2013.03~2013.07 創作まとめ

創作したものの数が少なくて、結果5か月ひとまとめにしてしまいました\(^o^)/
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鈴木楪 @crazy_cat8062

僕を拒んだ世界の中で存在する意味を考えて、でも答えなんてでない。絶対に。拒んでいながら僕がいることを許す世界は、僕になにを求めているのかわからなくて、でもきっとあると思いたいから。今日も明日も明後日も、考えながら拒絶され続ける。 #書き出し

2013-06-22 02:03:52
鈴木楪 @crazy_cat8062

記憶は消えたけれど、あの約束だけ残ってる。誰と、どこで交わしたのかは覚えてないけど、果たさなきゃいけないことだけは体が覚えていて、勝手に動き出してしまう。二つ月が重なる1000度目の夜を迎えるとき、あの桜の木の下で。たとえ桜が枯れ朽ち果てようとも。必ず、待ってるから #書き出し

2013-06-25 09:36:15
鈴木楪 @crazy_cat8062

夜明けの空気は甘い。夜の雰囲気が残されたまま、1日がはじまる。毎日が辛いけど、あの空気に触れるためならまた頑張れる。仕事を早く終わらせて、家に帰ってすぐに寝て、早起きをしてまたあの空気を吸いに行こう。机に山積みにされた書類を片付ければ、ご褒美が待っている。 #書き出し

2013-06-26 00:37:40
鈴木楪 @crazy_cat8062

汗をかいたアイスコーヒーのグラスを見つめながら、わたしは六年前の夏に逃避行する。大人に早くなりたくて、大人の裏の世界というものを知らなかった、あの頃。純粋な恋をしていて、世界を信じていたあの頃。6年しかたっていないのに、あたしは随分俗世にまみれてしまったようだ。 #書き出し

2013-06-28 07:57:02
鈴木楪 @crazy_cat8062

あれから3年たって、ようやく覚悟ができた。整理をしているとやっぱり辛いけど、それでも僕は向き合わないといけない。手を進めていると、あの時の手紙がでてきた。そういえば、これで大喧嘩したんだっけ。記憶の中の君がたたんだ手紙をひらく。そこに綴られていた君からの言葉に、涙が溢れた #一文

2013-06-27 11:08:57

2013.07

#書き出し #一文

鈴木楪 @crazy_cat8062

時計の針を戻して世界を狂わせた魔女の話がある。僕は彼女の直径の子孫らしい。突然現れた怪しげな男にそんな怪しげな事を告げられても、疑うことしかできない。だけど、今繰り返される『今日』を見ていれば疑いようもないわけで。僕も彼女のと同じ道を辿るのだろうか。愛した人のために。 #書き出し

2013-07-08 17:40:49
鈴木楪 @crazy_cat8062

君のその優しい声でもう一度、呼んでほしかったなぁ。嫌いな名前だったけれど、君に呼ばれるのは決して嫌じゃなかったんだよ。もう二度と、その声を聞くことはできないけれど。そばにいてくれるだけで僕は幸せだから。だから、どうか。もう離れていこうとなんてしないでおくれ。 #一文

2013-07-09 11:11:01
鈴木楪 @crazy_cat8062

もう二度と帰ってくることはないとわかっていながら、私はあなたに残酷なまでに優しく、いってらっしゃい、といいました。家を出て、角を曲がった先の交差点で命を落とすあなたに。これは決められた運命。先視ができることで、得したことなんて今までなかったけれど。最後のあなたは笑顔でした #一文

2013-07-11 11:30:39
鈴木楪 @crazy_cat8062

僕から君へ、贈り物を用意しよう。今からこの大学ノートに、君との物語を書こうと思うんだ。出会ってから今までの、僕らの記録さ。いつか、君か僕が土に還るとき。その時が来たら渡せるように。君と僕との物語は来世でも続くから、完成することは決してないけどね。今から楽しみでしょう? #一文

2013-07-11 17:58:37