【個人用】140字SS　まとめ

ろーさ @blue6_3krys

SSを好き勝手書いているのでお手柔らかにおねがいします

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露砂の黄黒さんは『引きとめてくれないの？』をお題に、140字でSSを書いてください。 http://t.co/UysVhVb7zk

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メールを打ちながらジャケットを選ぶ姿を見て気づいたようだ。「この女しつこいんスよねー。」普段大人しい君にはつい意地悪をしてしまう。時が止まったような静けさの中、俺の支度は終わりドアに手をかけた。そろそろ仲直りかな。「引きとめてくれないの？」振り返る前に背中からぬくもりが伝わった。

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貴方は露砂の緑高で『無条件降伏』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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どうやら練習に熱を入れすぎたらしい。いつも通りじゃんけんに負けた俺はわずかな力を振り絞り、相棒を家に送り届けた。また明日な、とへらへら笑った俺の両肩を突然掴む。触れるだけのキスがおでこに落ちた。「あまり無理をするな」真ちゃんにはお見通しなんて。こんなの勝てる気がしないじゃないか。

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貴方は露砂の黄黒で『多分上手く笑えていない。』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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そこは俺の場所だ、どけよ。そんな汚い言葉を浮かべたくなってしまうのは君の隣が俺じゃないからだ。歩く二人の背中を見つめる。俺はどんなに近づけても君と並ぶことはできないのだろう、この先もずっと。視線に気づいたのか振り返る。込み上げた思いにまた蓋をして得意の作り笑いを見せた。

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貴方は黄黒で『言えるわけがない』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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人気者で誰にでも愛される君。独占したいと思うのは僕の我が儘だ。ぐっとこらえて普段通り単調に振る舞う。溢れ出しそうな気持ちを押さえるのもそろそろ辛くなってきたそんな時、君は僕に言った。「黒子っちって何考えてるのかさっぱり分かんないっス。」 君の事だなんて言えるわけがない。

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貴方は緑高で『どうにかなってしまいそう』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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話しかける声も、態度も、ふとした表情も、俺に向けられるのはちょっと特別だって知ってる。相棒として認めてくれたのだろう。でも俺は都合よくとらえてしまうんだ。大切な相棒ともうひとつの感情の間で揺れ動く。相棒の我が儘よりずっとたちが悪い我が儘を必死で押さえるだけで胸が苦しくてたまらない

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貴方は緑高で『見ないふり、見えないふり』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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あいつが俺に好意を持っていたことには気づいていた。「俺、真ちゃんの事結構好きだよ。」いつもの冗談めいた言い方。瞳の奥が潤んでいることと耳が赤くなっていること以外は。俺は静かにあいつの気持ちから目を逸らした。一度手にしてしまったら、もう二度と離してやれないから。

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貴方は黄黒で『愛してるも役不足』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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「愛してるよ。」「…そうですか。」なかなか決まったと思ったのに反応は薄かった。俺の求めてたのと違うもんだからちょっと悔しい。悪戯のつもりで、本に夢中な彼にそっとキスをした。徐々に赤く染まる顔。「愛伝わった？」なんてからかってみる。「まだ足りないです。」珍しいお誘いに俺まで赤面だ。

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貴方は緑高で『それは寒い夜だった。』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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練習を終え、体育館から出ると外は真っ暗だった。冷たい風が体の芯まで刺激し思わず声を上げる。朝は暖かかったのに。寒い寒いと呟く俺の首元に突然暖かさが包んだ。「蠍座のラッキーアイテムなのだよ。」今日はどの星座にもマフラーはない。相棒の素直じゃない優しさに俺の心臓はうるさく響き始めた。

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貴方は黄黒で『重なった偶然』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

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マジバに行くと僕を見つけた君は笑顔で手を振る。「偶然っスね！」来るか分からない僕をずっと待っていたのだろう。純粋な行動に気持ちとは反対にため息が漏れる。「…会いたかったんスよ。」…僕もそうだ。しかし君に伝わることはない。胸に抱く恋心が酷く厄介で君の気持ちを確かめる自信がなかった。

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貴方は緑高で『愛してはいるんだけど』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

ろーさ @blue6_3krys

何年も「好きだ」と口にしていないのは言葉にしなくても伝わってしまうからだ。それだけ長い時間を共にした、その事実が何よりも誇らしい。今伝えたらどんな反応をするだろうか。小さな悪戯心は胸をくすぐり10代のあの頃の気持ちへと帰す。＜顔の真っ赤な高尾が初々しい反応を見せるまであと17秒＞

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貴方は緑高で『箝口令』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/gbo6nvK9Zo

ろーさ @blue6_3krys

初めて緑間に漏らす我が儘が自分を傷つけるくらい分かっていた。『俺のこと相棒だって言わないで』そんなの言ったことないのだよとため息混じりに呟く緑間に安堵と胸の痛みが襲う。相棒と認められてしまったら、越えてはいけない線まで踏み込んでしまう。友情との距離を保つのがこれほど苦しいなんて。

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貴方はみどたかで『わかりやすいけれど、わかりにくい』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/O6q4OzFSgW

ろーさ @blue6_3krys

剥がれたテーピングをゆっくりと外し、丁寧に巻き直す姿にもう手慣れたものだと感心する。高尾は俺の左手を大切なものを扱うかのように触れた。指先から溢れる『好き』の重さは俺には分からない。饒舌な男の口からは本心は見えず、俺は日々訪れるこの時間をもどかしいとさえ思うのだ。