2013年コミック10選。

2013年に購入した新刊コミックスから10冊選んだ纏めです。
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テリー・ライス @terry_rice88

朔ユキ蔵「お慕い申し上げます」 ジャンプ改連載。僧侶と走らなくなってしまった女性マラソンランナーの俗世と自らの存在を向き合う悶々ストーリー。13年の漫画の中じゃ、これの4巻の展開にガツンとかなづちでぶっ叩かれた位の衝撃を食らった作品。命と向き合うこととは仏門を通じって語られている

2014-03-30 14:33:30
テリー・ライス @terry_rice88

ココまで大鉈を振るって物語の引きを強くしたの挙句、今年(14年)にでた最新刊で更にエラいことになってどうなるんよ、これという。ときたま女性作家さんの描く鋭く容赦ない展開にはいつも痺れている。昨年はこれもそうだけど、ドラマの上手い女性作家さんの展開がどれも容赦なかったなあと。

2014-03-30 14:36:23
テリー・ライス @terry_rice88

鈴木理華「タブロウゲート」月刊プリンセス連載。茅田砂胡作品のイラストでも有名な作家さんの連載作品。タロットカードが題材というとCLAMPの「CCさくら」が有名すぎるけど、自分はこっちの方が好きだなあ。前々から気になっていたけどようやく購入して、昨年出た最新刊がとてもよかったので。

2014-03-30 14:39:59
テリー・ライス @terry_rice88

タロットカードがそれぞれキャラとして顕現するんだけど、使役する召還者によって、同じモチーフでもキャラクターの性格がそれぞれ異なるというのが本作の最大のミソ。その辺りのストーリーやミステリが複雑に絡んで人間ドラマとして面白いのはジョジョラーらしい(?)作者さんならではかw

2014-03-30 14:43:21
テリー・ライス @terry_rice88

森繁拓真「学園恋獄ゾンビメイト」 別冊ヤングマガジン連載。私的2013年ベスト単行本化作品。雑誌連載から10年の時を経て、発刊された傑作。「阿鼻叫喚ゾンビ系学園ラブコメ」というトンでもない題材をブチかまして、インパクトを与えてくれた。正直「となりの関くん」需要様々なんだけどもw

2014-03-30 14:51:24
テリー・ライス @terry_rice88

未だに森繁拓真の中じゃ、完成度の高い作品だと思ってる。この後、少年チャンピオンで「アイホシモドキ」を連載して、フラッパーに移り「となりの関くん」でヒットかますわけだけどマイルドになりすぎてる嫌いがあるので、もっとソリッドなのもいつかまた読みたいなあと思ってます。

2014-03-30 14:55:08
テリー・ライス @terry_rice88

kashimir 「てるみな」 新世紀の吾妻ひでお。そういっても過言じゃないくらい、幻想と美少女に満ち満ちた作品。現代に似てるけど、やっぱりどこか違ってる「ここじゃないどこか」の鉄道を猫耳少女が乗り継ぎ旅する幻想コミック。なんか生暖かい生身の体温が残る気持ち悪さもいい。

2014-03-30 15:00:51
テリー・ライス @terry_rice88

狂気とエロティシズムとフェティッシュと生臭さと、萌えとシュルレアリズム全てごっちゃになって、強烈なカオスになっているのにも拘らず、おっさんのバーコードの禿が実はカツラだったみないな諧謔的なギャグで成り立っており、奇跡的なバランスを構築した文字通り頭のおかしい作品である(褒め言葉)

2014-03-30 15:27:09
テリー・ライス @terry_rice88

というわけで以上、2013年漫画十選でした。次点はるなつー「女子のてにをは」二ノ宮ヒカルの「あまい囁き」。古本では本秀康の「ワイルドマウンテン」が非常に素晴らしかったです。どうもありがとうございました。

2014-03-30 15:39:26
あまい囁き

二宮 ひかる