【実況】シー・ノー・イーヴル・ニンジャ#2(発掘)
- karafuto1979
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「俺は許さない……奴らの事は許さないんだ」湯呑みを握り締めるゼンダの手に血管が浮き上がる。「許さない」彼の物言いは現在進行形だ。判決を受け、こうして服役の身となった今も、その憎悪は覚めるどころか永久機関めいて、一層その苛烈さを育てているようであった。
2011-07-28 02:31:18「お前……」ジャイゴは言葉を呑み込んだ。フジキドはそんなゼンダに気圧されて凍りついたようになっている面々の食器を素早く重ねると、静かに席を立った。「今日は私が食器を片付けて来よう。新入りだからな」「お……おう」
2011-07-28 02:41:04洗い場に食器を素早く返すと、フジキドはほとんど野伏めいたさりげない隠密性でもって食堂の人々をすり抜け、中庭に出た。昼の休憩時間は長い。ケマリ・フットボールをする者、壁によりかかって本を読む者、日陰で写経をする者。看守達の見守る中ではあるが、囚人たちは一時の平安を過ごすのだ。
2011-07-28 02:45:43ソバシェフ・ランペイジ事件がキルドーザー事件と実際ソックリな件について http://ja.m.wikipedia.org/wiki/キルドーザー事件 #NJSLYR
2011-07-28 02:45:56フジキドは己のニンジャ動体視力をフルに働かせ、囚人一人ひとりの顔をサーチしていく。彼のニューロンには求める人物の顔立ちがはっきりと刻み込まれている。ガンドーと共に見付け出したマキモノ。そこに挟み込まれた不明瞭な一枚の写真。被写体は、ウミノという名の考古学者……。
2011-07-28 02:49:58(第二部「キョート殺伐都市」より: 「シー・ノー・イーヴル・ニンジャ」 #2 終わり。 #3へ続く)
2011-07-28 02:53:26(親愛なる読者の皆さん:本日の更新中に何らかの誤植が一時的に検出されました。担当翻訳者は「臨場感を出すべく自らもバイオイカ・ジャーキー工場に更新環境を近づけ臨んでいる。暑い。ある種のリアリズム追求だが大丈夫」と訳のわからぬ内容を供述しており、調査中です。現在は不具合は解消済です)
2011-07-28 03:00:07工場に環境を近づけるなんて……ホンヤクシャ=サンのストイシズムに負けてはならぬと自室の床にイカ・ジャーキーの袋を敷き詰めてゴロゴロ転がるニンジャヘッズが続出してしまう予感!! #njslyr
2011-07-28 03:05:11