カミュ藍カミュbotさんカミュ誕生日企画

カミュ藍カミュbot @CamAiCam_010301

カ「着いて早々だが、本題に入るぞ」 藍「あ、ボク、先にあやま」 カ「我がシルクパレスでは、名はとても意味を持つものだ」 藍「………」 カ「かく言う俺の名も、女王陛下より賜ったものであり…まぁ、それはおいておこう」

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カ「名とは特別なものである故、軽々しく口にするものではない。想いを込めて呼ぶものだ。すると、自ずと頻度は下がり、呼ぶ場も限られてくる。ここまでの理屈はわかるな？」 藍「うん」 カ「しかし一方で、俺個人が頻繁に名を呼ばないのも確かだ。それが貴様を不安にさせたというのなら謝ろう」

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カ「だが一つ弁明させてもらうならば、俺は貴様を嫌いになってなどいないし、ないがしろにしたつもりもない」 藍「おい、は。名前ですらないけど」 カ「む…それは、まぁ、あれだ。よくあるだろう。夫婦が熟年になってくると名前で呼び合わなくなるという、いや、それではまずいのか」

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藍「ふ、大丈夫。もう分かってるよ。ボク、これまでのカミュと過ごした時間を全部遡ってみたんだ。小さなケンカはいっぱいしたけど、カミュはいつもボクのこと尊重してくれて、愛してくれた。本当に大事なのはそっちだったんだよね。………本当にごめん」

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カ「俺の愛を疑うものではない。しかし…俺も至らぬ部分があった。すまない」 藍「ううん」 カ「………」 藍「………」 カ「…コーヒーを淹れてやろう」 藍「それならボクが。だって今日はカミュの誕生日だし。ボクにさせて」

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カ「誕生日とは、祝われることに感謝し、自分を祝ってくれる方々に対してその感謝を示し奉仕する日だ。俺にやらせろ」 藍「わかった。待ってる」 藍「お誕生日おめでとう、カミュ」 カ「ありがとう、藍」

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カ「さて、お前の後ろにある大量の菓子をいただこうか」 藍「もちろん。全部カミュのために買ったんだ。それからこれ」 カ「ほう…ちょうど買い換えようと思っていたところだ」 藍「前から調子が悪いって言ってたからね」 カ「さすがだな」

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カ「…俺の我侭を聞いてくれ」 藍「我侭？」 カ「もうひとつ、お前からの贈り物がほしい」 藍「？」 カ「名前だ」 藍「名前？どういうこと」 カ「お前が名付け、お前だけが呼ぶ俺の名がほしい」 藍「ニックネームみたいなもの？」 カ「そうではない。正真正銘、俺の名前だ」

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カ「我が国では、名前をつけることには大きな意味がある。だからこそ、お前からの名前がほしい」 藍「カミュ…いいよ。わかった。ボク、一生懸命考えるからちょっと待ってて」

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藍「カミュ、出来たよ。ボクが考えた、ボクだけの君の名前」 カ「言ってみろ」 藍「…ちょっと気恥ずかしいから耳貸して」 カ「…………良い名だな」 藍「気に入ってくれた？」 カ「勿論だ」

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カ「これでお前は一生俺と共にある」 藍「…？どういうこと？」 カ「我が国では、主君以外が名前をつける行為は婚約を意味する」 藍「……は？…え、えぇっ？そんな大事な事」 カ「不服か」 藍「そんなわけっ…」 カ「泣くな」 藍「泣いてない」

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藍「バカ…好き」 カ「知っている」 藍「ずるい」 カ「俺がずるい男だと知らなかったのか」 藍「………カミュ」 カ「そうではないだろう」 藍「………（ｺｿｯ」 カ「そうだ、それでいい」

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カ「事の元凶である寿には後でたっぷりと礼をせねばなるまい……」

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【告知】以上でカミュ誕生日企画を終了いたします。また、通常ツイートの一部リニューアルにあたり、1/26までbotを停止いたしますのでご了承ください。閲覧ありがとうございました。