ベクターvsビットマップ_都築潤「ニューエイドス」展関連トーク

都築潤「ニューエイドス」展の関連トークイベントとして2010年10月23日に3331 Arts Chiyodaでおこなわれた「ベクターvsビットマップ」(ゲスト:中ザワヒデキ)に至る/から派生したツイート群をとりいそぎ。akarusaさんがまとめた「都築潤さんによる、コンピューターで絵を描くことについての話」http://togetter.com/li/59543 も是非(一部重複しています)。
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ニューエイドス @neweidos

現象世界の搬入が終わりました、今から情報世界の搬入です

2010-10-17 00:30:29
pandaparuko @fightpanda

都築さんの展示作業終了、むちゃくちゃかっこいいぞー!!!

2010-10-16 19:40:31
nisougihiroyuki次回BAR星男勤務11/21(火) @nisougi

@akarusa 都築さんのトークいけないー!代わりに聞いてきてクレー!

2010-10-16 13:10:39
nisougihiroyuki次回BAR星男勤務11/21(火) @nisougi

ニューエイドス話ヤバス。都築さんの展示楽しみです。

2010-10-16 13:08:36
ニューエイドス @neweidos

そういうことも、ミーティングの席で話したと思います。

2010-10-16 12:15:28
ニューエイドス @neweidos

…強く思ったことです。遠目からは現実世界の物質性を作品に感じても、近くで見たときはパスで構成されていることが認識されなければならない。そうでなければデジタルという画材を使いこなしたとは、ぜーんぜんいえません。

2010-10-16 12:04:42
ニューエイドス @neweidos

…デジタル技術が還元した、ドローイングのための最小限のエッセンスなのだから、この存在が実感できなければデジタルという画材を使用した意味がない。鉛筆の炭素や、絵の具の筆致、紙の表面のガサガサに匹敵するものが、デジタルのドローツールではパスなのだ。そういう発想の転換が必要だと…

2010-10-16 11:53:56
ニューエイドス @neweidos

今このことに面白がっているということは、高解像度に支配された、例えばペインターのようなソフトが目指している方向と同じになってしまわないか。解像度無関係のドローツールで描いているとはいえこれではまずい。目の前にあるのは現象世界の画材ではなく、アンカーポイントとパスという…

2010-10-16 11:43:19
ニューエイドス @neweidos

もうひとつ大事なことを書き忘れてました。VERVEの作品制作時、現実世界の現象を取り入れることに面白がってるうちにこう考えるようになりました。現実世界では、鉛筆のかすれ、絵の具のしたたり、インクのにじみ、そういった画材各々の特性、物質性を活かしながら絵を描いています。

2010-10-16 11:32:31
ニューエイドス @neweidos

いま都築さんが話したことは中ザワさんが10年前に文章にしています、と言ったのでした。けっこう盛り上がってきた感じですが、疲れたのでもう寝ます。

2010-10-16 05:53:21
ニューエイドス @neweidos

お待たせしましたが、大竹伸朗氏のマウスケープという展覧会の話題と一緒に、中ザワヒデキ氏の名前がこの席で飛び出します。(興味のある方はマウスケープをググってみてください)その時編集部の人から出た言葉に腰が抜けそうになりました。

2010-10-16 05:48:19
ニューエイドス @neweidos

形と色やドローイングとペインティングがIllustratorとPhotoshopにパックリ分かれて引き継がれていること、それらが絵というものの本質に深く関わっていること、だとしたらこのデジタルの二方式が現実世界の絵について考えることに役立たないか、といったことです。

2010-10-16 05:38:06
ニューエイドス @neweidos

つまり現実世界で描いているだけでは考えもしなかった問題を、新しく抱えることになってしまったのです。しばらくして、イラストレーション誌で展覧会の特集をしてくれるという話がきました。その時のミーティングで、自分がデジタルで体験したことを一気に話しました。

