11/7 #同題ssBSR まとめ お題「落陽」

同題ssBSR 11/7のお題分のまとめです。 ざっとまとめただけです。誰でも編集可能ですので、追加・削除などご自由にどうぞ。 作品冒頭にある【 】内はCP表記です。ただし、全ての腐要素のある作品に記されているとは限りませんので、地雷のある方は注意。→http://j.mp/Kcy03q 続きを読む
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同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

11/7~11/10(22:00) 今回のお題は『落陽』 提案者は暁 湊@狩猟解禁!さんです。ありがとうございます。#同題ssBSR

2013-11-07 22:00:41

ランプリイ @Lampray555

【落陽/瀬戸内】筆無精な鬼が文を寄越したと思うたら「お前の文は長すぎる。落陽の紙価を高からしむるつもりか」だと?左思の故事を持ち出し我をやり込めたつもりであろうが、『三都の賦』の大流行で紙価が高まったのは洛陽、落陽ではないわ阿呆。「添削して送り返せ」「はっ!」 #同題ssBSR

2013-11-07 23:02:51
除菌/昼140夜120 @Ome_jk

親就/親を亡くした子は何処へ帰ろう。夕暮れまで残った鬼は一人何を思わん。勝った貴様が立つ国。落ちる夕陽を背負って立つ者の表情は此方から見えない。此岸と彼岸の境目で泣いているのか、笑っているのか。臓腑から流れ出る血に体を浸し、いつしか考えることは、憚られた。/落陽 #同題ssBSR

2013-11-08 07:25:37
このえ @konoe189

【家就/落陽】天下が漸く一つとなった。傍らにはワシがなくした絆の代わりと自ら言った毛利。太陽を崇拝している彼のことだ、ワシをそれと見立てているのかもしれない。だがそれはワシも同じことだ。毛利は安芸の太陽。その毛利が傍にある意味。手中に落ちたのは果たしてどちらか。 #同題ssBSR

2013-11-08 12:11:27
くちなわちゃん @ETetSS

【佐いつ】「赤いのは空だけでいいのに」呟いた横顔を窺える夜目を、少しだけ恨んだ。「旦那も大将も俺様大事なんだけどなァ」「にいちゃん、」そういう意味で言っていないことも、それを理解していることも、お互いに隠せない。「それに俺様、お仕事ないと困っちゃうし」/落陽 #同題ssBSR

2013-11-08 13:15:36
サクラデンブ @skdn68

(元親)赤く燃え上がる日に目を向けた。視界が眩むほどに赤い。ああ、見なければよかったと思い直したがもう遅く、赤い日は時と共に静かで冷ややかな海に飲み込まれた。赤い日がいつかの自分と重なって見えたとき、鬼の目からひとつ、後悔がこぼれた。<落陽> #同題ssBSR

2013-11-08 20:38:32
あおき @rca_aoki

【左近×勝家/BSR4】光が落ちる、世界が変わる。「どした?勝家」「……あ…」それでも夕闇にその声が呼ぶ限り、何度陽が落ちても自分は自分でいられる気がして、手を伸ばしかけて、勝家は瞳を揺らした。今更そんな希望を持つことが、己に許されるはずは無い、と。<落陽> #同題ssBSR

2013-11-08 21:19:16
@nadjagaga

【親就】「最近アンタ、日輪日輪って言わなくなったな」日の入り前の一層輝きを増した光の中であ奴は微笑んだ。隻眼の瞳も頬も髪も茜色に染まっている。日輪より大事なものに気付いたゆえ…本人を前にして言うのを躊躇ってるうちに、2人の長く伸びた影法師が静かに重なった。〈落陽〉#同題ssBSR

2013-11-08 21:30:30
イグアナくん @nkgmbs

【黒毛】背後は壁。「追い詰めたぞ」熊の如き巨体が近く重なり陰をつくる。「智で勝れぬを悟り力に訴えるか」眉を寄せ睨めば、此方より余程も追い詰められた顔で手首を掴んだ。「何とでも言え」荒く息づく獣の肩越しに入日が燃える。「宵だ。お前さんも落ちろ、毛利……」〈落陽〉 #同題ssBSR

2013-11-09 01:33:46
白山りき@bsr用 @rikis_b

【佐幸】政宗殿の背を見送り、夕陽の中佇む佐助。赤き陽が、その髪を染める。お前は今何を思う?政宗殿のようになるなと言うが、俺が政宗殿のように立派であればお前はそのような顔はしなかっただろう。落陽のように去っていくお前を引き留める資格など、俺にありはしない…。<落陽>#同題ssBSR

