【超大作不謹慎系近未来SF大活劇】帰ってきたMr.モリグチ

前作から1年半、あのMr.モリグチがMs.オボカタとして帰ってきた!
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oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

※77が抜けているのも仕様です。

2014-03-26 20:46:51
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78)そのとき、「うおおおお」と叫びながら、耳栓をしたMr.サムラゴーチが走ってくる。 救急隊の人「Mr.サムラゴーチ! どうする気ですか!」 Mr.サムラゴーチ「俺だって耳栓してれば聞こえん! 俺だってほんのちょっとなら弾ける! デタラメ手話で混乱している隙に……!」

2014-03-25 01:33:20
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79)Mr.サムラゴーチ、ピアノを弾く。 Mr.サムラゴーチ「やっぱ素人にはむずい! だが、弾く!」 宇宙怪獣ファンウソック「グガアアア!!」 自衛隊の人たち「演奏が下手で消滅には程遠いようだが、多少は効いているようだ!」

2014-03-25 01:34:06
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80)Dr.ヤマナカたち、耳栓をして到着する。 Dr.ヤマナカ「iPA細胞を改造して宇宙怪獣ファンウソックを攻撃する宇宙怪獣ファンウソックキラー細胞を作りました」 自衛隊の人「すばらしい。早速宇宙怪獣ファンウソックに撃ち込みましょう!」

2014-03-25 01:34:43
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81)Mr.サムラゴーチの破壊音楽、南アフリカ人男性のインチキ手話、Dr.ヤマナカの宇宙怪獣ファンウソックキラー細胞という全ての攻撃が宇宙怪獣ファンウソックに向かう!

2014-03-25 01:35:11
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82)宇宙怪獣ファンウソック「ぐおおおおお! 折角復活したのにいいいいいい!」 一同「お前喋れたのかよ!」 宇宙怪獣ファンウソック、サラサラと粉になって消えていく。

2014-03-25 01:35:45
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83)その頃。都内の某ビルの屋上。ヘリコプターが停まっている。2人の人物が屋上に出てくる。それを待ち受けるDr.ガードン。 Dr.ガードン「どこへ行かれるおつもりで? ……Dr.バカンダラ、Dr.ササイ!」

2014-03-25 01:36:51
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84)Dr.バカンダラ「どこへ? アメリカへ帰るんですよ。P細胞の問題が心配になって日本に来てみたが、結局Ms.オボカタがMr.モリグチに操られた結果だった。真相が分かればもう日本に用はありません」 Dr.ササイ「私は彼を途中まで見送るだけです」

2014-03-25 01:37:22
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85)Dr.バカンダラたち、一歩ずつDr.ガードンに歩み寄る。Dr.ガードン、両手を広げて行く手を塞ぐ。

2014-03-25 01:37:55
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86)Dr.ガードン「Mr.モリグチに操られた結果? 馬鹿な。私は前回の事件でMr.モリグチがどんな人物か知っています。今回彼が欺いたのは世界最高の学術誌『ネイチャン』ですよ。前回彼が欺いたヨミウリ・タイムズとは訳が違う」

2014-03-25 01:38:59
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87)Dr.ガードン「Mr.モリグチ程度の小物にそんなことができるわけありません。裏で糸を引いている人物がいるはずです。そう、Dr.バカンダラ、Dr.ササイ、あなたたちだ!」 Dr.ササイ「残念ながらその推理はただの憶測だ。どいていただこう」 Dr.ガードン、首を横に振る。

2014-03-25 01:40:09
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88)Dr.バカンダラ「通さないというなら仕方がない。やれ」 物陰から数十匹の肌色の小動物が現われ、Dr.ガードンを襲う。――ネズミだ。しかも、背中に人間の耳や目、口、鼻などが生えた、異形のネズミ。

2014-03-25 01:41:12
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89)Dr.ガードン「なっ!? クソッ!」 Dr.ガードンは慌ててかばんでネズミを払いのけるが、次々に襲い来る。建物の中に逃げ込み、ドアを閉める。

2014-03-25 01:42:43
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90)「ガリガリガリ……!」 ドアをネズミたちが引っかく音に、 「ブロロロロロ……」 ――ヘリコプターの音が交じる。 Dr.ガードン「逃げられた……か」

2014-03-25 01:44:00
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91)Dr.バカンダラはヘリコプターに乗って去っていった。 ヘリコプターの中。 Dr.バカンダラ「『Mr.モリグチ程度の小物に『ネイチャン』が欺けるわけがない』『裏で糸を引いている人物がいるはず』か……」

2014-03-25 01:46:08
oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

92)Dr.ササイ「確かにDr.ガードンの言うとおりだ。そしてこの状況下で最も怪しいのが私たちだという彼の推理ももっともだ……しかし……一体誰なんだ? この捏造事件の本当の黒幕は」 Dr.バカンダラ「ああ……」

2014-03-25 01:48:19
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93)――再びDr.ヤマナカたち。Dr.ヤマナカ、Ms.オボカタを抱える。 Dr.ヤマナカ「Ms.オボカタ! 聞こえるか!?」 Ms.オボカタ「ん……っ」 Dr.ヤマナカ「よかった! 目が覚めたようだね」

2014-03-25 01:49:55
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94)Ms.オボカタ「Dr.ヤマナカ……! ふえええええん! 怖かったああ! Mr.モリグチに体を乗っ取られて……!」 Ms.オボカタ、Dr.ヤマナカの胸に顔をうずめて泣きじゃくる。

2014-03-25 01:50:14
oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

95)Dr.ヤマナカ「つらかったろう。もう大丈夫だ。Mr.モリグチは宇宙怪獣ファンウソックとともに消滅した。もう戻ってはこないだろう。立てるかい?」 Ms.オボカタ「はい……」 Ms.オボカタ、Dr.ヤマナカに支えられてよろよろと立ち上がり、歩き出す。

2014-03-25 01:51:09
oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

96)そして、ニヤリと不敵な笑みを浮かべる。

2014-03-25 01:51:19
oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

97)Ms.オボカタ(ククク、計算通り! 自分を霊媒にしてMr.モリグチを呼び出したのも、Mr.モリグチごときにはできない高度な捏造ができるように影で導いたのも私の仕業……)

2014-03-25 01:51:41
oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

98)Ms.オボカタ(Dr.ヤマナカも世間も、一見ただの若い女の子の私が捏造の首謀者とは誰も思わず、全てはMr.モリグチの仕業として葬り去られ、そうとも知らずに逆に私を心配してくれるって寸法よw)

2014-03-25 01:52:04
oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

99)Ms.オボカタ(さーて、リケジョの星Ms.オボカタ、これからもバリバリ捏造しちゃうぞ~っ☆)

2014-03-25 01:52:13
oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN @nkmr_aki

【超大作不謹慎系近未来SF大活劇】 _人人人人人人人人人人人人_ > 帰ってきたMr.モリグチ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ (終)

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