シンポジウム「どうなる日本」

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

黒瀬：日本の中小企業がアジアの市場に売るのか、生産拠点もアジアに移すのかは企業判断だ。大企業の言いなりだった中小企業に売る能力が無いのが問題だが、売るのは得意な中国企業と相互補完できるかもしれない。JETROが果たしているようにインフラ整備は政治の責任。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

フロアからの質問：中小企業を日本でがんばろうとするとき、現在の円高水準だと輸出は難しいように思う。輸入型の中小企業が良いのでは？ #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

黒瀬：当面、円高水準が緩和することは期待できないだろう。企業によっては中国の工場で生産したものを日本で売る、日本で生産したものを中国に売るというのを使い分けている。我々が気づかないうちに中間層を超えた厚い富裕層が生まれていて、高くても買ってくれる人々がいる。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

フロアからの質問：子ども手当について、子育てが終わっている世代にとって疑問だが、子育て中の世代には支持されているのだろう。ただ、世代間の対立をあおるような政策はいかがなものか？どのようなバランス、基準を考えたら良いだろうか。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

竹中：子ども手当という考え方について否定しない。子育てを社会で支援することはある程度必要だろう。しかし、民主党のやり方が乱暴だと考える。これだけ巨額の現ナマを渡す政策は世界を眺めて例が無い。少子化対策なのかどうなのか、はっきりしないのが問題。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

竹中：世代間の格差をあおることはご指摘の通り問題だ。一票の格差についても参議院で1.5倍あっても違憲ではないとしている。人数の多いところに手厚くするなら財政的に破たんせざるをえない。参議院はバーチャルな選挙区（年齢区分別）にしても参政権年齢を引き下げればよい。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

フロアからの質問：沖縄のサンゴ礁が90%以上破壊されている、海底資源をどのように守れるだろうか、これらを真剣に心配している。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

高橋：基地の話は経済問題としては取り上げられていない。尖閣諸島問題に象徴されるように、アメリカやロシアとうまくいっていないときに領土に関することが問題化しやすい。中国は確信的利益とみなしている。これは台湾やチベットと同じ扱いで危機感を持つべき。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

高橋：国際政治の場面ではパワーのバランスが必要なのだが、菅政権はまったく無知だ。中国首脳と通訳抜きで会談するなど、経験不足が懸念される。もっと外交について専門家の話にすべき。沖縄に限定した話ではなく尖閣諸島付近で軍事演習するくらいが必要。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

黒瀬：沖縄の問題は沖縄だけの話ではなくなっているのが昨今の状況なのだろう。サンゴ礁が一例の環境問題についてもアジア共同体として全体で考えなければならない問題だ。労働者の安全という面でも、給与面・環境面で日本の経験を解決のために伝えるべき。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

竹中：今日議論されていない論点、グローバルアジェンダとして環境・貧困・テロリズムがある。マルチステイクホルダーの概念が必要だ。政府や国連だけでは解決できない。政府、企業、NPO、個人が参加して、一人ひとりのエンパワーメントが必要になる。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

竹中：しかし、尖閣諸島の問題は政府の問題である。みんなが参加して力を出すべき問題はあるが。 #kaetsu10

和泉徹彦 Tetsuhiko IZUMI @izumit

加藤：長時間にわたってご議論いただきました。小さいことが悪いことではない、と佐野名誉学長からあったように、山椒は小粒でもピリリと辛いと嘉悦大学も進んでいきたいと思う。参加者にお礼申し上げる。 #kaetsu10