同時多発ツイート連詩・pw冬組「明日世界が終わっても12/22」「詩は生きている12/23」
- riri_yanagawa
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★【告:同時多発ツイート連詩ファイナル・pw冬組12月22日(日)0:00〜23日(祝)24:00まで開催します!:自由参加式】☆ご参加お待ちしています♪★最後ということで墓碑銘(笑)も最終日にご用意ください。まとめのご紹介欄に添えさせて頂きます。アイコンも楽しみです♪#pw冬組
2013-12-20 21:26:23はじまります~よ~お約束事は冬組のタグ #pw冬組 から読んで頂いて参加しましょう♪(連詩はじめての方もぜひぜひ♡ 初めてのわたしも優しく受け止めてくれました>夏組から参加)
2013-12-21 21:13:50☆同時多発ツイート連詩ファイナル第一日目のお題は(明日世界が終わっても)です。これにタグ#pw冬組(ポエティックワンダー・ふゆぐみ)がつきます。同時多発は今回が最後です。つないだ時は、いつものように別便で相手方とわたし@sechancoに連絡くださいね。流れはタグ参照→#pw冬組
2013-12-22 00:17:18ひとつ楽しいことがあるわ。とムーミンママは言いました。いつも待ち切れない遠足のお弁当を、明日まで待たなくていいこと。今夜みんなで食べてしまいましょうよ。それまでは、何すればいいの?スニフが聞きました。お弁当を作ればいいのよ。ママはびくともしない。(明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 00:00:30浮遊する想いは違う世界へ引き継がれ、エントロピーは 増大してゆくから何も心配はいらない。 次元の捻じれた先に待つ繰り返される日々の約束の中には、 作り手と食べる側の想いもあってそこだけ暖色がついている。 終わることは始まりなのだとパパは云った。 (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 00:27:42私の窒息を愛す、私を窒息させる、私が窒息している間に、私で窒息は健やかに育った 伸べられた手は、白い手は、掬おうとしているのか、それとも ゆき、のように、ふる、恋の話 ゆき、と同じ響きの話 私の窒息の中に咲いた花の 色を告げている時はなかった (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 00:14:32一面のしろさは光の収束の先だ 色は光に複雑な回路を仕組まれていた 誰ひとりとしてエンドロールの先を見ることが出来ない親和性 特別な行為を期待しないでいよう わたしの手の上の地球もあなたが跨ぐ月も 夢の浮舟のように振れて、消え、た、先 (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 00:45:41泣きながら目覚め 空が青赤色に燃える 分子化した世界が飽和へと収束する最中、傷痕だらけの白い腕と一番綺麗な天使と母に焼かれた腕と精神疾患の遺伝子 皆きっと許されたがっている 世界の終わりは途轍も無く優しい (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 10:00:20泣いていたの?涙を拭く手も失ってしまったけど 世界の終わりの後には深夜テレビの砂嵐 自己を抱きしめる術もなく茫然と見上げていた最期 それは神々しいまでの終結 無の中から生まれたものが時を刻み始める胎動の中に 腕に傷のないあなたをみつけた (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 10:27:15世界の終わりに、きっときっと美しいあなたを私がマリアの様に抱きしめていられたなら きっと遠く届く何処か彼方に 滅び逝く光景は、きっときっと悲しくなんかないと。 傷だらけの腕を絡め、祈り、眠る私の体温も貴方の体温も、もう同じ。 (明日世界が終わっても) #pw冬組 #pw連詩
2013-12-22 16:25:34今日がまだ月曜日で 空にかかる残月は 薄く笑い 歪に欠けてゆく (打つべし 打つべし) と木魂する胸に (だれをなにをそんなにも) 空を切るこぶしは 掴むためじゃなく 壊すために どうしてもこなかった あなたの朝を もう一度始めるために (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 10:47:20台(うてな)より飛来した爆発遺体は地に着く瞬間に異次元へ飛ばされ、かげろひ、の燃える赤の中を綻び落ちた花弁(あるいは羽)が降り積もり、回っていた地軸が一定の傾きを維持する姿勢を世界に晒し、不協和音を調律され終わりは終わった(どちらが幻惑か) (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 10:53:11あまた(数多)の しぼ(思慕)が たいせき(堆積)した せつな(刹那)の彼方に