- takasugataiki
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ホブゴブリン
ホブゴブリンを飲んだ。そういう名前のビールなのだ。ファンタジー好きとしては、胸踊らざるをえない。味は、なかなかの苦さ。この名前で甘いビールだったら嘘だろう。「インドの青鬼」が柑橘類の苦味だったのに比べ、こちらはどこかコーヒー臭い。瓶から口を離した時に引いていく後味のせいだろうか。
2014-06-06 21:12:09そう、今回は瓶ビールなのです。瓶の口から覗くと、きめ細かい泡が確認できる。これはエールビールの特徴だ。この名前でラガービールだったら、やはり嘘になる。喉の奥へと去っていく時に舌の中央に滞留する苦味は、嫌味がなく、強い割にすっきり飲める。がっしりしたダークエールといった印象。
2014-06-06 21:22:03ハードコアインペリアルIPA
「ハードコアインペリアルIPA」を飲む。まるで自動拳銃のカスタムモデルのような名前だが、れっきとしたビールである。かなりの苦みとフルーティ感は、インドの青鬼と同系統。そう、つまり、こいつもインディア・ペールエールだ。
2014-06-23 16:15:23度数は9.2%で青鬼の更に上を行く。にもかかわらず、微かに舌先に甘味がくるのは、不思議な感覚だ。その甘味が、舌先を転がって、喉元に到達する頃には、柑橘系の苦みに変じている。後味はそんなに長くなく、飲みきった後はすっと終わる。その切れ味の良さがまた、ハードコアの名にふさわしい。
2014-06-23 16:19:38ちょっとググってみたところ、この「ハードコアインペリアルIPA」、海外のビアマニア評価サイトで驚愕の99点を叩きだしたらしい。確かに、こいつなら頷ける。どんなシチュエーションで飲んでも、こいつなら外れることはないだろう。それはバーの片隅でもいいし、デスクで独り過ごす夜でもいい。
2014-06-23 16:24:01オールドクラフティヘン
オールドクラフティヘンを飲む。透明なボトルに入った琥珀色の液体がまるでウイスキーのような、ブリティッシュエールビールである。ウイスキーかのごとき体裁をとっている理由は、ググってすぐにわかった。このビールは、オーク樽で熟成しているらしい。ウイスキーっぽい外観は、そのためだろう。
2014-06-28 20:40:08ビターエールのようだけど、僕は、むしろ飲み口は甘く感じた。6.5%のアルコールを感じさせない。後味もしつこくなく、何杯でもいけそうだ。この感覚は何だろう。何の個性も感じさせないのに、ただ「美味い」だけがそこに転がっているかんじ。調整されたそっけなさ。見事な調和だ。
2014-06-28 20:46:37これは、初めてエールビールを飲む人にもオススメしたい逸品。かつ、最後に戻ってくる場所にもなりえそうだ。ここからドイツやベルギーのエールビールに飛んで、再びイギリス系のペールエールの洗礼を浴びた後、三度目にここに帰ってきてほしい。おそらく、それは幸せな国際旅行になるだろう。
2014-06-28 20:53:44