82 電王戦

電王戦面白い!人間とコンピュータが共に将棋というゲームを解析する場として見ると、なかなかにSFチックで堪らない。これは勝負であって勝負でないのです。 ただし、このゲームには賞味期限があるんです。 美味しいうちに一番美味しいものを食べたい。これって当たり前の欲望ですよね
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はにわ @haniwa0705

①興味はあったものの見れてなかったコンテンツをようやく見ることができた。電王戦。今回は3回目になるそうだ。その第四局。棋士の名前は既に忘れてしまったが、聞いたことある名前のベテランさんだった

2014-04-08 12:50:59
はにわ @haniwa0705

②第一回はこれまたど忘れしてしまったが、先日亡くなられた将棋界の重鎮との一番勝負だったように記憶している。色恋沙汰で一悶着あったが将棋界を元気にする人だった。その人の最後の仕事が電王戦だったと思うと納得である。ツイッターもお茶目で人柄が偲ばれる

2014-04-08 12:53:57
はにわ @haniwa0705

③プロ棋士がコンピュータと指す。ある意味背徳感のあるイベントである。しかも、チェスは既に決着が着いている。20年ほど前であったか。当時の世界チャンピオンがコンピュータに負けた。衝撃的な事実ではあったが、相手の駒を利用できる極めて選択肢の広い将棋はまだまだ大丈夫と高を括っていた

2014-04-08 12:57:16
はにわ @haniwa0705

④正直なところ私の認識はそこからさほど変わってはいなかった。電王戦といったってどうせプロになりたての新人とかが対戦してるんでしょ?プロ棋士なんて羽生しか知らないよ。そんなこんなで二回目の電王戦は一切見ぬまま通り過ぎていったのだった

2014-04-08 12:59:03
はにわ @haniwa0705

⑤しかし、調べてみたらびっくり。大将はなんとA級棋士である。A級といえばそのリーグで優勝すれば名人挑戦権を得るという最高位の10人。これは間違いなくトップ棋士である。タイトルホルダーが日程上出場が難しいことを考えれば可能な限り強い棋士が出場していることになる

2014-04-08 13:02:01
はにわ @haniwa0705

⑥この電王戦。やはり最も気になるのはそのポジショニングである。プロ棋士はプロ同士の対局をすることで所得を得る職業である。もちろん電王戦に出場することで対局料を得られるが、あくまで臨時収入である。タイトルホルダーが出場できないのは仕方ないことなのである。現を抜かすというやつである

2014-04-08 13:05:17
はにわ @haniwa0705

⑦しかし、ここで見る側の勝手な理屈を展開したい。現を抜かして何が悪い、である。コンピュータと対戦しようが将棋は将棋である。しかも相手はA級騎士さえ捻り潰してしまうとんでもない強豪である。この相手に人間の中で最も強い相手が対戦せずして誰が対戦するの?とは無理を承知で言いたい

2014-04-08 13:07:51
はにわ @haniwa0705

⑧羽生三冠であったり名人、竜王であったりがボナンザと対戦するところが見たいというのがリスナーの本音なのである。A級騎士が出るだけでもすごいこと、だと言った後であれあえて言いたいのである。一年間タイトルが休止してもいいのか?という問いかけにも一年くらいいいじゃない、と言いたくなる

2014-04-08 13:10:48
はにわ @haniwa0705

⑨だってもう今しかないのである。おそらく五年も経てば絶対人間はコンピュータに歯が立たなくなっている。イーブンで電王戦が楽しめるのは来年が最後かも知れない。それなら思い切った手を打ち視聴者が最も見たい対戦を組むことは大衆娯楽の使命なのではないだろうか?

2014-04-08 13:13:42