「デイ・オブ・ザ・ロブスター」再放送？Ver(実況なし)～2013年・大晦日ニンジャプログラム～
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
ブガー！ブガー！ブガー！何らかの非常装置が発動したのだろう。ヘルジッテ・クランの事務所内はレッドアラート・ボンボリの光によって支配された。壁に描かれたフジサンが血のごとき赤に染まり、古事記に予言されたマッポー・アポカリプスの光景を暗示する！「爆発するわ！」ナンシーが叫んだ！ 23
2013-12-31 23:36:16
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「イヤーッ！」ニンジャスレイヤーは連続側転を決めてナンシーの横に急ぐと、ニンジャ筋力によって彼女を左腕だけで抱え上げる。一刻の猶予も無い。ニンジャスレイヤーの額に汗が滲む。右手でニンジャロープを投げ放ち、天井に先端フックをめり込ませると、大きく後ろにジャンプし反動をつけた。 24
2013-12-31 23:38:59
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「死ね！ニンジャども！死ね！」セントウの中に水死体めいて浮かんだアザワが、ワータヌキめいた形相で断末魔の叫びを放った。何たる執念か！全ての証拠を隠滅し、ニンジャを道連れにするために、彼が遠隔ＩＲＣ操作で事務所の爆破装置を作動させていたのだ！「ヘルジッテ……バンザイ！」 25
2013-12-31 23:41:41
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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閃光、そして爆発！紅蓮の炎に包まれるヤクザ事務所！ナムサン！あの２人もまた、ロブスターとともにサンズ・リバーへ送られてしまったのか？「……Wasshoi！」おお、見よ！間一髪！ナンシーを抱えたニンジャスレイヤーが、ロープを使った振り子運動で、爆炎を背にガラス窓を突き破った！ 26
2013-12-31 23:43:50
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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ニンジャスレイヤーは冷たい夜の路地裏へと着地すると、ナンシーを下ろし、荒縄を切断した。「助かったわ、ニンジャスレイヤー＝サン。でも御免なさい、今回もアンタイニンジャ・ウイルスの解毒剤は……」彼女が背を向けて服の胸元を直し、振り返ると……もうニンジャの姿は、何処にも無かった。 27
2013-12-31 23:46:09
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「ドーモ、ロブスターです」突然フスマが開きニンジャが姿を現した。その両腕にはロブスターめいた恐るべきハサミが備わっているのだ。「ザッケンナコラー！」論理トリガを引き発砲するアザワ！「イヤーッ！」連続バク転で銃弾を回避するロブスター！ジュッテや鎖鎌を構えるクローンヤクザたち！ 12
2013-12-31 23:49:19
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「まずいことになったわね……」大浴場の隅に敷かれた２畳のタタミの上でナンシー・リーは呟いた。その身体はタイトなサイバーゴススーツの上から荒縄によって複雑に拘束され、胸元などが強調されている。ハッカー兼ジャーナリストの彼女は潜入調査に失敗し、ヤクザクランに捕えられていたのだ。 13
2013-12-31 23:50:12
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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流れ弾がナンシーの金髪を数本持っていく。ニューロンがチリチリと危険を告げた。拘束された手を辛うじて動かし、耳の後ろに備わったバイオＬＡＮ端子から、携帯IRC端末へとケーブルを伸ばす。「ハァーッ！ハァーッ！」荒縄が複雑に食い込み、オイランのように白いナンシーの肌を紅潮させる。 14
2013-12-31 23:52:08
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「イヤーッ！」ロブスターは前転からスリケンを何枚も投擲！「アイエエエエエエ！」次々と殺害されるクローンヤクザたち！タツジン！「ナマッコラー！」弾切れを起こしたアザワは、腰からドスダガーを抜き接近戦を挑む！「イヤーッ！」紙一重のダッキングでかわし、ハサミで首を掴むロブスター！ 15
2013-12-31 23:53:44
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「アグッ！」そのまま絞首刑めいて持ち上げられるアザワ。今の一撃で脊髄を破壊されたのか、ドスダガーを握った右手はぶらぶらと力無く揺れ、言うことを聞かない。インガオホー！そのままロブスターはアザワを熱湯の中に叩き込み、首だけを出して押さえ込んだ。「熱い！アイエエエエエ！熱い！」 16
