#twnovel メールの受信トレイに、山羊が一匹住み着いた。追い出そうとは思ったが、哀れっぽい瞳で見つめられると、何も言えなかった。妥協案として、迷惑メールの山に住んでもらっているのだが、エサが足りずに時々山から下りてくる。その被害を口実に、時々メールを返さないでいる。
2014-02-07 00:03:03メールの送信トレイに、鳩が一羽住み着いた。追い出そうとは思ったが、つぶらな瞳で見つめられると何も言えなかった。妥協案として、下書には入らないよう頼んだのだが時々そ知らぬ顔で侵入してくる。送信も削除も出来ずにいたあの子への告白メールが送信済に!? @23novel #twremix
2014-02-07 00:18:56
#twnovel かける言葉が見つからなくて、言葉の形を変えてみた。薄く薄く伸ばして、それを折り畳んで、また薄く薄く伸ばして。何層にもなったそれの、端っこを丁寧に縫製して角を無くす。薄く薄く、でも温かいよきっと。あなたにかける言葉から、あなたをつつむ言葉へ。
2014-02-07 10:18:10かける言葉が見つからないらしい君はけれど、気にかけてくれた。お天気の話しかできなかったけれど電話もかけてくれた。週末には時間をかけてかけつけてくれて温まれって布団なんかもかけてくれて。有り難う。君がかけてくれた沢山の優しさにつつまれて眠る。#twremix @Haruki_Non
2014-02-07 10:41:48空っぽの胃が、嘔吐感を訴える。胃酸くらいしか、出ないのになあ。押し込めるように、生唾を飲み込んだ。なんとなく、血の味がする気がした。おいおい。でも、いや。でも。また、胃に穴でも空いたかなあ、と思いながらも、タバコに伸ばす手を、止められなかった。#twnovel
2014-02-07 20:14:54@catnap_7 そんな君を見つめ、深く溜息をつく。「大丈夫か?」と声をかければきっと「平気、平気。大丈夫」と力ない笑顔で笑うことを知っているから。「…ゼリーなら食える?買って来てみた」袋を君の前の置いて、タバコを求める君の手を握った。 #twremix
2014-02-07 20:19:09泣き出した君に手を差しのべて、満足していたのは僕だった。 救っているように思えた。思っていた。 そう、思いたくて。 君を追い込んでいたのが、僕だったなんて。 「ごめん」 ほら、また。自分だけ満足しようとしてる。 #twnovel
2014-02-07 20:02:00やさしい君は、いつもそうやって自分を責めるのね。私を苦しめるのはいつだって、私一人でしかないのに。@amenote07 #twremix 「そんなに自分を責めないで」固く握りしめた君の手を、そっと解く。差し伸べてくれた手、嬉しかったよ。だから笑って。君と一緒に笑っていたいの。
2014-02-07 20:35:10
#twnovel ある裏道に、どんな盾でも貫く矛と、どんな攻撃からも守る盾を売る商人がおりました。ある客が「その矛でその盾を突けばどうなるのか?」と笑ったところ、商人はためらうことなく矛で盾を突きました。その瞬間、矛も盾も光となって砕け散り、商人の姿も霞のように消え失せました。
2014-02-07 23:12:45ある酒場にどんな酒豪でも酔わせる酒がありました。ある夜、自分はどんなに飲んでも酔った事がないという客が来てその酒を飲み干して行きました。飲み干しましたが、その酒はとても高価だったので、店は赤字、客は払いができず皿洗いに雇われました。さて判定は?@23novel #twremix
2014-02-07 23:23:39都会の歩行者天国にどんな盾でも貫く矛を売る兄とどんな攻撃からも守る盾を売る兄の双子の兄弟が居りました。二人が声を上げても誰も見ぬ振りをして通り過ぎます。「この矛でその盾を突けばどうなるんだ?」兄が言いました。二人は塵となって矛盾諸共消え失せました@23novel #twremix
2014-02-07 23:24:27