坂本龍一のライブをUST (http://bit.ly/c3ylj3 ) で聞きながら、古代の想像についての連続ツイート(1):古代を想像するのは楽しい。しかし、ごく限られた資料から古代のある様相を構築しようとする時、身悶えするようなもどかしさに苛まれる時がある。
2010-11-02 13:23:32(2)私が発掘しているピラミッド・タウンの「邸宅1」と名付けられた400メートル平米の住居では、その遺構に残されたものは僅かしかない。建物自体も場所によっては数センチ、数ミリしか残っていない。
2010-11-02 13:23:35(3)その中での推定は、人で例えるのであれば、足下が僅かに見える状態で、その人物の体格、容姿、年齢、性別、果てはその職種までも推定しようとする時に感じるもどかしさだ。
2010-11-02 13:23:53(4)学術的な報告書は「描写的な叙述」と言われる。私達はそこにささやかな想像を入れる。しかし、それですら本当に彼、彼女はこんな人だったんだろうか・・・と常に疑問がつきまとう。しかし、それが今度は引用され、引用され、引用されるうちに、本のなか事実となり、一人歩きを始める。
2010-11-02 13:23:59(5)なにか引用されるかは、その時代が決める。考古学者も「時代の子」だ。その圧倒的な力の奔流に流されながら、その流れの始まりと行き着く先を見据えようとしている。
2010-11-02 13:24:01(6)正に、以前、教えて頂いたゴーギャンの「われわれは何者なのか?われわれはどこから来たのか?われわれはどこへ行くのか?」だ。
2010-11-02 13:24:40このたとえ、すごいです……。 RT @yukinegy (ごく限られた資料から古代のある様相を構築することは)足下が僅かに見える状態で、その人物の体格、容姿、年齢、性別、果てはその職種までも推定しようとする
2010-11-02 13:28:50それが、ロマンを追い求めること。 RT @ayameyuuki このたとえ、すごいです……。 RT @yukinegy (ごく限られた資料から古代のある様相を構築することは)足下が僅かに見える状態で、その人物の体格、容姿、年齢、性別、果てはその職種までも推定しようとする
2010-11-02 18:47:06