2013-12-31 23:55:13
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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だが流石はヤクザクラン幹部である。アザワは熱湯に苦しみつつも、ロブスターと名乗るニンジャに食って掛かった。「誰の差し金だコラー！ヘルジッテ敵に回したらただじゃ済まねえぞコラー！」「馬鹿が。貴様らは誰彼構わず殺しすぎた。スポンサー様を怒らせたのだ。俺を派遣したのはヨロシサ…」 17
2013-12-31 23:57:04
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「イヤーッ！」KRAAAASH！その時である！轟音と共に壁がフジサン壁画ごと突如破砕し、そこから超自然の金属バットを携えたニンジャが入り込んで来たのである！装束はこの世ならぬスペクトルを含んだピンク色をしており、メンポは銀だ。「キサマラッ！」ニンジャは怒声を張り上げた！ 18
2014-01-01 00:00:01
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「なん……」「イヤーッ！」振り返りかけたロブスターの横面に、この世ならぬスペクトルを含んだピンク装束のニンジャは超自然の金属バットをジャストミートした。「グワーッ！？」水平になりキリモミ回転で吹き飛び、フスマの横の壁に叩きつけられるロブスター！「イマノハ、アンブッシュダッ！」19
2014-01-01 00:06:28
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「何……？」ナンシーが目を白黒させる。ニンジャは素早くオジギした。「ドーモ。ザ・ヴァーティゴ、デス！」そして怒りとともに人差し指を目の前に突きつける！「アンタ何ヤッテンダ！フザケルナ！」ナンシーは身じろぎする。「ワッツ……」次にザ・ヴァーティゴは熱湯にもがくアザワを見やった。20
2014-01-01 00:11:26
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「グワーッ！グワーッ！」「オマエッ！」ザ・ヴァーティゴはアザワの首根を掴み、熱湯から引き上げる。「ア……助けを……？」「イヤーッ！」「グワーッ！？」宙へ投げ上げる！そして、「イヤーッ！」ジャストミート！ロブスターの横の壁に叩きつける！「グワーッ！？」 21
2014-01-01 00:15:27
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「オボッ……ザ・ヴァーティゴだと？」ロブスターが壁から身を剥がし、ハサミを構えた。「どこの差し金だ……」「スリケン！投ゲロ！」「……イヤーッ！」「イヤーッ！」投げつけられたスリケンをジャストミート！「グワーッ！？」ロブスターの顔面に命中！勢いで吹き飛ばし、壁に叩きつける！ 22
2014-01-01 00:20:52
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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「おのれ……貴様ーッ！」ロブスターは壁から身を剥がし、再びザ・ヴァーティゴへ突進してくる。ザ・ヴァーティゴは超自然の金属バットを床へ投げ捨てた。そしてカラテを構え、フットワーク。首を左右にクイクイと動かし、「フゥーッ」と息を吐いた。「ウオーッ！」ロブスターが攻撃！ 23
2014-01-01 00:24:57
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「イヤーッ！」ザ・ヴァーティゴのポン・パンチがロブスターに炸裂！「グワーッ！？」ロブスターは身体をくの字に折り曲げ、壁に叩きつけられた。そして、「サヨナラ！」爆発四散！「……！」ザ・ヴァーティゴはやや首を傾げ、クンフーの達人じみたザンシンをした。そして我に返った。「ヤバイ」 24
2014-01-01 00:29:40
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「貴方いったい……」ナンシーの声にびくりと振り返ったザ・ヴァーティゴは、「イヤーッ！」壁の大穴めがけ、回転ジャンプをきめて脱出した。ナンシーはもがいた。その二秒後、ニンジャスレイヤーが突入し、コンマ01秒の状況判断ののち、ナンシーの拘束を解除した。「怪我はないか」「悪い夢を」25
2014-01-01 00:32:13
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「Wasshoi！」やがて、ナンシーを抱えたニンジャスレイヤーが飛び去ると、邪悪な陰謀の殿堂たるマグロ工場は、ネオサイタマの貪婪な騒音と光のケオスに紛れた。 26
2014-01-01 00:37:04