貴方はナーガラージャで『重なった偶然』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/qYT7l2pzK2
2013-12-08 20:45:51偶然、私は事故にあって。偶然、足がなくなって。 偶然、製薬会社で移植を受けられることになって。 偶然、患者の取り違えが起こって。偶然、それは実験の検体で。 偶然、へびの体がとりつけられて。自分のいしでしのうとして。ぐうぜん、ニンジャになって。 そうしてわたしは、ばけものになった。
2013-12-08 20:46:18貴方はイクミニで『出来るなら苦労はしない』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/flp37WjKSM
2013-12-08 20:46:11「なぁ。ミニットマンのジツってどんなの?」 「…あんまり訳に立たないやつ」 「なんだそりゃ」 「俺はいーの、ジツよりカラテなの」 「おっ流石ヴェテランは違うなぁ」 イクエイションが話を終わらせるようにはにかんだ。相棒の死に際にしか使い道のないジツの話など、出来るなら苦労はしない。
2013-12-08 20:47:02貴方はフジフジで『逃がしはしない』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/eT0aEYAsvn ……!!!!!
2013-12-08 20:51:41時は流れる、人は死ぬ。それでも変わらないものがあるなら、それは憎悪だ。ただ振るわれ、ただ斬り続けた自分が偶然に手に入れた純粋な憎悪。それに触れれば時は戻る。堅く鎧った外殻を忘れ、研ぎ澄まされた自分に戻る。その時、己の力をどう使おう? 如何なる道を辿ろうとも、彼は自分を「」
2013-12-08 21:03:21「タダイマ…‥イテテ」「ハァ!?お前またどっか行ったと思ったら何だよその怪我」苛立ちを隠さない青年の声にフィルギアは口の端を上げて笑う。「いやね……フクロウの姿でボーっとしてたら食糧に間違われてね……」「バカだろお前」「ああ」余計なことは言う必要がない。「バカやっちまった」何も。
2013-12-08 21:11:31貴方はトゥールビヨンで『結論はとうに出ている』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/flp37WjKSM
2013-12-08 20:57:27両親が死に自分の手でバスを止めたあの日のことをハッキリと覚えてる。ニンジャになったあの一瞬さえも。だから今自分は生きている。…もし、もし同じことがもう一度あるとしたら。また自分だけ生き残るのか? (((…いいや。ダークニンジャ=サンのためなら、俺は、))) 結論はとうに出ている。
2013-12-08 20:57:35貴方はディスカバリーで『運命という罠』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/qYT7l2pzK2 これで最後にしよう
2013-12-08 21:10:17「君がこの実験を受けることは運命なんだよ」失ったはずの記憶を、最近少しだけ思い出した。熱っぽい瞳で語るあの研究員にほだされて、実験を受けることを決意した。確かそうだったはずだ。「これが運命、ね」狭く古びた檻の中で、彼は死んだ目で呟いた。それすら、UNIXの起動音がかき消した。
2013-12-08 21:16:32貴方はフージで『なんて身勝手な願い』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/CaRBPNqdTq
2013-12-08 21:16:20少しずつ供給される麻薬が、昔の記憶を自動的に再生していく。目を開いているのにも関わらず、見えるのは埠頭であったり、四方に聖獣のレリーフがある場所だ。暫くしてそれが収まると、自分を拾った男が見下ろしていた。「…私は誰だ?」なんて身勝手な願いだろう、と思った。「…自分で考えるといい」
2013-12-08 21:29:05貴方は大将で『50/50』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/0WAMnXfZ39 なんかむずそうなの来た
2013-12-08 21:16:23迷彩色の装束に、妙な形の被り物。その下から見える顔は、よく見知ったあの男の顔だった。呆然としていると、男は静かに檻に近づき手に持った刃物で扉の鍵を叩き壊す。恐る恐る外に出てみると、男は「これでフィフティ・フィフティだな」と呟いた。「なんだそれ?」「これで対等ということだ」
2013-12-08 21:32:41定位置の椅子でコロナを呷る。テレビのノイズとソファの鼾が不協和音を奏でていた。空の瓶を床に投げ転がして次の瓶を取ろうとしたら視線で制された。「……」「もうやめとけ」「ああ?」「帰ってきた時俺の分が無いって泣くぞ、あいつが」「知るかよ」今どこで何してるのかも解らない奴のことなんて。
2013-12-08 21:33:25貴方はフジキドとフユコで『ご機嫌取りも楽しみのひとつ』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/d0T4XLivBm コレは…。
2013-12-08 21:19:21夫が最近少々ご機嫌斜めだ。原因は分かっている。まだ見ぬ我が子にフユコが夢中になり過ぎているので、拗ねてしまっているのだ。口を尖らせながら、ベビーの為の編み物の邪魔をしてくる夫にフユコは苦笑した。本格的に拗ねてしまう前に、そろそろご機嫌とりをしなければ。カワイイ人。愛おしい。
2013-12-08 21:35:14残業続きで重たい体を引きずりながら、家路へと。フジキドの健康を常に案じている妻はさぞかし怒っているに違いない。しかし恐れる事は無い。妻の機嫌と引き換えに入手した有給と牧場へのチケット。喜ぶ妻子の姿を想像して、フジキドは己の頬が緩むのを感じた。さて、オベントは何を作って貰おうか?
2013-12-08 22:50:22