「路地裏の人喰い」リプレイみたいなもの
プレイした翌日、眠気と闘いながら呟いたものなので、内容が実際のシナリオとはあちこち違ってます(_ _;)
@cw_now 猟奇殺人事件解決の依頼を受け、彼はこの町にやってきた。 殺人――いや、正確には食人――犯を捕まえる、或いは殺すためだ。
2014-03-26 08:47:16@cw_now 犠牲者が見つかる場所は決まっていた。つまり、そこが犯人の狩場なのだろう。 彼は夜の「狩場」を、ランタンの灯を共にさまよう。町に不馴れな旅人を装い、自らを囮にすることにしたのだ。
2014-03-26 08:50:04@cw_now そして、気付く。 不可思議な力で、己が外界から切り離されていることに。一本道のはずなのに、暫く歩むと同じ場所に出ていることに。
2014-03-26 08:52:39@cw_now 闇を切り裂く悲鳴に、彼は走り出した。己以外にも「餌」が囚われていたらしい。 何も知らない旅人か、はたまた同業者か。いずれにせよ、急がねばなるまい。
2014-03-26 08:54:27@cw_now ……遅かったと言うべきか、間に合ったと言うべきか。「ご馳走」と成り果てた同業者の骸ふたつに、それを喰らった「犯人」の姿。 犯人は人間の男。 犯人は獣。 貴重な目撃証言がふたつに割れていた、その理由を彼は確信した。奴は獣に変する魔の類なのだ。
2014-03-26 10:05:13@cw_now しかし、ただの狼憑きに次元を歪ませることなど出来ない。ならば……より高位の魔族か。 犯人が彼に気付き、次の獲物と定めたらしい。食前の軽い運動とばかりに自分に襲いかかろうとする犯人を前に、彼は苦笑いを浮かべる。 ――食事のマナーが最悪だ。
2014-03-26 12:58:28@cw_now ……結論を言うと、犯人は彼を喰えなかったし、彼も犯人を捕らえることが出来なかった。犯人は彼が考えた以上に強大な存在であり、彼もまた犯人が考えた程楽に餌になる輩ではなかったというわけだ。 結局、犯人の正体だけを報告し、彼の仕事は終わった。
2014-03-26 13:06:33@cw_now しかし、どうやら犯人は彼を「ただの餌」よりは少し上の位置に認識を改めてしまったらしい。 またいつか、彼は犯人と合間見えなければならないのかもしれない。
2014-03-26 13:11:51@cw_now 彼は犯人の食い散らかしを思い出し、はあと溜め息をついた。 ――次に奴に出会ったら、食事のマナーから教えねばなるまい。餌の一番美味い場所すら知らないとは。それとも味覚の違いだろうか……。(了)
2014-03-26 13:14:20何か「人喰いには人喰いを」みたいな感覚で、カニバリストなPCをぶつけたらしい(悪趣味!)
_6「ちなみに生き血と内臓が美味いんだぜ」
_4「そんなこと聞いてない!」