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本日は、大阪の「陪審制度を復活する会に出席しています。今日この会で聞いたことを、ここで可能な限り、書き綴っていきます。
2014-01-18 13:19:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
講師:田中森一氏(元検察官・元弁護士) テーマ:「検察の裏も表も知り尽くした元特捜検事が語る真実の検察」
2014-01-18 13:24:54![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
自由を拘束されることは、とんでもないこと。ましてや冤罪で、自由を拘束されることについては、もっととんでもないこと。
2014-01-18 13:37:56![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
どうしたら、冤罪を無くせるのか。人間のすることなので、間違いはあるだろう。ゼロにはできないとしても、可能な限りゼロにする努力を怠ってはならない。
2014-01-18 13:38:45![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
袴田事件は、裁判官3人の内、2人は死刑、1人は無罪と考えたが、死刑は多数決で決まってしまった。死刑の決定は、裁判官の全員合意で決めるべきことではないだろうか。
2014-01-18 13:42:01![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
まず事件が起きたら、警察が動く。警察には捜査をする権限はあるが、処分する権限はない。つまり捜査は、検察にその報告が送られる。そして裁判で容疑者が裁かれる。
2014-01-18 13:44:00![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
証拠が十分になく、容疑者が否認の事件については、警察が自分たちに有利に動くことがある。
2014-01-18 13:45:00![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
たとえば、容疑者有利な証拠を提出しなかったり、容疑者有利となる検査をしなかったりと、裁判に影響を与えるような動きをすることがある。
2014-01-18 13:46:22![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
自分が死刑になってしまうかもしれないのに、なぜやってもいない犯罪を、「自分がやりました」と言ってしまうのかは、取り調べを受けた人でしかわからない独特の心理状態になるのはわからない。今の裁判官は、その容疑者心理に対する洞察力が、足りない。
2014-01-18 13:49:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
供述が一貫していれば、冤罪は起きにくいが、供述が変わることがあるので、冤罪は起こってしまう。捜査段階と、裁判段階の言っていることが違うと、捜査段階での調書を証拠として採用する。これが現実の裁判。
2014-01-18 13:51:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
このような捜査段階での、調書主義が、冤罪を生む温床になっている。調書は、言っていることを言っていること通りに書いてくれない。警察は独自にストーリーを作って、事実を捻じ曲げて作ってしまう。
2014-01-18 13:53:09![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
事件現場の見取り図を描くとき、わざとちょっとしたところを間違えて書いておく。そのようなテクニックを使って、調書を無理やり書かせたわけではないと、裁判官に信用させるような検察官が優秀な検察官になる。そこの証拠は必要ない。
2014-01-18 14:03:57![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
贈収賄などは、言葉が証拠となるので、検察官はいかようにでもできてしまう。裁判官や弁護士は、そこを疑うことができない。日本の裁判では検事の調書がほとんど証拠となってしまう。
2014-01-18 14:05:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
警察は、証拠を全部提出するわけではない。つまり容疑者有利の証拠は、警察は裁判には提出しないことがある。このように、容疑者有利の証拠は隠す。証拠を隠したところで、警察官の良心の呵責はない。だからこそ冤罪は発生する。
2014-01-18 14:07:33![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
冤罪を防ぐには、陪審制度にして、判断する必要がある。プロ裁判官は、裁判慣れしているので、被告の言い分を聞こうとしない風潮がある。だからこそ、素人による判断が重要になってくる。
2014-01-18 14:09:25![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
捜査官が、捜査官としてよりも前に、1人の人間であること、倫理観、良心などを身につけていることが必要である。
2014-01-18 14:10:48