Educate Reminiscence of Admiral 「KANCORE」５

奈楽マン @SonoTaichi

１５９日目：素体のストックが９９から１００が基本になった。 何故なのかと思ったら「一度の建造で１００使用出来るようになるから」との事である。 百の人柱を用いて造る艦か……、成る程、大型艦と言うのはどうやらそれ程の物らしい。 ならあの大食いも仕方無い事と諦めよう。 #艦これ航海日誌

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続き：しかし建造可能となる艦を見るに、連中は研究レポートの大発表会でもやるつもりなのか。 少し来歴を調べれば口角が引き攣る事間違い無しなのだがどう使わせるつもりなんだ。 ……いや、投入すると言う事はそれだけの意味が在ると言う事なのだろう。そう思いたい。 #艦これ航海日誌

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１６０日目：霧の艦隊と呼ばれる異世界からの来訪者は極めて例外的な存在だ。 その能力や装備についてもそうだが、在り方についても、である。 彼女達は艦娘ではなくメンタルモデルと呼ばれる存在であり、本来はただ一隻しか居ない。 #艦これ航海日誌

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続き：が、多くの提督は彼女達を観測し、一時的に指揮下へと加えている。 技術部の考察によると艦娘とメンタルモデルの相似からこの世界に於いては艦娘に近い形、即ち分霊のような物として顕現しているのではないかと言う事だ。 ……まぁ本当の所は何も分かっていないのだろう。 #艦これ航海日誌

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続きの続き：何せ深海棲艦側ですら技術の模倣が全然されていないのだ。 唯一ナガラ級軽巡と称されるのも居るが、アレも向こう由来らしい。 同盟と言うには余りにお粗末、霧の艦隊が深海棲艦を利用しているようにしか見えん。 #艦これ航海日誌

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続き３：本人達に聞いてみたがアドミラリティ・コードがどーので答えられないと言われた。 それって放送倫理コードみたいなみたいな物じゃなかったと思うのだが。 まぁ良い、指揮に従うのであれば余計な事を聞く必要は無いからな。 #艦これ航海日誌

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続き４：それはそれとして大鳳の建造に成功したぞ。やったな。 「Hey、提督……。昨日までの資源保有量を聞いても良いデスカ？」 油７４ｋ弾９０ｋ鉄８０ｋボーキ７３ｋ開発資材６３５だったかな。 「今は？」 油２２ｋ弾５８ｋ鉄２２ｋボーキ０開発資材２７２。 #艦これ航海日誌

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１６１日目：今日は楽しいクリスマス。祝砲代わりに霧の艦隊を黙らせる事にした。 空母群を打破し戦艦ハルナを拉致、金剛に説得を頼んだ事で時間を掛けずに陥落。 ただ焦点が定まっていないのが気になるんだが大丈夫か？ 「はい、ハルナは大丈夫です」 ダメだこれ。 #艦これ航海日誌

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続き：「ちょっとチキチキしただけデース。口説くのに榛名のDateを利用したから少し口調がMixしちゃったみたいネー」 ……まぁ良い。それより相手はコンゴウとやらだそうだが、行くか？ 「Of Course！」 #艦これ航海日誌

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続きの続き：金剛、ナガト、陸奥、大井、イオナを固定メンバーとし、大和でまず２回出撃しその後に北上と入れ替えて戦闘を行った。 高錬度の連中に混じってイオナはその威を示す。 非常識な硬さと雷順並の雷装は極めて強力だ。 #艦これ航海日誌

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続き３：結局金剛が二度、雷撃戦で一度、そして最後には夜戦でイオナがカットインをしてコンゴウを沈めた。 まぁタカオやハルナと同じく逃げただけだろうがな。 だがこれで霧の艦隊の戦いも一応の終わりだ、……彼女達が何の為に己達と戦っていたのかは分からなかったが。 #艦これ航海日誌

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続き４：人類を海上から駆除？この世界の「海」はその範疇に在るのか？ ……どうせ「その答えは霧の中」と言う奴だろう。 所詮はイレギュラーな存在である、気にしてもどうにもならんな。 取り敢えず宴会、もといクリスマスパーティーの準備と行こう。 #艦これ航海日誌

