空想の街 冬の目覚め 一日目
- humptyhumtpy
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@rullino_s 体張った商いの人はご飯の食べ方が本当美味しそうだよ、気持ちよくていいねぇ #空想の街 #オトトイ食堂 #街商 〆に五目のおにぎり、いかが?お土産につつんであげようか、おうちの方にいいでしょ
2014-01-24 00:10:55「あ、そりゃいいですね」 生憎独り定住する家もなくふらふらしている身だが、五目のおにぎりは朝食にちょうどいいので包んでもらうことにした。おかわりした酒代はサービスしてくれるというので有難く甘え、腹も心も満たされて店を出た。 @asimox330 #空想の街 #オトトイ食堂 #街商
2014-01-24 00:21:15(ここいらでお話は一区切りにします。設定としては夜中開いていますので、いつきてもおしゃべりと暖かなご飯でおもてなし…されているという記憶を持っていってください。テイクフリーです) #オトトイ食堂 #空想の街 では皆さんまた明日ー
2014-01-24 01:03:24「さむい、おじさん、こんばんは。」耳までマフラーでぐるぐる巻きになったハコは時計座に着くなり寒いのひとことを発して店主は思わず苦笑いした。「蜂蜜酒、あるよ。温めて飲もうかね。」「うん。あと、注文の。」ハコは寒さでか喋り方も片言だ。 #空想の街 #地下の硝子屋 #時計座
2014-01-23 23:08:38注文の品。雪に思い入れのある方から新築のお家の窓に嵌める為にと注文頂いた雪の舞う板硝子。 緩やかに変色する硝子のなかに雪の結晶が舞い続ける。発色剤は初雪の完璧な結晶形のみを凝縮したもの。 #空想の街 #地下の硝子屋 #時計座 http://t.co/91Dmo2uHnf
2014-01-23 23:20:49もう夜も遅い。探し物の前に一先ず寝床を確保しよう。見知らぬ夜の街を散策しているとホテルの看板が見えた。ホテルそらふぐ、変わった名前。さっき空から降ってきた鱗と関係あるのかな。静まり返ったロビーにいた女の人に声をかける。子供一人でも泊まれるようで安心した。 #空想の街 #魔法薬師
2014-01-23 23:26:39時計座からの帰り道、霧雨はいつの間にか雪に変わっていた。やっぱりさむい、けれど、うつくしい雪。立ち止まり空を仰いだ。依頼主が「雪を見ていたいのです」と、記憶を呼び覚ますように話してくれたことを思いながら。うつくしく、せつない、誰かの記憶。 #空想の街 #地下の硝子屋 #時計座
2014-01-24 00:54:00中央区外れの地下工房。太陽光に弱い体質の為、夜になれば火を灯し仕事を始める。特別な材料を発色剤として様々な硝子細工を作る。うごめく煙を閉じ込めたランプ。雪の降り続ける硝子窓。 命を吹き込む訳じゃない。 命が有るかのように見せかけて作る訳じゃない。 #空想の街 #地下の硝子屋
2014-01-24 01:14:46「帰ってくれ」 「うぬぬ……後悔するぞ!」 初老の依頼人は褪せたリノリウムの床を蹴るように席を立つ。 【ガラゴロシャン!】 乱暴に閉められたドアのドアベルが悲鳴を上げた。 ……毎度あり。 #空想の街 #ネームハンター
2014-01-24 02:21:48「いいんですか?探偵長。お金持ってそうな依頼者でしたけど……」 出しそびれたお茶をトレイに乗せたまま、アズサが問いかける。 いいんだ。例えいい金になろうと俺は自分を貶めるような仕事はしない。孫の名前なんてな、息子とよく話し合って決めることだ。 #空想の街 #ネームハンター
2014-01-24 02:22:05「でも我が事務所の法人口座は残高23円ですよ……」 親子の諍いに突っ込むクチバシは持っちゃいねえ。誠実な仕事をしてりゃな、人も街も、そう簡単に見捨てたりはしねえよ。明日にゃ明日の風が吹くさ。 #空想の街 #ネームハンター
2014-01-24 02:22:17「家賃の払い、まさしくその明日なんですが」 い……いいんだ。例えいい金になろうと俺は自分を貶めるような仕事はしない。 【カランコロンカラン♬】 な、言ったろ。……ん? 「あら可愛い。こんにちはお嬢ちゃん、お名前は?」 「こんにちは……」 #空想の街 #ネームハンター
