戦争に対する中国政府の立場についての意見表明

錆猫 @Nyar_Horten

人々は戦争を非難し、戦争は人類の紛争を解決する野蛮な方法だと考えている。しかし、社会がまだ階級に分かれ、人が人を搾取する現象がまだ存在する限り、戦争は避けられないという事を我々ははっきり知っている。（続）

錆猫 @Nyar_Horten

戦争には、正義の戦争と正義にもとる戦争との二つがある。我々は正義の戦争を支持し、正義にもとる戦争に反対する。社会主義者が尚社会主義者でありたいと考えるならば、全ての戦争に反対する訳にはいかない。（続）

錆猫 @Nyar_Horten

国際関係で武力を行使しないと言っても、それは条件のあるものであって、無条件のものでは決してない。何の区別も条件も付けないで、国際関係の中で、武力を行使しない事を絶対的に鼓吹する事は、世界人民に対する裏切りである

錆猫 @Nyar_Horten

以上、1972年10月3日に国連総会で行われた、戦争に対する中国政府の原則的立場の意見表明より（海原治「私の国防白書」より抜粋）

錆猫 @Nyar_Horten

…ぶっちゃけると、自分の都合で戦争に正誤を設定しますよ、という宣言に等しい様に見えなくもない今日この頃

錆猫 @Nyar_Horten

接近阻止戦略の海上に於けるそれは「重畳配置した戦力により、相手の水上艦をリスクの下に捕捉する能力」とあるので、この中に含まれると思しき対艦弾道弾はと考えた場合、其使いどころはSSによる機動阻害後の使用乃至同時攻撃による米防空能力の飽和になるのでは、と

錆猫 @Nyar_Horten

但し、それによって米艦を沈める必要はありません。とりあえず対艦弾道弾にしろSSの攻撃にしろ、命中する可能性を示すだけで充分です。それに因って消耗してくれれば其れだけ攻撃主力の負担は軽減されますし、あわよくば補給で時間を浪費してくれるかもしれませんので

錆猫 @Nyar_Horten

中国側が例えば台湾有事の際に欲しいのは事を成すに足る時間であって、米軍の撃破では無い事を考えると、艦隊の機動を阻害し消耗を図る要因は多層的であればあるほどよく、そういう意味でも対艦弾道弾は厄介な装備と言えるかもしれません

錆猫 @Nyar_Horten

きな臭い雰囲気を追加するかのような前日のネタのついで的何か

錆猫 @Nyar_Horten

革命の中心任務と最高の形態は、武装による政権の奪取であり、戦争による解決である。このマルクス･レーニン主義的な革命の原則は、普遍的な妥当性を持ち、中国であろうが、外国であろうが、皆一様に妥当する

錆猫 @Nyar_Horten

我々は国防を強固にし、いかなる帝国主義者にも、我々の国土への再侵攻を許しはしない。英雄的な、試練を経た人民解放軍の基礎の上に我々の人民武装力は保存され発展させられなければならない。我々は強大な陸軍のみではなく、強大な空軍と強大な海軍も持つであろう

錆猫 @Nyar_Horten

以上は毛沢東語録に収録されたもの。前者は革命という行為の独善的な可能性が、後者は中国政府が我々の国土と認識する領域全てを奪回する意志があるとも受け取る事も出来ます（迂遠な表現）

錆猫 @Nyar_Horten

これ等は毛沢東思想が否定されていなければ、現代に於いても適用されるのではないかと。個人的な雑感をぶっちゃけてしまいますと、彼等にとって都合の良い解釋が可能な部分は全て残る、或は都合よく昇華されているのかな、と

錆猫 @Nyar_Horten

例えば第4期全人代で当時の周恩来首相が軍事的な基本姿勢は戦略防御を前提とするとしていたのに対し、2007年に発行された中国国防大学の戦略テキスト「軍事戦略論」で国益を守る為に攻勢の積極的運用を示唆した様に

錆猫 @Nyar_Horten

尤も、以上は例えば東アジア戦略概観2010の119頁に「相対戦闘力が優位であれば局部の戦争において武力を先制発動する事は、軍事的観点から考えると寧ろ合理的な選択といえよう」とある様に、単に攻勢の裏付けとなる戦力が整いつつある状況の示唆に過ぎないのかもしれませんが

錆猫 @Nyar_Horten

…つーか、毛沢東語録botなる物が存在するんですね、ツィッター。なるほど、中国政府の原則的立場の元は毛沢東語録だったか

舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

毛語録って、嫌いな相手に有無を言わせず自己都合を押し付ける道具だったような気がするんだけどなぁ。 虎の威を借る狐が使う小道具だったし、虎もそれを使って部下が潰し合させて、自分の手を汚さずに政敵を潰せた。 このへんの話は語録271ページに詳しく書いてあります（ヲイ

錆猫 @Nyar_Horten

以下はホントにただの思い付きで且ついで話

錆猫 @Nyar_Horten

（中国は）後発制人と先機制敵の統一を堅持するとし、戦略上の後発制人によって政治、軍事、外交において最大級の国際社会の同情と支持を獲得し、作戦行動に於いては先機制敵を追及して敵に先んじて作戰行動を行うとして先制的な武力の発動を肯定している（東アジア戦略概観2010より抜粋）

錆猫 @Nyar_Horten

三つの戦争の概念でも同様に国際的な支持と敵の警戒を和らげ企図の隠蔽を図る、としている訳ですが、現状は中国の意図に反して警戒と猜疑に晒されおり、仮に戦争を仕掛けるにしても、タイミングとしては最悪な状況の様に見えなくもなく

錆猫 @Nyar_Horten

勿論、それで戦争勃発の可能性を完全に否定する事は出来ませんけど（内部的要因に端を発する場合は特に）。又同時に、自分達は警戒している、という油断を相手に抱かせる可能性があるが故に

名無し整備兵 @seibihei

そういえば、中国も作戦術概念導入しているんだなぁ。大規模大陸国家としては当然かもしれないけど