春ロっはんさん@Haru69Hankoの「正しい一般論を武器にするということは、怖いと思う。　NHKの『永山則夫 100時間の告白 封印された精神鑑定の真実』を視た。」

春ロッはん™ @Haru69Hanko

たまにツイッターって、本気でイラッとする…。好きな芸人名で検索して、『初めまして。あなたのつぶやき間違ってます。』って、わざわざ言ってくる(しかも正解を教える訳でもない)ってなんだろう。通りすがりに『バーカ』って、言われたみたいな気持ち悪さ。

春ロッはん™ @Haru69Hanko

まあ自分もやらかしてるからなあ…。ツイッターは気をつけないとな。便利な分、怖い怖いだ。

春ロッはん™ @Haru69Hanko

1時20分からは、NHKで永山則夫のドキュメンタリー、精神鑑定の再放送だ。見よう。

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NHKの『永山則夫 100時間の告白 封印された精神鑑定の真実』を視た。永山が唯一安らいだ場所『網走の帽子岩』は、私も幼少期には近くに住み、良く訪れた思い出の場所。散骨された日からは、永山の海になったのだ…。幼い頃から暴力を振るわれ、飢えて学校にも行けず、親に見捨てられたことや→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→いつも、どこにいてもうとましがられた。集団就職されても被害妄想や逃走癖、騒ぎを起こした鑑別所でのリンチ…。それが、精神鑑定の録音テープの永山の肉声で語られる。胸が痛い。精神鑑定した石川先生は、永山が犯罪を犯した理由を知るため、母親にインタビューしている。それを聴いて思ったのは→

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→母親の『私も昔つらい目にあったから、則夫にもしてしてしまった』『勝手ばかりした夫に則夫が似ていて憎かった』などと言う。私の母親と同じことを言っていた。しかも口調が似ている。いわゆる北海道弁だ。都合が悪いことや人の噂話や悪口は、余計に軽くフワフワと半笑いで話す、あの感じ。→

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→私は自分の気持ちを重ね、怒りながら視ていた。『そうやって自分は悪くないと責任逃れをするのか！』と。いつも小さくうずくまり、我慢していた永山のことを、私は他人と思えなかった。銃を初めて見た時のことを、永山は石川先生にこう言っている。それはとても印象的だった。→

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→『宝を見つけたと思った…いつもやられてたから、いばりたかったのかな。強くなった気になりたかったのかな』でも、そこまで話したのに、永山は石川先生を信用できてなかったのかも知れない。真摯に永山と向き合って話を聞き、PTSDの診断をした石川先生の診断書を否定し、沈黙したことが→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→裁判で不利になってしまう結果に。石川先生は永山の言葉にショックを受け、少年鑑定の仕事を止め、患者さんの治療に専念する。永山は長い獄中暮らしで勉強した。学んだのは漢字や言葉だけではない。自分が奪った４人の人生。残された遺族の妻の中には、妊娠中の方がいたことで→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→自殺未遂を繰り返し、何のために生まれてきたかわからなかった永山が、生きるとは何か。そして、ずっと無視され、いじめられ、うとましがられた自分のことを理解しようと務めてくれた石川先生に感謝したこと。信用できなかった自分を恥じたこと。その変化が伝わってきた。→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→そして、母親を許そうとしたこと。私は永山は純粋だと思うのだ。『ふれあい』は、肌と肌だけではなく、心と心でもあるのだと気づき、石川先生とふれあったことで、自分や家族の悲しみを見つめ直すことができたのだから。そして、書くことでさらけ出し、印税を寄付したのだから。→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→ほんの少し、誰かが『触れてくれる』ことは大事だ。心の奥底や渇望は、事務的に付き合ってる他人にはわからない。だからこそ『理解しあいたい』と、全力で向かってきてくれた石川先生に感謝したのだと思う。初めは否定した鑑定書を、最後まで大事に持っていた永山の気持ちを思うと、切なくなった。→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→永山は私に教えてくれた。心から理解したいと、触れ合おうと暖かい気持ちを向けてくれる人を、お前も素直に信用しろと。そして、憎い母親をお前も許してみないか、と。→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→永山を非難するのは簡単だ。なぜ東京に来た時真面目にやらなかった？過去はどうあれ真面目に働けば、周りもわかってくれただろう？と。全くナンセンスだ。無知な田舎もんの少年が、真面目に働くのは『当たり前』なんだ。うまくやってるフリや、仮病を使って息抜きするなんて考えもつかないのだから！

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→実際、永山も職場では真面目だった。言うことを聞いていい子だと褒められ、自分の居場所を作りたいのだから…。私はわかるのだ。永山の気持ちが。自分の居場所がわからない、帰りたいのに、帰る場所がわからない、お金も、知恵も、生きる勇気も、自殺する勇気もない。働いてる間に→

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→石川先生のような、優しい人に会えなかったのは、永山にとって最大の悲劇だったのでは、と、思う。独りだから、誰かに見つけてほしい。わかってほしい。『そんなの…永山じゃなくたって、みんな同じだよ』そう思えない奴らが『連続射殺魔』と彼を名付けたのだ。私はそれが悔しい。とても。

春ロッはん™ @Haru69Hanko

→懐かしい『帽子岩』を見たら、少し感傷的になった。永山はいつも、私が逃げていることをえぐってくる。『お前も信じてみろ、そして許したらどうだ…』自分が何者かわからず、無気力で孤独で、もう死にたいと悩んでる若い人に、私は知ってほしい。無知の涙を流して、何かを手につかんだ永山のことを。

春ロッはん™ @Haru69Hanko

永山は死刑執行の朝、激しく抵抗したため、数人の看取にボコボコにされ、グッタリした所で連れていかれたらしい。長年家族からの暴力や、囚人からのリンチに耐え、トラウマになっていた永山はどう思ったのか？それを思うとやるせない。『武器を持ってるから強い気になっている』のは、本当は誰なんだ？

古道具上海リル @liruko

当時「無知の涙」がベストセラーになり永山が「人気犯罪者」になったのは、誰もが自分達と共通するものを見たからではないか。あの時代まで後退した職場のブラックさも、貧困も今は度をましている。姿を変えた永山は何度も現れるような気がする。死刑にしてすむような話じゃない。

mukinkO @mukinko

お金ないと自由が制限される。これは肉体的な死よりダメージが大きい。綺麗事ではないんだよね。

春ロッはん™ @Haru69Hanko

@nukomiti 人を殺すのは、もちろんいけないことです。でも改心した永山は、できるだけ生きて本を書いて、印税でお詫びしていきたい気持ちも持ってたのではと思いますよ。

春ロッはん™ @Haru69Hanko

@nukomiti 美談にするなと言うお気持ちはわからないでもないですが、私は自分が視た感想を言っているだけです。なら出典を出せだの、殺された方は帰ってこないだのと、私に言うのはおかど違いじゃないですか？あなたがあの番組を視たなら、あなた自身の感想を語るべきでしょう？