- sukemori_t
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【中世なぞなぞ集】岩波文庫/鈴木棠三編 室町~近世初期の7種のなぞなぞを集録。問題のすぐ下に答え、そして解説と続きます。 解き方だけでなく単語の解説が実に詳細で、これだけでも一読の価値はあります。 源平絡みの問題もありますよ! http://t.co/qcrj9oec6I
2014-01-05 15:18:33『三位中将ハなにゆへにうたれたまふぞ』 三位中将は、残念ながら私ではなく、重衡叔父上のことです。 重衡叔父上というと、アレですよね~。 さて答えは?
2014-01-05 16:19:13『三位中将ハなにゆへにうたれたまふぞ』 答えは「なら火ばち(奈良火鉢)」 その心は…もうおわかりですよね_| ̄|○ 応仁の乱後、都が焦土となると、奈良が文化や生産の中心となった関係で、「奈良」の名を冠した産物が普及したそうです。
2014-01-05 17:18:40『義朝ハよしなき父のくびをとりゆミとりながらゆミをすてけり』 答えは「友千鳥」 義朝ハよしなき→「よしとも」から「よし」を取る=とも 父のくびをとり→「ちち」の首(最初の文字)を取る=ち 弓とりから弓を捨てる→「ゆみとり」から「ゆみ」とる=とり
2014-01-05 19:18:39そしてこれは、一の谷より。 『一谷のかせむ(合戦)に一の名をあげしハ九郎判官義経くまがへの二郎なをざねこれらハなかへしあはせしゆへなり』 なぞなぞですよ(・∀・)
2014-01-05 20:19:10『一谷のかせむ(合戦)に一の名をあげしハ九郎判官義経くまがへの二郎なをざねこれらハなかへしあはせしゆへなり』 答えは「くゞゐ(鵠/白鳥)」 その心は 「一の名をあげし」で一の谷の「い」、九郎の「く」、熊谷の「く」で「いくく」。 「これらは名を返しあい」でひっくり返して「くくい」
2014-01-05 21:18:35SG問題もありました! 『宇ぢばしのうへにていづのかミうたれぬよりまさハかたなおとしぬ』 (宇治橋の上にて伊豆守(源仲綱)討たれぬ頼政は刀落としぬ) ヒント:京の地名です。
2014-01-05 22:19:07『宇ぢばしのうへにていづのかミうたれぬよりまさハかたなおとしぬ』 答えは「うづまさ(太秦)」 その心は 「ウジバシの上」は「う」 「いづの『かみが討たれ」て→『いず』の最初の『い』を取って=「づ」「頼政は刀(=片名)落とす」→「よりまさ」の片名「より」をとって「まさ」が残る。
2013-11-14 23:15:25