- akinosora_
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『ベティ・ザ・キッド』
普段あんまりなんにも触れないのもちょっと気取ってんじゃねーの? 的なものはあるかと思うので、たまにピックアップしてそんなトピックでもやってこうかなと。ということで最初は『ベティ・ザ・キッド』です。平成22年。 http://t.co/mwANTYtJ4E
2013-11-27 18:50:15大抵の仕事は、コンセプトとかとは別に個人的な目標みたいなのを設定してるんですが、この話の場合は「できるだけ短く長編を書いてみよう」でした。なのでまず12話で構成を考えた後、9話までわざわざ削るなんてことをしてます。
2013-11-27 18:50:2612話だった頃はもう少し軽めというか緩い感じを考えていて、削った時にそのへんが削げたんだったかな。ルパン三世くらいのノリで、とか説明してた記憶があります。銭形を追いかける逆ルパンみたいな。もうちょいドタバタしてました。
2013-11-27 18:50:38戦車を使って西部劇をやろうというのは最初から考えてたはず。まあこれもやっぱり、戦車の出番削られがちでしたけど。固定エネルギーとかそれ系のアレは別作品にも出てきますが、特に深い意味はありません。
2013-11-27 18:50:56そういえばこのお話、最後にエピローグを付け足すかどうかでも結構悩みました。そして20年後…みたいな。でも必死に削ったのに付け足すのかよ、というのもあってやめたのでした。
2013-11-27 18:51:09雑誌連載時、まあ隔月だからなんとかなるかな、とたかをくくっていたんですが。たまたま別の連載と時期がかぶってしまい、結果月刊連載と同じになって大変でした。
2013-11-27 18:51:27そういやちょい前にガールズ&パン的なアレ見て「ギャルと戦車ネタかー、それは思いつかなったなー」と感心したもんですが、なにげにわたしも書いてたのか。いま気づきました…
2013-11-27 18:51:47『魔界探偵冥王星O ホーマーのH』
お仕事からのツマミ話。今回はこれ。『魔界探偵冥王星O ホーマーのH』2010年。これの発売時に「越前魔太郎はクソ野郎だ」とか「あいつ脱税してるぞ」とか言いまくるっていうネタを考えてたんですが、すっかり忘れてて実行できませんでした。 http://t.co/6rxaCBLKoG
2013-12-04 12:58:51企画物で、複数の作家が覆面で1冊ずつ書きましょうというシリーズ。わたしのは3冊目、かな? 特に癖を隠そうとか、気配を消そうみたいなことは意識してないですが、微妙に違う雰囲気はあったと思います。目先変わった感じがしていて、わりと気に入ってる仕事です。
2013-12-04 12:59:04普通の意味での一人称で書いてる話っていうのは、多分これだけ…かな? 講談社の会議室をお借りしてそこで作業してました。会議室、ちゃんと片付いてるのにテーブルにスクリーントーンの切れ端を見つけて「なるほど…」と思ったのを覚えています。 http://t.co/7RqBLHSvQM
2013-12-04 12:59:22まあそんな環境もあって、わたしにしては結構ハイペースに書き上げた話だったと思います。書き始めた段階ではわたしが見ていたのは1冊目『ヴァイオリンのV』のプロットだけで、ちょっと話の時代背景みたいなのを勘違いしていて、それでおかしなとこが残ってたりします。
2013-12-04 12:59:51わたしは最初、現代の話だと思ってたんですがどうも携帯電話どころかPCも普及していなさそうな感じだと後で気づいて。ただ、そうなるとホーマー・シンプソンとか存在していていいのか微妙で。「じゃあ『○ッキーのM』にしましょうか」と提案したらもちろん無理でした。
2013-12-04 13:00:21そんなこんなも含めて(?)かなり野放しな気分で楽しんだ企画でした。というわけで最後は護国寺の画像など… 作業に詰まって散歩した時のです。 http://t.co/eiZLSSVlnK
2013-12-04 13:00:43『カナスピカ』
お仕事のツマミ話。今回は『カナスピカ』2007年。構図が対照的?ってことで新書版と文庫版を並べてみました。どちらも解釈が素晴らしいなーと思います。わたし全然描けないだけに感じますが、絵って凄いもんです。 http://t.co/jUvq0tY3B2
2013-12-11 13:20:56珍しく、なのかな。青春物です。元はTVのドラマ企画書かなにかだったと思うんですが(だから健全な感じだったのかな)、実際に書き始めた時にはそのへんの縛りは全然関係なくなっていて、かなりのびのび書いてます。
2013-12-11 13:21:08この時期、なんでかどの出版社の担当編集者も女性ばかりだったんですよね。その影響もあった気がしますが、どの企画も全部、女の子が主人公になってました。書くのに悩んでやめてしまった企画も結構あるんですが、このカナスピカについてはかなりすんなり書き進んだ印象が残ってます。
2013-12-11 13:21:26まあ色々と面白い経験をさせてもらった企画でもあります。後日、ふと連絡が来て、それによると、この本の一部を入試問題に使用させてもらいました、と。どこかの私立の中学校だったと思います。
2013-12-11 13:21:41その時まで知らなかったんですけどよく考えてみれば当たり前ながら、そういうのを管理する団体があるんですね。で、当然、連絡は事後なのです。試験問題を外部には知らせられないので。なるほどなー、と思いつつ、もし正答できなかったらどうしよ…と微妙に怖くて、試験問題のほうはまだ見てません。
2013-12-11 13:22:01ともあれ、世の中にはわたしの書いたものなんかで入試を受けさせられた方がおられるのか…と、どうにも恐縮なんですが。まだまだ予想外のことがたくさんあるもんだなあと、自分のほうが中学生くらいの気持ちになった仕事でした。
2013-12-11 13:22:15そういえば裏話。さっきのカナスピカですが、新書の時と文庫の時とで、担当編集者が違うのでした。前者が女性、後者は男性です。その視点の変化っていうのもあるのかもしれませんねー。
2013-12-11 13:40:57『愛と哀しみのエスパーマン』
年明けくらいまで週一でやっていこうかなーという、仕事からのツマミ話。今回は『愛と哀しみのエスパーマン』平成17年。懐かしい、富士見ファンタジア文庫の旧デザイン。タイトルはゴナU。でも編集者にも迷いがあって枠から絵がはみ出してた頃。 http://t.co/IIPiZaKqBi
2013-12-18 12:05:49