「PC遠隔操作事件・第二回公判傍聴メモ」に対する個人的感想

江川紹子さんの記事「【PC遠隔操作事件】第2回公判傍聴メモ・最初の検察側証人は「ファイルスラック領域」を強調」 に対する個人的感想です
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西村誠一 @khb02323

↓この作業を完全に赤の他人が外部から行う事は不可能です。本人か、そのPC、ルーターを触れる人間がやらなければ不可能です。もしくはVPN接続なりセキュアな環境下なら可能ですが、それも「相手側が赤の他人」という前提では「あり得ません」

2014-03-11 15:26:43
西村誠一 @khb02323

↓要するに、リモートデスクトップなりVNC的なフルアクセスのリモート操作を赤の他人が行う事は不可能であって、仮に片山さんが「自分でそういう設定をしてた」として、そんな設定してあれば、それも操作結果で真っ先に明らかにされるはずの情報だと思います(つまりそんな形跡はないはず)

2014-03-11 15:28:01
西村誠一 @khb02323

↓片山さん本人、及び片山さん周辺の論旨である所の「片山さん本人も、真犯人から遠隔操作されていた」という話ですが、繰り返しになりますがiesys.exe的な技術では実行不可能な内容であり、フルコントロールで遠隔操作されていたケースも、少なくとも私にはちょっと思いつきません…

2014-03-11 15:29:27
西村誠一 @khb02323

「リモートデスクトップやVNC的なリモートコントロールソフトで操作される為にはポートを開ける必要がある話」、厳密には「TeamViewer」など最近のリモートコントロール系ソフトの場合、外部サーバーを中継する事でポートを開けなくても使える物もあります

2014-03-11 23:23:38
西村誠一 @khb02323

ですが、「TeamViewer」の様な形式のリモートコントロールソフトで「真犯人から片山さんのPCが遠隔操作されていた」とする場合、(ウィルスにせよ)TeamViewer的なリモートコントロールソフトが常駐してるはずで、それは真っ先に操作で明らかにされたはずだと思います

2014-03-11 23:24:48
西村誠一 @khb02323

「操作で明らかにされたはず」じゃなくて「捜査で明らかにされたはず」です・・・遠隔操作の話を書いてるので操作と捜査の誤変換が多いです

2014-03-11 23:27:56
西村誠一 @khb02323

あと、仮に「片山さんのPCをリアルタイムでフルコントロールの遠隔操作できる手段を真犯人が持っていた」場合、片山さんのPCを使って「わざわざ遥かに性能の劣る遠隔操作ウィルスであるiesys.exeを作成する」意味が分からない気がします…捜査攪乱とか疑いだせばきりがないですが…

2014-03-11 23:31:27

3/12 追記

弁護側の反論(ビデオ)でも非常に興味深い情報の数々が提示されてますが、個人的に、中でも注目したいのは「片山さんの職場の同僚が真犯人である可能性」はあるそうですね(同僚本人は否認したそうですが)

リンク BLOGOS 同僚のPCからも遠隔操作プログラムを発見 片山被告弁護団が会見 遠隔操作ウィルス事件で現在勾留中の片山祐輔氏の弁護団が9日、記者会見を開き、片山氏の派遣先の職場の同僚のパソコンからも遠隔操作ウィルスが発見されていた事実が、このたび開示された検察の調書によって明らかになったと語った。 片山氏は派遣先の会社で片山氏が使用して

3/15追記

リンク Yahoo!ニュース 個人 【PC遠隔操作事件】不正プログラム「アイシス」の全貌が明らかになった(第3回公判傍聴メモ)(江川 紹子) - Yahoo!ニュース 遠隔操作プログラムiesysの解析を行った警察庁の技官が、その機能を証言。PCユーザーに気づかれずに操作する巧妙な仕組みに加え、通信や暗号化など様々な機能が盛り込まれていることが明らかになった。