ザ・ヴァーティゴVS世界崩壊

はなまるかけだしうどん @kakedashiudon

ザ・ヴァーティゴは突然現れ、名をも名乗らぬ謎の超自然存在と会話する。これは多世界を渡り歩きさまざまな意識体、生命体と触れ合った、そしてニンジャ理解力を兼ね備えた彼にしかできない芸当であろう。そして今回はやや特殊な事例だ。ガトリングですぐに解決、というわけにはいかないらしい。 40

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「んで最後にさっきの二人が世界を救えるようにナントカ全体を元に、あるべきように戻してしてあげりゃいいんだな？」（そういうこと）ザ・ヴァーティゴは立ち上がり、新たな世界を大きく見渡した。「フゥーム……」細部はわからぬが、どうやらやはり国産ファンタジーめいた世界であるらしい。 41

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「でも戻すって、どうやって？」（大分あとに進むと時間を操れるやつがいる。そいつに頼んでなんとかしてもらう。こういうときどうするかはもうできてるの）大分後。そのあいまいな表現からこの冒険がそうすぐに終わらないものであることを覚悟した。「ムム……」ならば世界をよく理解せねばなるまい。

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「でも日本のゲームようやらんのよね……」（でもこれはただのゲームじゃないの、そのうちわかる）「そう？でもねえ……」ただのゲームではない。その言葉は誇張ではなく、良作も駄作も遊びつくした熟練ゲーマーなザ・ヴァーティゴも実際楽しめるであろう。ただし、プレイする側ならの話だが。 43

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謎の精神存在との会話は続いていた。「で、万が一それができなっかったら？」（んと、恨みが溜まってエクスニズムに感化され、そして倒される）「なんだよそれ！」（だから出来ればいいの、その強さがあればナントカなる）「ナントカなる……」ザ・ヴァーティゴはふと考えた。 44

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突然現れた謎の敵、謎の男女、そして謎の声。未知の塊のようなこの世界である。だが多世界を放浪し、ある時は火星人と戦い、またある時には16人の死人うらない将軍との死闘を乗り越えた彼にはわかる。今何をやるべきかが。「よォーし」そしてザ・ヴァーティゴは立ち上がった！ 45

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「全く、このエターナルニンジャチャンピオン体質のせいで災難続きだよ……早くどうにかしないとな」ザ・ヴァーティゴは呆れを滲ませる言葉を呟いた。だがその口調はある種の決断的さを匂わせていた！「フンフンッ！イヤーッ！イヤーッ！……よし！」ザ・ヴァーティゴは準備体操めいてカラテ！ 46

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カラテを構え、虚空に向かってパンチを、チョップを、キックを繰り出し、そして関節を整えて、「万事OK！」前へ向かって歩き始めた！ザ・ヴァーティゴ、彼に迷いなし！「んで！これから具体的にどこのどいつをやればいい！」（後で説明するからまって。あと、前の世界の話なんだけど）「ん？」 47

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（メガダークバリアンドは見かけによらず実は火に弱いから、サンダーじゃなくてファイアを使えば簡単に倒せる1/100の手間）「くっだまされた！」 48

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【ザ・ヴァーティゴ VS 世界崩壊 #2へ続く】

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以上お目汚し失礼いたしました。今回真面目に戦闘シーンを書いてみて自分の深刻なカラテ不足を痛感し、そして肝心のザ・ヴァーティゴ＝サンのキャラをあまり把握しきれていないことに気付いたので全質問コーナーを100回朗読だ。