かさぶた(瘡蓋)が剥がれ いつ(何時)かは迎える がいかい(外界)との遮断を 追いかけ、僅かな言葉で、伝えたい想いを、手紙に託す 「もういちど会えますか」 (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 10:10:04高き場所より降りしものは空のクレパスに刺さり じりじりとこちらへ向かってくる気配に安堵を感じている 自分で壊せなくても誰かが壊してくれる刹那の予感 退廃した世界、鮫の背鰭に偲んでいた世界のスイッチ マウイの言語が踊り始めた (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 11:10:06か、ら、だ だから孔という孔をふさぎたくて は、な、び、ら まみれ 息がで、きるね 文鳥の頭はやわらかに口に含む い(し)き(し)て、(し)て 嘴で皮膚の穴を突くとき 数えれば欲し 数え忘れれば数にふさがれる いきをしている ものでふさいで (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 11:22:37あな(孔)うつくしき、針の先(割き)にて 数えしは、人の頭か、目か、足か、指か、 ひい、ふう、ふう、いつ、いつ、いつ、いつ 消されし前に記す、むう、なな、やあ、この、 塔に(問うに)住まいし、あな(た)とと 行き(逝き)ませ(世)う (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 14:51:10世界滅亡のニュースを受けて 株式市場は大混乱 どこかで商人が宇宙に脱出 夫婦喧嘩の数は激減 猛禽の目は月を射て 鯨の遠吠えは海を揺らした 鳥たちがちいさく囀る夜 老人は 砂漠の砂を谷に落とす 何十年も ずっと ただ向こうがわへ行きたくて (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 11:41:30谷には今日も雪のように砂が降る 世界が滅亡の曲を奏でる、その口先に 此処が人口過密になってしまう前に 誰も砂を落とさない世界がみつかったと 大きな梟がバサバサと落下してくる 月はなかった、月の代わりに花が上がる さあ、背に乗って、 (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 14:08:26月のように大きな花から花びらが舞い 一面に、花を咲かせる 「人間」のいなくなった世界では 花が咲くのを邪魔する者はいない 平地も山も 花で溢れてゆくでしょう (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 14:36:31穴だらけの傘も開けば夜空になるのだと、くるくるまわしながら4本の足が駆けていく 向かった水門は閉じていて湖は静かだ、そこで一緒に夕陽を見たかったと足は跡を付けた 目の中の沈黙と錆びていく風景は寒い口笛となって、くつを忘れてきてしまったと、笑う (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 14:37:38裸足のまま駆け出す先は夜空の星が流れる中心点 北極星より小さな光がわたしの置き忘れた靴 靴座と名付けて探されるように目印を結んである カシオペア座のWを5つ伸ばした先にあるリボン 未来の何処かで天文学者が万華鏡で観測している (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 15:03:35街を燈す単調な不在はアルペジオで 夜景を奏でるけれど満天は応えない 帰るように逃げるように帰る ように駆け抜ける逢いたくて 一滴の常緑樹は歌う高らかに今 冬ざれの野で (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 20:05:31不可侵な領域の果てに琵音は鳴り続ける 足取りを示す地層の断面から 放たれた音を正確に伝えながら 回旋につぐ回旋の末に生まれし詩のありかを ハープの弦は弓矢にもなりターゲット層の 限界解除のパスワードを射抜いた 祈りのパレードが始まる (明日世界が終わっても)#pw冬組
2013-12-22 21:44:11明日 世界が 終わるかもしれないのに 瑠璃の星では 陽光が降り注ぎ 澄んだ水が流れ 草花が彩り 生きものたちが集います 人々は言葉を残そうと あなたの手に温もりを告げようと まだ がんばることができるのです たとえ 明日で 終わるとしても (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 20:42:56滅び(綻び)た言の葉の脈打つ心音(真温)だけは渡すま(舞)い 死語となりし葉の鳴(為)る木には、のすたるじーの花が咲(裂)き そのうち木管(木棺)が鳴(成)り始める らりんと、るりんと、高音の金属音がラピスラズリの色を弾(轢)く (明日世界が終わっても) #pw冬組
2013-12-22 14:25:36