物語のかけら
悪魔が見る夢、夢に見る悪魔、つづき
酔宵堂
@Swishwood
しょうがい、彼女は魔法を垣間見ることはなかった。その旧友たちが契約と魔法を宿すものだとなど、まったく思うことなく"どこか"へ消えてしまった。誰も隠しだてした訳ではないが、彼女には結局魔法の痕跡すら見えていないようだった、と云う。
2013-11-24 06:47:35
酔宵堂
@Swishwood
彼女の見た夢とはつまり、魔法に出会うことのない生涯。少しだけ数奇な生い立ちを、あの温かな一家に支えられてともに生き抜く、ただそれだけのささやかな夢。束の間の微睡みの中にだけある、穏やかな在りし日の憧憬(ユメ)。いつか迎えたかもしれなかった、日々の欠片。
2013-11-25 02:52:50悍ましくも美しき、魂の貌
酔宵堂
@Swishwood
確かに、彼女の宝珠はわたし達のそれとは大きく異なっていた。黒鈍色の王冠を思わせる封萼に嵌められたそれは悍ましくも蠱惑的な色を湛え、漆黒よりも昏い翳りに輝いている。わたし達の畏れる穢れより、尚更一層邪悪で、底知れず——それだけに、美しかった。
2013-11-30 16:46:21母たちの追想
小ネタ集
酔宵堂
@Swishwood
……いや待て。すると何かさやかは改変後でも半月ほどで燃え尽きたってことになるのか……?! いくらなんでももうちょっとくらいは保つだろうと思ってるんだがなァ……
2013-11-25 21:55:34
酔宵堂
@Swishwood
流石にもうちょっと、数ヶ月くらいは持ち堪えたってことにしておきたいけど……まあそれが限度だわな。契約からダントツに早い消滅だった事実は覆しようがないと云うか、まあそれで例の記憶を受け継いだ所為で会話が噛み合わなかったり孤立感を深めていった……と見るべきなんだろうね、ほむら主観では
2013-11-25 22:01:02