ねこにゃん先生の投資講座

藤井厳喜（CFG代表）ワールド・フォーキャスト配信中 @GemkiFujii

数年前、日本の個人投資家の間でソブリン債（外国の国際公債）投資が大ブームになった。勿論、煽ったのは銀行や証券会社であった。数年前、日本の個人投資家の間でソブリン債（外国の国際公債）投資が大ブームになった。勿論、煽ったのは銀行や証券会社であった。

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日本の超低金利に比べて外国債は年間５－６％の金利がつくというので、大きなブームをよんだ。しかし、今、振返ってみると、このソブリン債投資で儲けた個人投資家は殆どいなかったのではないだろうか。いても極めて少数だったはずである。

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先ず、円高のせいで、金利は高くても円に戻した時の利益は大幅に減少したはずである。

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儲からなかったもう1つの理由は、為替の手数料である。外債投資では、債券を買う時と、売って円に戻す時の2回、為替手数料を払わなければならない。 この為替手数料でさりげなく大儲けをするのが銀行や証券会社、金融機関の常套手段である。

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かつては１オーストリア・ドルを買うのに、片道1円、往復2円の手数料を取っていた証券会社もあった。 最近の広告を見ても、片道50銭、往復1円の為替手数料を金融機関が取っている。年金利はたった2.8％である。

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お茶を飲みながら、昨日の日経新聞の広告にふと目をやる…。 http://twitpic.com/31nzf7

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例えば、新生銀行が昨日に出している、28日（木）の日経新聞・首都圏の14版の全5段広告を見てみよう。『2週間満期外貨預金』の宣伝である。 「１オーストラリア・ドルが８３円。１万オーストラリア・ドルは８３万円。2週間投資すると、税引き後の利益が690円になる。」と記載されている。

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しかし、為替手数料は1オーストラリア・ドルあたり、往復1円かかる。つまり、1万オーストラリア・ドルで1万円かかる事になる。 という事は為替レートが動かなければ、この投資は「690円－1万円」となり、9310円の損となる。為替レートが動かなければ…。円高になればもっと損する。

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こんなの本当にやる人いるのかなぁ？、冷静に考えれば疑問に思わざるを得ない。 実際、この手のトリックで、個人投資家は大きな損害を被って来たのだ。銀行は絶対に損しない仕組みになっている。

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小さな文字が見えにくい視力の弱い方を引っ掻けるビジネス？(笑)　http://twitpic.com/31nzf7 RT @uy807tube: 胴元は損しない…RT 実際、この手のトリックで、個人投資家は大きな損害を被って来たのだ。銀行は絶対に損しない仕組みになっている。

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藤井厳喜（CFG代表）ワールド・フォーキャスト配信中 @GemkiFujii

この手の投資に手を出す時には…　http://twitpic.com/31nzf7　視力に不安のある方は、メガネと虫眼鏡を持参で、慎重にご検討下さいﾆｬ。(ΦΦ)というお話でした♪

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