- Great_W_Sato
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牛の頭部をもち、人間の体をもった彼だな ただしそのサイズは人間とはケタ違いで、むろんその力もという怪物くんだ そう、ミノタウロスくんだ
2014-02-02 20:03:53さて、そもそもがタウロスとは牛を表す言葉なのだが ではミノとはなんぞやと言う所につきあたるな 勿論肉の部位の事じゃないぞ、ミノは
2014-02-02 20:05:05かつて、とある王がいた もともとはその王は王様ではなかったのであるが、ある神様の協力を得て王となったのだ 王はその神と約束をしていた、私が王になった暁には白い雄牛を生贄に捧げると 神はそれを承諾し、王と神との契約は無事果たされた
2014-02-02 20:09:04しかし、王は契約を守らなかった 王はその雄牛が惜しくなり、代わりの雄牛を生贄にささげた 神は激怒した、しかし神は王には手を下さなかった 王の愛する妃に呪いをかけてしまったのだ
2014-02-02 20:10:25妃にかけられた呪いはなんと牛に恋をしてしまうと言う物だ そう、契約に使われている白い雄牛だ 妃は雄牛と交わりたくてたまらない、たまらない その思いのあまり雌牛そっくりの模型を作りその中に潜むという行為に及んでしまう
2014-02-02 20:12:06晴れて念願かない妃は雄牛と交わる事に成功し、そして孕んでしまう そして生まれたのが人間と牛のハーフ、つまりはミノタウロスが生まれたのだ
2014-02-02 20:13:11ミノタウロスくんはすくすくと成長し、立派な暴れん坊となった、なにせ頭は牛だからな 困った王は怪物を迷宮に幽閉する事にした そしてその迷宮に毎年若者を生贄としてささげる事にしたのだ 妃の子供だと言うのにな、その怪物は
2014-02-02 20:14:52さて、そうして毎年生贄にささげられる若者のなかに、一人の王子様がいた その王子様一目で心奪われたのが、王の娘だ 王の娘はその王子に糸玉を渡し、王子はその糸をほぐしながら目印にして迷宮をすすんでいった
2014-02-02 20:16:14そしてなんと王子は隠し持っていた短剣でミノタウロスを撃破 糸を手繰り無事に迷宮から外にでられた、王子様と王様の娘は無事、むすばれましたとさ、めでたしめでたし
2014-02-02 20:17:03というのがミノタウロス伝説なわけだが さて、じゃミノってなんぞやとまたそこにたどりつくわけだが 先の話の主役であった王、すなわちミノス王であるが
2014-02-02 20:18:13感のいい人は気づいたとおもうが すなわち、”ミノス王”の”タウロス”で”ミノタウロス”と言うわけだな なんとも単純な話だが
2014-02-02 20:19:33さて、ここからは余談になるがな その迷宮の最奥にある礼拝堂には生贄を殺すための黄金の斧があった その斧の名はラブリスと言うのであるが それにより後にその迷宮をラビリントスと呼ぶようになった
2014-02-02 20:21:34更にもう一つ、王子様に糸を託した娘さんだが 娘さんの名はアリアドネと言ったそうだ つまりは、アリアドネの糸だな、アリアドネの 人によってはよく聞く名ではないかな?
2014-02-02 20:23:29よし、それではこんなところでだ 第二回凄い魔法使い佐藤によるモンスター情報 チキチキ、灼熱の遺跡に潜む怪物に迫る を終了するぞ お相手は凄い魔法使い佐藤だ
2014-02-02 20:24:23