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続き５：「「七面鳥とは言わせない！」」 なんか瑞鶴と大鳳がメインディッシュを前にして叫んでいるがアイツ馴染むの早いな。 「皆様に負けないよう頑張ります！」 「そう、それなりに期待はしてるわ」 他の正規空母の連中からの受けも悪くない。 #艦これ航海日誌

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続き６：「知ってますか？実は近代化改修で運を上げる事が出来るようになったらしいんです」 「それ本当！？扶桑達にも教えてあげなくちゃ！」 陸奥とも話しているな。 「同士よ！！」 「貧乳はステータスや！希少価値や！」 龍驤と熱く握手をしている。 #艦これ航海日誌

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続き７：「酒だ！」 「宴会だ！」 「Let’s Party!!」 ……すげぇ！あんなコミュ強艦娘が居るとは。 合計で２０万以上資源を使った甲斐が在ったな。 「提督、折角のDinnerが美味しくなくなるので資源の話はしないで下サーイ…… 」 #艦これ航海日誌

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１６３日目：頭が痛い……。 クリスマスパーティと新造艦歓迎会と忘年会が一纏めになった事で宴会は一昼夜続き、二日酔いならぬ三日酔いと言った所か。 霧の艦隊の連中は朝靄と共に消えて行ったが、相手方の連中も一緒に酒を飲んでいた気がしないでもない。 #艦これ航海日誌

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続き：そして死屍累々の中でも鳳翔などは朝食の用意をしてくれる。 ローストチキンの骨で出汁を取り、調味料を加えて味を調えながら薬味を刻み、ローストチキンの残りを解す。 冷や飯に具材と薬味を乗せ、出汁を掛けてやれば鶏飯の完成だ。 二日酔いの胃には有り難い飯だな。 #艦これ航海日誌

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続きの続き：このさっぱりとした朝食を少々の迎え酒と共に腹へ収めて今日は始まる。 さて、大型建造も霧の艦隊関連も終わった事だしキス島に大鳳だとかを連れて行ってやるとするか……。 #艦これ航海日誌

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１６５日目：大鳳をキス島のバカンスから解放する。 既に十分な経験を積んだと言える所まで来ているのだから止めろ、とナガトに言われたからだ。 まぁ確かにそうだ、これ以上は他の連中の負担が重いか。 #艦これ航海日誌

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続き：「あら、酷いじゃない。提督は私の事を心配してはくれないの？」 疲労で目の下にクマの浮かんだ大鳳がフラフラと近寄って来た。 顔から血の気が引き、猫背となった大鳳の姿はどこか己の記憶に引っ掛かる。 実に不愉快な人物の印象との一致、それがこいつには在る。 #艦これ航海日誌

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続きの続き：「何か私、提督の気に障るような事をしたかしら？」 なぁ、お前はどの程度転送＜ダウンロード＞されているんだ？ 「……何の事？何を言っているのか良く分からないわ」 観察していて気が付いたが、お前は嘘を吐く時に左手の親指を動かす癖が有るな。 「ッ！？」 #艦これ航海日誌

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続き３：ブラフだよ。まだ経験が浅いな、全人格をコピーした訳じゃ無さそうだ。 「……困ったわね、疲れた頭ではどう言い逃れれば良いか思い付かないわ」 ふん、それじゃそう言う事にしておこう。 で、お前の目的、いやお前はどんな目的を与えられて此処に来たんだ？ #艦これ航海日誌

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続き４：「別に？特に何も言われた記憶は無いわ。強いて言うなら欲するままに生きよ、かしらね」 何だと？確認するが……、お前はあの栗毛の女のクローンを元に、記憶と人格を転写した艦娘だよな？ 「そうね。私が与えられた情報だとその通りだと思うわ」 #艦これ航海日誌

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続き５：だと言うのに何も言われていないと。 「だから、好きに生きろと言われたと言ったでしょう？」 しかしだな……。 「私は大鳳。元が誰だろうと、誰の記憶を持って居ようと変わらないわ」 ……そうか。疑って済まなかった。 #艦これ航海日誌

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続き６：あのクソ厄介な女を若くしたような艦娘だと気付いてから不信感を募らせていたのだが、どうやらかなりの確率で本当にスパイではないようだ。 実は嘘を吐いているかどうかを金剛が判断しており、霊的欺瞞が高錬度の潜水艦レベルで行われていなければほぼ間違いは無い。 #艦これ航海日誌