『作画の時間、演出の時間、絶望の時間』 （ 山下清悟・平川哲生の対談）

平川哲生 Tetsuo Hirakawa @bokuen

アニメーターの沓名健一さん、山下清吾さんとインタビューっぽい雑談をした音声ファイルが約10時間ほど。これをどうしたものか……。10時間とはいえ、そのうち8時間はネットとかには絶対に書けないアレな話なんですけども。

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その沓名健一・山下清吾・平川哲生の雑談はテキストにまとめる予定です。厳密な意味での文字起しではなく、インタビュー記事っぽく再構成します。しかし録音時間的にもテキスト量的にも「長い」ので、今年いっぱいの作業になるんじゃないかと……。どのように公開するかは未定ですが、お楽しみに。

平川哲生 Tetsuo Hirakawa @bokuen

インタビュー再構成は思ってたより大変な作業でした。まずテープを文字で起し、発言の骨子を抜き出して、あたかも会話しているかのような流れを擬似的につくり、抜き出した骨子をうまく埋めていく、ついでに発言者のよく使う言葉・表現・語尾を加えてキャラクター性も前に出す、という感じ。むずい。

平川哲生 Tetsuo Hirakawa @bokuen

インタビューのなにがむずかしいって、しゃべり言葉の冗長さを削って端的な表現に整えていくと、せっかく三人で会話してるのに、みんなのキャラが「私っぽい誰か」になってしまうところ。まとめてるのが私だから仕方ないんですけども。

平川哲生 Tetsuo Hirakawa @bokuen

山下清悟・平川哲生の対談ができました。 http://bokuen.net/interviews/yahi.html かなり専門的な内容でアニメに興味があったり知識がある人に向けてます。沓名・山下・平川の鼎談は来月中に完成予定。誤字脱字htmlミスのご指摘、お待ちしております。

平川哲生 Tetsuo Hirakawa @bokuen

山下・平川の対談は、約4時間のおしゃべりを9500字くらいにしました。最初にまとめたら2万字を超えちゃったので、読みやすさを考えて、泣く泣く落したところもあります（3DCGに関する話とか）。読者の方から「ここがわかりづらい」とかご指摘いただけると嬉しいです。

平川哲生 Tetsuo Hirakawa @bokuen

この対談の中の http://bokuen.net/interviews/yahi.html 『ユンカース・カム・ヒア』の画像を少し解説します。上段はこの作品の作画力を見せたかった。下段は演出力を見せたかったんです。小さい画像ですし、たった三枚なんですが、かまわん、と。

平川哲生 Tetsuo Hirakawa @bokuen

つづき。画像の下段は、両親が雪を散らして主人公のところまで走って、抱きしめるカット。極端に言うとこの1カットで作品の物語や情景を表現しきっている、演出的には重要な見所です。これをクライマックスのいい場面に的確に入れる、佐藤順一監督のコンテ力・演出力だと思うんです。