2010-10-16 05:20:27
ニューエイドス @neweidos

後に残ったのは大きな「?」でした。形を描きながらそれが色になるとか、線に見えたり画素に感じたりするとか、それからデジタル100%じゃないとだめだとか、画面を埋めつくしたり定着させたりするとか、絵を成立させるために必要最小限のものとは何かなど…

2010-10-16 05:09:28
ニューエイドス @neweidos

この描き方で困ってる人みんなが助かるという当初の理想は忘れ、自分一人でがっぽり儲けることを夢想していました。展示にアドビの人を呼んだら来てくれたので、これらが来るべきデジタル時代に適応した素晴らしい作品であることを説明しました。それからしばらく待ちましたが何も起こりませんでした。

2010-10-16 04:59:05
ニューエイドス @neweidos

それでも当時はゴールのつもりで展覧会をやりました。この描き方で、例えば180㎝×180㎝のありがた味のある絵を、1㎆のデータサイズに押さえ、なおかつ正方形とは無縁なのでジャギーといわれるギザギザも出ず、デジタル100%なのでメールでもネットでも流通は思いのまま…

2010-10-16 04:36:02
ニューエイドス @neweidos

解像度とは無縁に自由な形を手にすることが、これでやっとできたと感じた瞬間に、先ほどの恍惚状態に入ったのでした。これでめでたくVERVE展となるわけです。しかしこれはゴールどころではなく新しい大きな「?」の出現でした。つまりこの体験はいったい何だったのかということです。

2010-10-16 03:46:33
ニューエイドス @neweidos

画素を形成する正方形ひとつひとつのアウトラインが、だんだんと開いて長くなったり短くなったり、曲がったり折れたりしながら、自由な形に変化していく様子をイメージして描いていました。Illustratorで描いているのに頭の中には画素が満ちていて、それが線に還元されていく感じです。

2010-10-16 03:36:31
ニューエイドス @neweidos

こういう脳内物質が出てくるのは集中して絵を描いている時まれにあります。ここで大切なのはパソコンで描いている時にそうなったことです。それまでやさぐれてたわけですから、これは大きな変わり目でした。

2010-10-16 03:29:01
ニューエイドス @neweidos

…現実世界で絵を描いている時の現象的なものを取り入れる方法と、画素を自由な形にできればいいなあという理想のようなものは、多分描きながら同時に発想していたと思います。そうこうしてるうちにアドレナリンとかエンドルフィンが出てきました。

2010-10-16 03:15:01
ニューエイドス @neweidos

そういう絵にとってのありがた味のようなものを、解像度のないIllustratorで描けば何とかなるだろうと制作に入りました。描いているうちに、画素のひとつひとつが正方形ではなく好きな形にアレンジできたら、もっとありがたいのではと考えていました。ここはなかなか思い出せませんが…

2010-10-16 02:59:18
ニューエイドス @neweidos

つまり現実世界でもそんなことは「できていなかった」のです。これはかなり重要な問題なのですが今は説明しません。とにかくその企ては保留して、さっき説明したように、画材の物質感、人が描いた痕跡やハプニング、つまり未完成や失敗した感じとか…

2010-10-16 02:51:25
ニューエイドス @neweidos

それは線と粒子、別の言い方では形と色の根源的な融合ということですが、これが現実世界では子供の頃からできていたわけだから、何で今になってこんな基本的なことで苦労するんだよと、徐々にやさぐれてきました。しかしこの「できていた」というのが大きな間違いであったことが後々分ります。

2010-10-16 02:35:28
ニューエイドス @neweidos

ドローからペイントに移すやり方としてはラスタライズがありますが、これだと自由な形のない、正方形が支配する世界に逆戻りしてしまう。形を手に入れようとすれば解像度の奴隷です。そうではなくドローとペイントを融合させるイメージとは、もっと根源的な出来事でなければいけませんでした。

2010-10-16 02:23:18
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