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生存者はとうとう二人となった。 すなわち犯人と探偵である。 果たしてどちらが犯人でどちらが探偵であるのか、そもそも残り二人になるまで死んどいて謎解きもクソもないのではないか、だがいいのだ。 別に警察じゃないし。 「犯人はアナタだ」 #このタグをRTした奴ら殺人事件
2014-02-17 21:40:07「ロリスキーです」 「すさまじい名前ですね、連行します」 2/14――エヌナナエ・ロリスキー(23)は職務質問の後、様々な段階をふっ飛ばして刑務所に送られることとなった。 理由は一目瞭然、名前である。 ロリスキーが名付け親に殺意を抱いたのは果たして何度目のことか。
2014-02-17 21:45:18「正気の沙汰じゃない」 ロリスキーを連行した巡査鷲曽田 空(25)は語る。 「ロリスキーという名前が何故付けられたのか、何故ロリスキーという名前を躊躇せずに名のれるのか、現代社会の歪みといえるだろう」 「それはそうとキンダツイ君」
2014-02-17 21:48:17キンダツイ――そう呼ばれた少年は周囲を見回し、はあと溜息をついた後に自分の名が呼ばれているという事実を認識した。 「拳 脱衣です」 「君は数々の事件を解決した名探偵なんだ……畏敬の念と流石に脱衣と呼ぶのは社会道徳的にどうなんだろうという思いを汲み取ってキンダツイと呼ばれなさい」
2014-02-17 21:53:19「わかりました」 そう言って、キンダツイ――拳 脱衣(17) は不精不精頷いた。どうせ目の前の押しの強い国家権力の犬に反論しても無駄だとわかっているのだ。 「ところでキンダツイ君、陸の孤島は好きかな?」 「嫌いです」
2014-02-17 21:57:32「そうか、まぁ好きな人はいないだろうね……しかし至極残念なことに君を連れていかなければならない、すなわち吊り橋が一つしかなく天気予報ではズバリ吹雪が予測され、しかも携帯が通じないいかにも陸の孤島になりそうな山奥の洋館に」 「…………」 キンダツイは国家権力の犬の犬であった。
2014-02-17 21:59:29「◆VxAX.uhVsM氏がなー…いつかやるとは思っていたけど」 (DOL3rd2話/◆ymCx/I3enU@非リレー書き手)
2014-02-17 22:02:35