- Great_W_Sato
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さて、私は今ルティエフィールドにいるわけだ、うむ 超寒い、寒いな、はっはっは お目当てだった奴は勿論あれだな、氷の狼ことハティだ
2014-02-23 05:28:01狼と言うのは神話を語る上では欠かせない存在だ 数多くの狼が神話や逸話に名を連ねている、そしてハティーもその一匹だ ハティーの生まれについてはいくつか諸説あってな とある裏切り者の神から生まれたとされる節、とある魔女が生んだとされる節、様々だ
2014-02-23 05:31:03だが、生まれは問題ではないのだな 生まれこそ諸説様々だが、ハティーの行動は共通しているのだ もしハティーの写真を持っている者がいればよーく観察してほしい ハティーの額にはあるマークがあるはずだ
2014-02-23 05:32:32そうだな、三日月のマークだ 最初に副題に天の狼と言ったがな、実はこれは天の双狼が正しくてな ハティー、すなわち憎む者、そしてもう一人の嘲る者の双狼なんだ、一説には双子だったのではとも言われている
2014-02-23 05:34:54さて、では彼らの役目はなんだったのか、だがな あーちょうど今大体西の方角を見るとわかるが~月がいるな、月が なぜ月も太陽も昇っては沈み、昇っては沈むんだろうな 別にその場にいれば何も問題はないのに、と思わないか?
2014-02-23 05:37:37実はな、月と太陽はとある神々の御者によって引っ張られているんだ さて、それはなんのためか…それはな、天を駆ける双狼から逃げるためだ 嘲る者は太陽を、憎む者は月を、それぞれ食おうとしてるんだ すなわちハティーの額にある紋章は、月を追いかける定めを示しているのかもしれん
2014-02-23 05:39:26さて、諸君らは日食だの月食だのと言う物は見た事があるかな? 月や太陽の一部分が欠けて見える現象だ そう、欠けて”見える”現象だと思っている者も多いだろう 実はあれはハティーやもう一匹が追いついてかじってるんだ、そのまんま欠けてるんだよ
2014-02-23 05:41:48しかしそこは神々だ、すぐに修復してしまうのだ、あっぱれだな だが修復できるなら別に逃げなくてもいい、かじらせとけばいいとも思うだろう それもまたちがうんだ、ハティーが完全に月を捕食してしまった事は”ある”のだ
2014-02-23 05:42:57だが、”ある”のは”ある”んだがな それが未来なのか過去なのか、これから起こる事なのか既に起こった事なのかは定かではない しかし確実にそれは”ある”んだ それを、ラグナロクと言うんだが~、まぁこれは別の話だな
2014-02-23 05:43:54さて、ハティーが食った結果…大変なことになってしまうわけなんだが~ それは違う神話になってしまうからなぁ…残念ながら割愛だ、はっはっは ともあれそう言った理由から、月や太陽は必死に空を逃げているんだな
2014-02-23 05:45:07でだな、なーぜハティーが氷の狼なのか、と言う点にいこうか 正直これは私の憶測100%だ、はっはっは ハティーの生まれの諸説の中に、ハティーを生んだ狼がいるんだ その狼も、いろんな文献では氷の狼と描かれる事が多い
2014-02-23 05:47:55その狼の兄弟に、氷の世界で覆われた世界の王がいるんだな そいつは兄弟では末っ子にあたるわけなんだが~、それが兄弟に結び付けられて…という印象があるんだろうな 加えてその狼生まれたのがハティーだ、だから氷狼として生を受けたのだろう
2014-02-23 05:49:45神話の中に数多く狼はでてくるんだがなぁ…どいつもこいつも死の象徴なんだなぁ、はっはっは ハティーももれなくそういった側面があったわけだが、時にハティーは別の狼とも同一視されてな、そいつの名は~ 月を貪り食う者、と来ているんだ、そのままにも程があると言うものだがな
2014-02-23 05:52:03ま、手短だがこんなところでだ 第二十二回凄い魔法使い佐藤によるモンスター情報 チキチキ、天の狼 を終了する、お相手は凄い魔法使い佐藤だ
2014-02-23 05:52:46