幻想郷交通公社C85新刊 『東方酒呑み文章合同誌 伊佐美一升瓶と愉快な飲兵衛達』の感想を順次掲載。感想を頂いた方には御礼申し上げる。
マムドルチァさんの「月と叢雲花と酒」 こころちゃんの幻想郷飲み歩きツアー。合同のトップを飾るのにふさわしい作品だと思う。それぞれのお酒の描写も素敵で、読み手も一緒に呑み歩きをしている気分になれる。
2014-01-05 20:06:53アン・シャーリーさんの「アンコール・ワット(略」 ガチレズの 本音こぼれる 絡み酒 ゆめちゆコンビのアンコール・ワット道中を、ちゆり視点の日記形式で描いた作品。アンさんの作品をはじめて読んだのだけれど、こんなに読んでいてニヤニヤできる作品だったのはいい意味で裏切られた。
2014-01-05 20:07:29嘉島安次郎さんの「穣子の酒」 芋もとい穣子焼酎。秋姉妹プラスはたてでお酒を作るお話。ページ数も内容もあっさりしているはずなのだけれど、芋焼酎独特の舌にまとわりつく不思議な印象のお話。
2014-01-05 20:07:48紅吏珠名さんの「マイナデスの杯」 いろんな意味で、東方ちゃんぽん。東方キャラクターの宴会を描写した作品なのだけど、色々と「突っ込みどころ」という名の仕掛けがある。読んでいるうちに、程よく酒が回るのと同じ感覚が味わえる。
2014-01-05 20:08:08春日傘さんの「潮風の酒 ラフロイグ18年」 勇儀姐さんとウイスキーを。正直レモンハートという作品を知らないのであるけども、知らなくてもまったく苦にならない作品。ウイスキーを飲んでいる感覚が味わえる作品。今度、ウイスキーのあるお店で飲みながら語りましょうぜ。
2014-01-05 20:08:35さとうとしおさんの「皮算用の夜」 マミゾウ、小鈴を酔わす。マミゾウ視点での幻想郷の宴会、小鈴との呑み。いずれも、酒の匂いがしてきそうな味わいのある作品でした。マミゾウさん、もうちょっとがんばってください。
2014-01-05 20:09:07高坂流さんの「Contact with the Devil」 ワインソムリエ小悪魔せんせー。よくもまあ、この文章量でこのスケールの作品を書いてくださる。ワインのように飲みやすく、あとあとボディブローのように効いてくるある意味お酒らしい作品でした。
2014-01-05 20:09:39古海石桂士さんの「所詮は一睡の夢の事」 華扇ちゃんの昔語り。これぞ二次創作の醍醐味。華扇の過去を独自解釈で描きながらも、原作との差異がないように描けている作品。過去と現在と視点が行き来するけども、決して読みにくくないのがいい。
2014-01-05 20:10:11町田一軒家さんの「麦酒の山小屋の冒険」 麦酒を題材にしたミステリ。個人的にはコメディタッチに感じたけれども、不思議な山小屋がいかにもミステリタッチで、大味ながらも幻想郷チックでまさしく麦酒のようにほろ苦くのどごしの良い作品。
2014-01-05 20:10:43ねこかりさんの「夢に想いて」 車座の酒宴に郷愁。夢想仙楽というお酒を少女たちと呑みながら、過去の自分が体験した輝かしい思い出を懐かしむ作品。かけがえの無い思い出とともにあったお酒をもとに話が膨らむのだけど、話のまとめ方も非常に好み。
2014-01-05 20:11:15常浦さんの「けーね先生のビール講座」 タイトルそのままの作品、というと身も蓋も無いけども、ビールと幻想郷という組み合わせの違和感をまったく感じさせない、読んでいて気持ちの良い作品。登場する様々なビールの描写は、読み手ののどの渇きを刺激してくる。
2014-01-05 20:11:47久我暁さんの「Gensoukyou(略」 雇われバーテンダー、ルナサ。幻想郷にバーがあったらこんな感じ、を見事に文章作品にしてくださった。酒宴に猥談はつき物というけども、モブの男性キャラクターがぜんぜん嫌味に感じない不思議な作品。
2014-01-05 20:12:20嘉島安次郎さんの「清酒の歌」 酒宴の終わり。楽しかった宴もこれで終わり。物悲しく、寂しい、まさの祭の後のような作品。いずれまた、呑みましょうか。
2014-01-05 20:13:21酒呑みとしてはこれは手に入れねばなるまいと思いつつチェック漏れ。現地で入手すべくアンさんを探すも、くろさん松本さんに教えてもらった先にアンさんはおらず。(旅立っていたらしい……)
2014-01-16 01:19:20