相鉄・東急直通線に関するきょくちょの個人的雑感（2013年3月当時）

きょくちょだよー(o・∇・o) @mino_lin_rin

【直通線関連各社の思惑推測その１】まずは相鉄。現状での沿線の発展が限界になりつつあった。東京方面への直通で、東京のベッドタウンになってでも沿線人口を増やしたい、と考えていた。そして、新線距離をできるだけ短くしつつ東京方面に直通する手段として、羽沢からのJR乗り入れを構想した。

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【直通線関連各社の思惑推測その２】対するJRはというと、JRの持ち出しもさほどない（新線部分は全部相鉄）ということで、断る理由もないし、湘南新宿ラインが軌道に乗り始めていた時期も重なっていた時期でもあったから、誘客効果を重視して計画に乗ったのではないかと想像。

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【直通線関連各社の思惑推測その３】当然横浜都心をスルーする新線で、それもせっかく食い止めた東京のベッドタウン化を再度推進するような計画なので、横浜市は激怒。といっても相鉄に再考する余地などないことは、横浜駅の大地主である相鉄自身が立ち上げた計画ゆえ、横浜市は痛いほどわかっている。

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【直通線関連各社の思惑推測その3.5】なお背景として、横浜市の都心育成政策がある。簡単に言えば「東京のベッドタウンになりたくない」。横浜市は横浜都心の拠点性を保つために莫大な投資をしてきた（MM21もその一環）。そして、相鉄はこれまで横浜市と「共闘」してきた立場。

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【直通線関連各社の思惑推測その４】そんなこんなで、横浜都心をスルーする新線が確実になったので、横浜市はせめて都心地区の1つである新横浜を通る新線を追加するよう求めたのではと思う。それが（西谷～）羽沢～新横浜～日吉の東急直通線。

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【直通線関連各社の思惑推測その５】ここで直通先になった東急もまた相鉄同様、横浜都心の強化で共闘してきた立場。横浜都心が衰退すると、東横線の輸送効率の良さ（東京・横浜双方向の流動）が失われる。そのためにMM21計画にも協力してきたのは、その部分も大きいと思われる。

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【直通線関連各社の思惑推測その６】東急にとって相鉄・JR直通線は、横浜で相鉄方面から東横線に乗り換えていた利用者を奪う路線であるとともに、横浜都心を衰退させて間接的に東横線の利用者を減らしかねない（＆輸送効率を下げかねない）路線でもある。

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【直通線関連各社の思惑推測その７】東急にしてみれば、JRへの乗客流出を防げ、新横浜を通ることで横浜都心の衰退を食い止められ、なおかつ東急に直通して渋谷への誘客を図ることができる「一石三鳥」ということで、相鉄・東急直通線に関与するようになったのではと推測。

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【直通線関連各社の思惑推測その８】かくして、バラバラな各社の思惑に対する一つの落としどころが、相鉄・JR直通線＋相鉄・東急直通線という現在の計画なのでは、と推測。

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【直通線関連各社の思惑推測 番外】ちなみに相鉄・東急直通線に近い「神奈川東部方面線」という計画は、1966年の都市交通審議会（当時）答申から形を変えつつ続いてはいたが、今になって実現に向かって急速に動き出したのは、やはり【その１】での相鉄の方針転換が引き金になっていると思う。

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【直通線関連各社の思惑推測 チラ裏】なおここまで東急目黒線が一切出てきていないことに注目。個人的には「ただ線路がつながっている」以上の関係はないと考えている。直通先を含め目黒線は休日の需要地に乏しく、相鉄方面から目黒線を使う利用者は、ラッシュ時以外にはほとんどいないのでは。

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【直通線関連各社の思惑推測 続チラ裏】相鉄から目黒線への直通列車ができるのはほぼ確実で、本数では目黒線が多くなるにしても、「東横線を差し置いてまで」というほどではないと思う。東横線への直通が行われないのであれば、東急はそもそもこの計画に乗らなかったのではとも思う。

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まぁ、目黒線沿線在住者として、新横浜に一本で行けるのは非常に便利だがな。もはや東海道新幹線に乗るのに品川を使う理由がなくなる。