男性用ズボン、パンツ等の穴はなぜ右利き用ばかりか、その謎に迫りました。

恥ずかしがり屋 @plant_all

股引またはスパッツに関する断章１：先日、自分の下着の整理をしていて、どうも家内のものらしいスパッツがでてきたので、お前のものではないかと声をかけた。「前に穴があいていれば、あなたのものよ。」と言われて、確かに自分のものだと分かった。

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股引またはスパッツに関する断章２）それで、そのスパッツを着用したのだが、トリコットのような生地で妙に身体に密着して少々締め付け感がある。暖かくて良いのだがイザ、小用を足そうとズボンのスリットから指を差し入れても、なかなか肝腎のものが引き出せない。

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股引またはスパッツに関する断章３）スパッツの前後を逆にして、はき違えたのかと一瞬、焦ったが、息を整え、試行錯誤しながら何とかたどりついて目的を達成した。あまり、このような経験をした覚えがないので、いろいろ調べてみた。

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股引またはスパッツに関する断章４）結局、スリット部分の重ね合わせの面積が通常のものよりも広く、かつ強い張力によりピンと張った状態であることが分かった。しかし、指が差し入れにくい理由は、それだけではなかった。私は、あまり気づかれていないある深遠な事実に気づいたのである。

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股引またはスパッツに関する断章５）この世にある限りの男性用ズボン、パンツ、ブリーフ、股引あるいはスパッツには、ほとんどの方が知らない、ある共通した特徴がある。もちろん、前に穴が開いていることは良く知られている通りである。

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股引またはスパッツに関する断章６）男性用ズボン、ブリーフ、スパッツに共通したことで、ほとんどの人が知らない特徴とは何か？一言で答えるならば、それらはすべて「右利き用にできている！」と言うことだ。

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股引またはスパッツに関する断章７）その証拠を上げるとすれば「男性用下着のスリットは必ず左前にできている」ということで十分だろう。右利きなら、右の人差し指と中指を伸ばして、スリットの間に差し込めば終わりだ。

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股引またはスパッツに関する断章８）ところが、左利きがスリットの間に指を差し入れるときは、左の人差し指と中指をまず「くの字」に曲げなければならない。それでスリットの左前の布地を持ち上げ、その指をのばしながら、下の布地を探り当て、めくる必要がある。

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股引またはスパッツに関する断章９）冬になって、下着を重ね着をするようになると左利きは、つくづくとその悲惨さを味わうことになる。いろは坂を昇ったりおりたりするように、その指先をジグザグに動かす他、目的を達成する道はない。

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股引またはスパッツに関する断章１０）人のことだと思って、「右手でやれば、イイジャン！」というご仁もいるかもしれないが、そういうわけには行かない。恐らく左利きが右手を使って小用を足したとしても、残尿感のようなスッキリしない感じが残るであろう。左利きは強引に左手を使う他ないのである。

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股引またはスパッツに関する断章１１完）３Ｄプリンタのできた現在、メーカーは左利き用の男性ブリーフやスパッツなど作るのはいとも容易いことであろう。なぜ、その様なものが存在しないか？左利きはダ・ビンチのように右利きの世界でも十二分に生き抜ける有能さタフを持ち合わせているからだろう。