2014-01-24 02:22:28「私はリオ。円舞リオです」 歳の頃は六、七歳だろうか。愛らしい顔だちの利発そうな少女は名前を名乗るとカエルの形の貯金箱を俺に差し出してこう言った。 「私の持ってるお金全部です!お願い!盗まれたお家の名前を取り戻して下さい!」 #空想の街 #ネームハンター
2014-01-24 02:22:41#空想の街 の #森の宿屋 は今日も今日とて閑古鳥。何せ、鬱蒼と茂る森の近く、大きな楠の木にあるといえども、木を隠すならば森と言わんばかりにひっそりとしている。街に辿り着く前の旅人が訪れるといえども、精々(一部の変な子供達を除いて)一夜限りのご縁しかない。
2014-01-26 18:00:53そして花と海が目覚めるこの時期、#空想の街 に訪れる旅人が普段より増えるといえども、海から特に遠い #森の宿屋 では、もうここを利用する旅人も今朝送り出した人で最後だろう。また暫く1人分の食事が豪華になりそうだと、帳簿整理をしながら今日の朝食メニューを考えているときだった。
2014-01-26 18:02:21「もし、この #森の宿屋 に泊まりたいのだが…部屋は空いているかね?」驚いた、いつの間にか男が立っていた。暗い茶色のコートマント、黒の大きなボストン鞄、眼鏡の奥の瞳は黄色く濁っている。「ええ、旦那。一晩のご利用で?」「ああ…いやその前にいくつか聞きたいのだが。」#空想の街
2014-01-24 00:16:12「この #森の宿屋 は随分静かだが…もしや #空想の街 の利用客は少ないのかね?」「ええ、滅多にいません。目立たない場所にあるのでね、昨日…いや一昨日から昨日までは泊まる方もいらっしゃいましたが…」もしや客のいない宿が不安なのだろうか?「ご不安でしたら街の宿を紹介いたしますが…」
2014-01-26 18:03:19ところが意外なことに、男は満足そうに笑う。「いや結構結構実にいい。ではここで滞在しよう。そうだな…5日間泊めてくれるかね?」という言葉に仰天する、5日間も…?「旦那、じじいの老婆心ですが…この #森の宿屋 は #空想の街 の駅に近いとは言えません、観光に来たのならご不便では…?」
2014-01-26 18:04:11「いやいや、だからいいのだよ。私は耳が良過ぎてね、なるべく人の少ない静かな所で休みたい。…まあ、それに足も早いほうだから心配には及ばない。」「はあ、旦那がそうおっしゃるなら…ようこそ、#空想の街 に続く #森の宿屋 へ。どうぞ帳簿にサインを。」男は帳簿に #R・W とサインした。
2014-01-24 00:19:11「ではこちらがこの #森の宿屋 の鍵になります。えー…この #R・W は「ロッドだ。」ロッドさん、今夜はもうお休みになられますか?」「いや…荷物を置き次第散歩をしたい。ああ、ご心配は無用、夜目はきく方だ。朝食の時間までには戻るが、構わないかね?」「…ええどうぞ。」#空想の街
2014-01-24 00:32:51「この #森の宿屋 の主は理解があって助かる。では、暫くよろしく。」#R・W は満足気に笑うと、茶色いマントを羽のようにばさりと翻し、部屋へ、宿の外へと音もなく移動して、#空想の街 に向かうのでした。その姿を見て宿屋のじいさんはぽつり。「…なんだかフクロウみたいな人じゃのう。」
2014-01-24 00:40:13【メイン】フクロウと海月【サブ】宿屋のじじい で #空想の街 に参加します。 #森の宿屋 空想の街に続く森の中で、宿屋を経営。 #R・W 宿屋のじじいからフクロウに似ていると言われた人間。宝石歴史学者。 #泣虫海月 これからいつか登場。
2014-01-24 01:19:34#森の宿屋 の設定。ギリギリ西区で、森の側にあるというなんとも曖昧で微妙な場所にある宿屋。折角の花の目覚めの時期でも、#空想の街 の駅からも海からも遠く不便なため、今回も客はほぼいない。が、宿屋のじじいは気にしていない。来るもの拒まず去るもの追わず。静かな場所と森が好きな人向け。
2014-01-26 18:17:28ペタリ。@lion07dog 垢で参加した時のまとめ。#空想の街 のハンツピィの宴に参加したパンダツィ - Togetterまとめ http://t.co/C8zMOMhkEf 前々回の氷涼祭に参加した時の鍵っ子と宿屋のじじいのお話は必死でサルベージ&まとめ中…。
2014-01-24 01:13:58