#リプ送ってきたやつで学級裁判

ネッシー @0ZaALZilA

忘れてる人も多いと思うけど #リプ送ってきたやつで学級裁判 が、後もう裁判書くだけになったんで途中まで投下しようかな

ネッシー @0ZaALZilA

私立希望ヶ峰学園。 超高校級の才能を持った生徒だけが、この学園に入学できる。 はずなんだけど……実は僕は事情が違う。 まあ、それはおいおいわかるからいいとして。

ネッシー @0ZaALZilA

僕の名前は「シュンキチ」。特殊な才能もないし、名家の生まれというわけでもない。 強いて言うなら、人よりちょっと前向きなところが取り柄かな。 そんな僕が何でこの学園に入ったかと言うと… 興味があったからだ。 全国の才能が集まるって点で。

ネッシー @0ZaALZilA

どんな未知が、どんな出会いがあるのだろうと心躍る。 小学校低学年が遠足前日に寝付けないような高揚感、と言えば伝わるだろうか。 校舎を前にして、僕はそんな気持ちでいた。 というわけで、さっさと手続きすっかね。 学園に一歩足を踏み入れた瞬間。

ネッシー @0ZaALZilA

暗転。

ネッシー @0ZaALZilA

やがて気がつく。 体育館だ。他にも生徒がいる。 「あーあー、マイクテスッマイクテスッ」 ふざけた声がスピーカー越しに聞こえてくる。 展開早いな、生徒の確認くらいさせてよ。 「全員目が覚めたみたいだし、始めるよー」 体育館のステージから、何かが飛び出した。

ネッシー @0ZaALZilA

「僕はフルウクマ。この学園の学園長なのです」 ――『学園長』フルウクマ【@m8iVFhkTec】 学園長を自称するパッチールに似た何か。 熊と名乗っているが、ウサギにしか見えないんだけど。 ちなみにパッチールはぶちパンダなんだってね。でもフルウクマは熊。

ネッシー @0ZaALZilA

目の前に現れたのは、パッチールみたいな人形…なのか？ 「熊？」「ウサギだろ」「だな」「まだら模様のウサギ」 「フルウクマだって言ってるだろ！あと学園長だぞ！」 あ、なんかキレだした。

ネッシー @0ZaALZilA

「えー、お約束事を事細かに言うのは面倒だから、ちゃっちゃ言うね。皆さんにはここで半永久的に共同生活を送ってもらいます。誰かを皆にバレないように殺さない限り、この学園からは出れませーん、以上」

ネッシー @0ZaALZilA

「何それ」「殺人者だけここから出られる？」 「バトロワやろなあ」「ハンガーゲームかも」 周りがざわつく。ハンガーゲームの話はよせ、悲しくなるだけだ。 「んじゃあとはよろしく」 フルウクマがボッシュートされた。 ずいぶんとあっさりした説明だったな。

ネッシー @0ZaALZilA

「あーこれ自己紹介する流れですね間違いない」 自分の境遇がアレなので、そうなってくれるとありがたいという期待も込めつつ言った。 「それは違うよ！」 のに、早速デブに主人公っぽいセリフとられた。畜生。 「俺を殺そうとしてる奴と一緒にいられるか俺は部屋に戻るぞ！」

ネッシー @0ZaALZilA

デブが一息で言い切った。用意いいな。 「部屋あんの？」 「もちろんあるクマ」 突如出現するフルウクマ。あと急にキャラを変えてきた。 「熊扱いされないことを引きずっているんだろう。見苦しいな」 赤黒のコートを纏った人が嘲笑する。っていうかいい加減自己紹介しないと苦しくなってきた。

ネッシー @0ZaALZilA

僕含めて10人生徒いるんだぞ。 「個室のカードキー渡しとくね。早いとこ名前出し合いなよ。 あと細かい校則もあるけどその辺は原作見てね」 フルウクマがカードをばら撒いて、猛スピードで体育館を出た。 ラジコンにしちゃ生き物っぽすぎる。いったい何者なんだ。

