KOHBBJ×一般人カーディーラー受付嬢おじ

橘祐樹@虎廃/乗車済 @tachibana_wa3

えーっと、ちょっと今から書き溜めたパラレル兎虎の小話を垂れ流しまーす。もっとちゃんと長編として書きたいんですが触りの部分だけ。こんな話が書きたいなってだけ。本編はおじさん視点ですがプロローグはBBJ。わかりにくいですがKOHBBJ×一般人(カーディーラーの受付嬢おじ)の俺得話予定

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【兎虎パラレル劇場BBJ視点(プロローグ)】久々の休日。エンジンから伝わる心地よい振動を楽しみながら愛車を走らせる。目的地へは車で10分。ドライブと言うには短すぎるこの場所へ向かうのはもう何度目だろう。エンジンを止め車を降りれば待ち構えていた男性が深々と頭を下げた。

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②「これはこれはブルックス様！ようこそ起こし下さいました」「どうもご無沙汰してますマネージャー」「KOHおめでとうございます。先日の発表の時などスタッフも皆大喜びでお祭り騒ぎでございました」「ふふ、嬉しいな、ありがとうございます」先導する男の後についてエレベーターへと乗り込み

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③目的地へと向かうまでの間も話は続く。「本日は定期点検で？」「ええ。シーズン終盤に入って忙しくて間が空いてしまったので今日は少し念入りに見てもらえれば嬉しいかな」今日はこれ以外予定は入れていませんのでじっくり見てもらって構いません。と言いつつその裏にある意図まで正確に読み取る優秀

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④なマネージャーは何もかもわかった顔で「畏まりました」と笑うのに、何だか背中を押されている気分になる(というか十中八九応援されてる。しかもおそらくはここのスタッフ全員に)少し照れくさい気もするが正直形振り構っていられないほど夢中な自覚があるので正直有難い。だってそうだろう。あんな

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⑤魅力的な人だ。ライバルは掃いて捨てるほどいるわけで。いくらシーズン佳境とはいえ僕がここに通えない間にもし何処かの馬の骨とも知らない誰かにあの人を攫われたらなんて考えただけで気が狂いそうになってしまう。故にあの人の最も身近な人達に応援してもらえているという現状は本当に有難かった。

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⑥ポンと目的の階へと到着を告げる音がして扉が開く。ゆっくりと扉か開いて行くこの時間はいつも特別だ。まるで欲しくて欲しくて堪らなかったプレゼントを待つ心境に似ているように思う。25にもなって何を言っているんだという話だが、それくらい僕にとってこの先に待っているのが特別なことだから

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⑦仕方が無い。やがて開いた扉の向こう、エレベーターを降りれば視線の先には立ち上がり軽く頭を下げ来客を出迎える人影が見えた瞬間溢れ出る嬉しさに緩む顔を慌てて引き締めた。「いらっしゃいませブルックス様」「やあこんにちは虎徹さん。お久しぶりです…本当に」会いたかったですと心からの笑顔で

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⑧告げるけど、それに対してかえってくるのは「いつも弊社をご贔屓にしていただきありがとうございます」とニッコリ完璧な営業スマイル。隙のない立ち姿。センスのいい青を基調としたワンピースタイプの制服はまるでこの人のためにあるのではないかと思うほどよく似合っていた。膝上丈のスカートから

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⑨伸びる素晴らしい美脚のラインに無意識に行きたがる視線を無理やり彼の目に固定する。「鏑木君。ブルックス様のご案内を頼みますよ」「畏まりましたマネージャー」「それではブルックス様、御車の点検が終わりましたらお知らせに参りますので」頑張ってKOH。と声なきエールに視線だけで礼を返して

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10)改めて目の前の恋しい人へ向き直る。今日の僕はこの人の目にどんな風に写っているだろうか？服は乱れてないだろうか、髪は？メガネはゆがんでないかな？ほんの少しでも構わない。彼の感心を少しでもひきたい。生まれて始めての本気の恋を、何が何でも手に入れたいから。『ブルックス様。あまり

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11)のんびりしていられないようですよ？』エレベーターの中でマネージャーに耳打ちされたライバル出現の情報は、最早一刻の猶予もないと告げていたからーだから。「ねえ、虎徹さん。約束通り、僕はKOHになりましたよ」プリンススマイルなんて持て囃される笑みを浮かべ琥珀色の瞳をじっと

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12)見据えれば光に透けて金色に光る瞳がゆらりと揺らいで見えて……少しは自惚れてもいいのだろうか？「約束通り、僕を男のものになってくれますか？」立ち尽くす彼の前へ足を進める。壁際に立っていた彼はいとも簡単に追い詰められて、逃げられないように腕の中に閉じ込めても抵抗しない身体に

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13)逸る心を抑えながら、僕にとってこの世の何より魅力的な唇がふるりと震え言葉を紡ぐのをじっと待った。

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@tachibana_wa3 とりあえずプロローグはここまで。おじ視点もぼちぼち書きたいな〜