《「あまちゃん」が示した、「地方」の冷酷な現実》

観光客が来なければ、観光客が金を落とさなければ、 否応無しに衰退する。 それが冷酷な現実。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

NHK紅白歌合戦の「あまちゃん」の第157回を誉めそやすこと、それ自体はまあ、色々といわずに置こう。私もそれなりにウルウル来たし。

2014-01-02 19:23:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ドラマ「あまちゃん」が示した冷酷な現実は、確認しておきたい。 日本の「地方」は、地震も津波も原発事故も関係なく、外部からの観光客が金を落とさなければ、生き残れない。 したがって、全ての「地方」に外部からの観光客の金が、必要なだけ落ちるはずもないので、「地方」の殆どは維持できない。

2014-01-02 19:26:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ある町に観光客が十分に訪れて金を落とすという事は、隣の町には金が十分に落ちないので、生き残れない、という事だ。 非常に卑近だった例を挙げると、二本松市岳温泉に宿泊して客が金を落とせば、近くにある福島市土湯温泉には金が落ちない。@karitoshi2011

2014-01-02 19:28:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

バブルの馬鹿騒ぎのスキーブームの頃には、スキー場を近所に抱えた温泉街が、近所にいくつあっても競争してやっていけるような錯覚があった。その錯覚を後押ししたのは、間違いなく中曽根政権のリゾート法などの政策誘導。夢が醒めた後では、回収しようのない話。 @karitoshi2011

2014-01-02 19:36:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

例えば、大は、沖縄海洋博覧会の、つくば万博の、小はうつくしま未来博の、猪苗代フリースタイルスキー世界大会の、残骸のさまは、目の前に転がり、隠しようもない。隠せないから、東京電力の寄付金で誤魔化したりもしてるけど。@karitoshi2011

2014-01-02 19:40:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本各地で、広告代理店やら旅行代理店やらが仕掛けて壊した街の残骸を何とかするには、回り持ちでキャンペーンを実施して、「夢の続き」を「現地で頑張る人」に見せ続けるしかない。その「夢の続き」のひとつが、ドラマ「あまちゃん」だ。 @karitoshi2011

2014-01-02 19:42:33