2013-11-10 00:32:22
鳥2 @HCl_enka2

【官又/死ネタ】陽が赤く燃えて落ちる。夕陽はただ眩しくて好きではない。そう官兵衛さんに伝えたら「いつかお前さんにもわかる日がくるだろうよ」と言われたのだったか。目線を下げるとあの陽のように赤く染まった官兵衛さん。見える赤はまだオレ様の目に染みて痛い。/落陽 #同題ssBSR

2013-11-10 01:09:52
ルキ@twst @kakeruruki

【光濃】落陽と旭日は色が違うのよ、と目を細めた、橙色の横顔を思い出す。そう、思い出すのはいつも横顔か、伏せられた目元か、それだけで。初めて真正面からまともに見た彼女の顔は、炎に赤く、絶望と憎悪に塗れて……初めて直接向けられた感情は、とても、美しかった。【落陽】 #同題ssbsr

2013-11-10 17:14:21
弱酸 @Jack_0_Lantern_

【天毛/落陽】時間稼ぎで援軍を待つのかと勘繰るもそれらしき姿は一向に現れず、時は徒らに過ぎ去った。算段を見抜きし時には既に遅く、そして、日が沈む。「こんばんは」沈黙する照日大鏡の代わりに、彼奴の持つ二つの三日月が我を鈍く映し出す。「さぁ、愉しい夜の始まりですよ」 #同題ssBSR

2013-11-11 00:44:07
サユキと市子さん @sayu_n0

【孫鶴】割れた琥珀のような輝きを散らして 陽は落ち、宵が来る。陽の下ではただ無邪気に笑う少女が、抗う事を許さぬ光をその大きな瞳に妖しく宿し、我等の裾を引く女に変わる時間。「ねえ様、可愛がってください、ね?」闇に浮かぶ白い鳥に、我等は今日も歯を立てる。 /落陽 #同題ssBSR

2013-11-11 05:26:28
ひかる @hikar_iks

【親就/落陽】今日もまた陽が落ちる。あとこの黄昏を目に出来るのか。全てを投げ打って仕掛けた策はとうに走り出した。あとは勝利の女神が毛利に微笑むか、四国の阿呆に微笑むか。「どうしたんでぇ、毛利よぅ」「何も」訝しむ鬼に向き直る。あぁ、沈む日輪のなんと眩しいことか。 #同題ssBSR

2013-11-12 17:33:19
総=そた @sota_narinari

【成就】戦場を駆けている者同士、いつ堕ちても可笑しくない状況。互いに互いを気にかける事無く、駆け抜ける。「毛利が」「石田が」堕ちるはずはない。そう思っていたのに…「火急の報せにございます!!」そんなはずはない!!ああ、鮮やかな色に満ちた景色が暗くなっていく/落陽 #同題ssBSR

2013-11-15 17:01:34
nol @Lakky_1o1

【市】揺れる 揺れる 陽の光の色 ゆらりゆらりと落ちていく ふるえふるえ 此の魂彼の魂 揺らぎ消え逝くは 誰の記憶か/落陽 #同題ssBSR

2013-11-16 20:56:56
東露 @tooro_banbino

【落陽/毛利】海に落ちていく日を睨みつけ毛利は思う。日のあるうちは動かなかったが、きっとあの鬼は夜陰に紛れて襲来するだろう。「一同の者、手はず通り布陣致せ」「はっ」四方から声が返る。幾度となく繰り返してきた遣り取り。この先もこの命が尽きるまで。我らの安芸のために #同題ssBSR

2013-11-25 22:13:46
ZUKU @zu_91

【宴舞台孫市】霞む視界に黄昏。焼ける肉。慣れ親しんだ硝煙が、今。こんなにも遠いとは。とうりょう、小さな雛の呼び声。応えようとも、羽根を毟られたこの身ではもう飛べない。鐘の音は、ああ。我らの血潮に染まる戦場よ。貴方のように成れたのか、先代。「わたし、は…」(落陽) #同題ssBSR

2013-12-08 02:09:16
浅川 @anaguraaa

(家市) それまでは、身を焦がす陽光が消え失せる子の刻のみが、唯一女の心安らぐ時であった。「でもね、市は近頃……入り日は、好きになったのよ」仄暗い双眸を傍らの男に向けて、女は続けた。だって、まるであなたが市の傍に落ちて来てくれているようなんだもの。/落陽 #同題ssBSR

2013-12-15 08:19:32