三月 秀嵐さんによる艦これSS集

三月　秀嵐 @marchwind17

暁「やっぱり、一人前のレディは悪の組織にさらわれるものよ！」 響「ん……そうだね」 暁「でしょ！ じゃあ、暁がさらわれる役だから、響は助けるナイト役ね」 響「ん……わかっ……え？」 #三月艦隊司令部

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暁「じゃ、今から悪の親玉役をやってくれる人を探しに行こう」 響「え？ え？ え？」 #三月艦隊司令部

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提督（缶コーヒーでも買って、眠気醒ますか。爆睡しようもんなら、爆音で起こされるし） 暁「あ、いた。悪の親玉」 提督「え、待って。何の話」 響「いや、司令官。赫々云々こういうことで」 提督「苦労かけるな」 響「いや、楽しいよ。こういうのは」 #三月艦隊司令部

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提督「話はわかった。榛名が戻ってくるまでなら相手をしよう」 暁「さっすが司令官。話がわかる」 提督「とは、悪の親玉なら、凶悪そうな部下が必要だな……あ、そこの正規空母組」 赤城「なんでしょうか、提督」 提督「赫々云々」 加賀「わかりました」 #三月艦隊司令部

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蒼龍「駆逐艦の娘たちにはお世話になってるしね」 飛龍「たまには相手をしてあげないとね」 提督「いや、話が早くて助かる。じゃあ、翔鶴は暁と一緒に囚われのお姫様役な」 翔鶴「え？」 提督「で、瑞鶴は響と一緒に悪の親玉倒す方」 瑞鶴「提督を好き放題に爆撃できる……」 #三月艦隊司令部

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提督「加減はしろよ」 翔鶴「むしろ、なんで、私は」 提督「雰囲気。あと、6人組の呼称が思いつかなかった」 加賀「そんな理由ですか」 提督「3人なら三巨頭、4人なら四魔貴族、7人なら七英雄とか獅子の泉の七元帥とか思いついたが、5と6はとっさに思いつかなくてな」 #三月艦隊司令部

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翔鶴「わかりました。不肖翔鶴、囚われのお姫様を演じ切ってみます」 瑞鶴「不肖瑞鶴、全力で提督を爆撃します」 提督「……（丁寧語なのが怖い）」 赤城「ところで、提督。ボーキサイトありません？」 提督「俺も缶コーヒーを我慢しているから、お前も我慢してくれ」 #三月艦隊司令部

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提督「というわけで、こっち（悪の親玉）側はそろったが、そっちはどうするんだ、響」 響「んーそうだね、次にここを通りかかった人に声をかけるよ」 ～続く #三月艦隊司令部

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この流れ、最後までやると、こう、正規空母組が、「真の正規空母の力を見よ！」とか「私は駆逐艦に倒されるさだめなのか……」とか「燃料と弾薬と鋼材とボーキサイトを流せ！」とか「定めには逆らえんぞ！」言うのか……。うん、最後のだけいじりようがない。困った。 #三月艦隊司令部

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時雨「楽しそうだね。何をやっているのかな」 響「あ、時雨。実は……（説明中）」 時雨「楽しそうだね。僕も混ぜてくれるかな」 提督「じゃあ、時雨は響側、と」 #三月艦隊司令部

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霧島「こうして、信頼の騎士響は、暁を救うために時雨と旅に出るのであった」 霧島「というわけで、ナレーションはこの金剛型4番艦、霧島にお任せ」 提督「うわっ、びっくりした。お前、いつからいた」 霧島「え、最初からですけど」 提督「気づかなかった」 #三月艦隊司令部

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提督「よし、最初から全力でいくぞ！ 飛龍、響を倒して来い！」 飛龍「四魔空母出撃します！」 提督「その名称になったか・・…。ところで、悪の親玉は捕えた姫さんを何に使うんだ」 翔鶴「使う！？」 赤城「普段、提督が榛名さんにされていることをすればよいのでは？」 #三月艦隊司令部

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提督「さらってすいませんでした」 翔鶴「提督！？ なんで土下座してるんですか！」 提督「榛名相手にやってることと言われたから」 加賀「何をすればそんなことに」 蒼龍「他にはないんですか」 提督「他か……」 #三月艦隊司令部

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暁「頭をなでなでしないでよ！ もう子供じゃないって言ってるでしょ！」 翔鶴「提督、ちょっと恥ずかしいです」 提督「あれ、榛名は喜ぶんだが」 暁「榛名が？ 全く、お姉さんに見えて結構子供なのね。暁とは大違い」 #三月艦隊司令部

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赤城「榛名さんって意外と可愛いんですね」 加賀（私も……いやいや） 霧島「さあ、意外と平穏だぞ。魔王城！ そんなかの地を目指す響の前に立ちふさがるは、四魔空母が一角飛龍！ いきなりの強敵に、響と時雨と……あ、瑞鶴さんもいたんですね」 瑞鶴「ちょっと！？」 #三月艦隊司令部

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霧島「3人はどう戦うのか！ 続く！」 瑞鶴「ちょっと！ 誤魔化されないわよ！ ねぇ、待ちなさいってば！」 #三月艦隊司令部

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提督「ノリで行動していたせいで、状況が分からなくなってきたので、少し整理したいんだが」 霧島「響側が響・時雨・瑞鶴の3人。対して、提督側は提督・赤城・加賀・蒼龍・飛龍の5人。飛龍は出撃中」 提督「もう少し人数を増やしたいところだな」 #三月艦隊司令部

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霧島「それなら、ご安心を。すでに、10人ほど参加したそうに、こちらを見ています」 提督「みんな、そんなに暇なのか！？」 霧島「あと、解説席に比叡お姉様を置いておきました」 提督「解説！？ スポーツ中継かよ！？」 #三月艦隊司令部

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霧島「なお、基本的に敬称は略させていただきます」 提督（榛名が戻ってくるまでに終わるかな、これ） #三月艦隊司令部

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時雨「ところで、暁ちゃんの場所はわかるのかな」 響「ん……暁の場所なら、どこにいようとわかるさ」 瑞鶴「私も翔鶴姉の場所ならなんとなく」 時雨「仲が良いんだねぇ」 #三月艦隊司令部

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響「時雨には、そういう人はいなかったのかい？」 時雨「姉妹もいたけど、それ以上に僕に優しくしてくれた人たちがいてね。今はどこにいるんだろう」 瑞鶴「へぇ、どんな人だったの」 #三月艦隊司令部

三月　秀嵐 @marchwind17

時雨「とても優しい人たちだったよ。僕に色んな世界を見せてくれてね。違法建築とは言わせないってよく言ってたね」 瑞鶴「へぇ～（どういう意味かしら）」 飛龍「あれが、魔王様に逆らう相手……友永隊、頼んだわよ」 瑞鶴「え、2人とも危ない！」 #三月艦隊司令部

三月　秀嵐 @marchwind17

瑞鶴「もうっ、私がここまで被弾するなんて！ 誘爆を防いで！ 飛行甲板は大丈夫？」 飛龍「幸運艦というわりにあっけないわね。やっぱり、お姉ちゃんがいないと恩恵がないわけ？」 瑞鶴「不意さえ突かれなければ……」 #三月艦隊司令部

三月　秀嵐 @marchwind17

飛龍「索敵は大切に。空母戦は先手必勝！ 慢心はダメ、ゼッタイ。教わらなかった？」 瑞鶴「くっ」 瑞鶴「響、時雨、今のうちに」 響「仲間は見捨てない」 瑞鶴「ダメよ。あなたたちじゃ勝てない。今は引いて勝つチャンスを待つのよ」 #三月艦隊司令部