ネッシー @0ZaALZilA

「じゃあ早速。俺の名前は玉美、よろしくな」 ――『超高校級の映画監督』玉美【@BallBeautiful】 100万円ほどの低予算の自主製作映画で、興行収入連続一位の歴史を塗り替えたいう逸話を持つ。 今ではリメイク権を獲得するための電話がひっきりなしに鳴ってるとか。

ネッシー @0ZaALZilA

「…プロトオーガ。運任せでこの学園に入った。よろしく」 「抽選で選ばれた『幸運』？すごいなぁ、よろしくねプロトオーガさん」 「…すごいのかなぁ」

ネッシー @0ZaALZilA

――『超高校級の幸運』プロトオーガ【@zYiky9KVqk】 学園は毎年平均的な高校生から一人を抽選で選び、超高校級の幸運として入学させている。 そして今回運よく（なのかはわからないが）選ばれた少女。低身長かつペッタン子なのが悩み。

ネッシー @0ZaALZilA

「私はトモカ。超高校級のアルバイターやってるよ」 ――『超高校級のアルバイター』トモカ【@0UUfE9LPAQ】 あまりの活躍ぶりに「もうあいつ一人でいいんじゃないかな」と言われるほどの便利屋アルバイター。倒れるまでは疲労じゃない、という持論を持つ。良いから休め。

ネッシー @0ZaALZilA

「デザイナーのででどんです。よろしく」

ネッシー @0ZaALZilA

――『超高校級の氷細工師』ででどん【@uBeWzhDvqI】 十勝生まれ十勝育ち。彼女の作った氷像や雪像を見に、多くの観光客が訪れる。 作品の繊細さから、氷の魔法少女の異名を持つ。 しかし出来に満足しきっていないらしく「もっと全開になれよ」と自分に言い聞かせている。

ネッシー @0ZaALZilA

「俺は漁師のIku3だ。よろしくな」 ――『超高校級の漁師』Iku3【@Iku3M44SGw】 若くして時価一億円のマグロを釣りあげたことで一躍有名になったマッチョガイ。幅広い漁の知識を持っており、特にマグロ漁では彼の右に出る者はいない。やっぱりマグロ釣ってるやつは違うな。

ネッシー @0ZaALZilA

「臭い人です。正直この名前ってどうかと思う」 ――『超高校級のジロリアン』臭い人【@xrS1C1qDM】 300戦のロットバトルで無敗のジロリアン。察しの通りデブ。二郎初心者から上級者までをカバーするガイドブックも出版している。二郎は食事を超越した試練と豪語する。まるで修行僧

ネッシー @0ZaALZilA

「デブって言っちゃったよ。どう思う玉美さん」 トモカさんが地の分に突っ込みを入れだした。 「体格いいと、死体を移動させるのは難しいって話になりやすいね」 「勝手に死体役にするのやめてね」 「…くだらんな」 割って入ったのはさっきの赤黒服の人だ。めんどくさそう。

ネッシー @0ZaALZilA

「俺の名前はヨアだ。言っておくが、慣れ合いをするつもりはない」 ――『超高校級のダンサー』ヨア【@yoa1900】 ダンスチームのリーダーとして頂点に君臨している。弱肉強食がモットーであり、弱きに甘んじる者には容赦しない。何でダンスやってるんだろう。

ネッシー @0ZaALZilA

（続き）聡明な読者ならお気づきだろうが、ぶっちゃけ、駆紋戒斗である。

ネッシー @0ZaALZilA

「超高校級の養い人、ヤズでーっす」 ――『超高校級のメイド』ヤズ【@yZJRtWQFk】 彼女に本気で世話された人間はどんな堅物でも三日で彼女に依存する。本人はメイドという肩書きが嫌いらしく、超高校級の養い人を自称している。ちなみに彼氏持ち。本人はそんな関係ではないと言い張るが。