雪原と黒い森

よしはる @A4rowprpr

深夜、氷点下の世界で降り積もった粉雪は月の光を浴びてキラキラと輝いているそれはまるで美しい宝石のようで、掴もうと手を伸ばせば体温ですうと溶けてしまう両手ですくい持ちあげてふうっと息を吹きかければさらさらと舞い、また羽根のようにふわりと降り積もる

よしはる @A4rowprpr

見渡す限りの雪原でキラキラと月の光を反射させる粉雪は、まるで太陽の光に透けるジャンの髪のようだなぁと独りごちた

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闇に溶けるお前の髪は、そう、シュヴァルツヴァルト 吸い寄せられるように伸びた俺の右腕が、闇夜と森との境をなぞる しなやかに風に揺れる木々、澄んだ空気、漂う気品、孤高の黒が温もりを抱き優しさを纏い、そうしてお前の美しい黒髪になる 撫でた黒髪に口づけを落とす マルコの黒髪はそう、

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俺を包むシュヴァルツヴァルト 俺は、そう、黒い森に囚われた迷い人

よしはる @A4rowprpr

知ってる〜？シュヴァルツヴァルトの自然に育まれ作られたさくらんぼのお酒がキルシュなんだよ〜？